『むくどりの夢のかあさん白い鳥 さめて見る かれ葉の上の白い雪』
我が郷土の童話作家 「故 浜田広介」のむくどりの夢の一節です。http://www.takahata.or.jp/user/hirosuke/
孤児となった「むくどりの子」が、木の洞(ホラ)で母を夢見たお話。
広介先生の手にかかると、総ての生き物が「愛と善意」の化身となってしまいます。
大人が読んでも含蓄のある童話であり、親から子への読み聞かせを意識されており、
韻(音)を大切にされた作家であると思います。
むくどりの今年の初夢は、何を見たのでしょうか?
さて、凡人には、これがまた辛い。
我が在所では、むくどりを「モグ(モズではありません。)」と呼びますが、
これが、集団で悪さをします。
「さくらんぼ」に「ぶどう」 一旦、目を着けられると、被害は甚大です。
「コラ、すずめ、すんずめぇ。(死んじまえ)」といった塩梅です。
収穫期には、人とモグの知恵比べが繰り広げられますが、
さすがに、モグも生活かかっておりますので、勇気をもって挑戦してきます。
最近は、カラスも参戦するようになりました。
「自然と人間との共生。」言葉の響きは、耳にやさしいのですが、
金にならない生態学(基礎研究)は、今も昔も軽んじられる傾向にあり、
当分の間、手榴弾(バクチク)やロケット砲(ロケット花火)、爆音機による
戦闘が続くことでしょう。
停戦協定に導くためにも、もう少し、その生態を研究する必要があるようです。