昨日1月15日は、小正月。「子持ちの歳とり」などとも言って、女の正月です。
今の世の中、女の正月だの男だのと言っていたら、セクハラと言われそうですが…。
山形では、だんごの木(ミズキ)にモチや「ふな煎餅」を飾って、
文字通り『だんごの木』を室内に飾る風習があります。
我が家では、長女が生まれた翌年にじいちゃんの還暦のお祝いも兼ねて飾った
記憶があるのですが、それからは飾っておりません。
そんなある日、丁度、ハイハイを始めた娘のおむつを交換していた妻が
叫び声を上げました。「ぎゃ~。おとうさん~、緑色のオシッコしてる~。」
色の濃いオシッコや赤い血尿ならまだしも、緑色のオシッコ?
そんな色のオシッコ、育児書には載ってないもの。
ハイハイを始めた娘が、だんごの木から落ちた「ふな煎餅」を食べたのが
原因と判るまで、少々時間がかかりました。
妻は、狂気の雄たけびを上げるし、病院へ連れて行くか悩んだのですが、
その時、ポトリとだんごの木のふな煎餅が落ちて畳の上に…。
ウエハースのような、薄い着色された煎餅の色素が分解されずにオシッコ
として排出されたのです。
こんな話を持ち出すと、成人した娘はきっと怒るだろうなぁ。
雪が織りなす偶然の産物と言うべきか、
丁度、だんごの木のモチように、雪が枝についていました。