サルスベリの花言葉は「雄弁」なんですと
昨日の夕方、『オジSUNず』の3人は、テレビに釘付けとなりました。酒飲みオヤジのバカ話が主で、政治の話などすることはほとんど無い『オジSUNず』でありますが、「安倍首相談話」は気にかかる。「侵略」「お詫び」という文言を官邸付きの官僚は、どう盛り込むのかに興味が集まります。首相の言葉よりも先にテロップが流れる…記者クラブには事前に談話内容が配信されていたようでありますが、某民放テレビ局は談話の最中にCMを入れるという英断を行いました。地方はのどかであります。首相の談話が終わるや否や地方局の地元番組に切り替わる。まぁ、そのお陰で「今の談話をどう思う?」とさり気なくオジさんたちの勝手な解釈が始まったのでありますが^^;
「私たちは、経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。」…ふ~ん、だからTPPは強力に推進するんだね!
「私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。…積極的平和主義の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。」…ふ~ん、だからアメリカを中心とする世界の秩序に挑戦する者たちには、後方支援を行わなければいけないんだ。
「恨めしやぁ~晋三どの~。」四谷怪談ではありません!
「長鞭馬腹に及ばず。」とか…数の力を背景に強気になっても、このところの支持率の低下と諸外国の懸念(アメリカのアドバイスが効いているかも^^;)言葉を重ねても、決して謝罪なんかしていない。意外に自己主張をオブラートに包んだ上手な談話に仕上がっている。やっぱり官邸付きの官僚の作文力は素晴らしい。
無責任なオジさんたちは、こんな調子で盛り上がるのであります。土豪の中で泣き叫ぶ赤子の口を乳房に押し付けて殺さなければいけなかった母親の心情にどう応えるのですか?肉体的にも精神的にも苦痛と恐怖を味わった女性を理解出来ているのでしょうか?
作られた文面を読み上げ、人の謝罪の言葉を借りてお茶を濁す。「永劫の哀悼の誠」とは口先から出る誠なのか?
今は亡き我が家の古老が庭に植えたサルスベリは、毎年雪で枝折れし大きくなりません。しかし、毎年花を咲かせてくれます。「平和への誓い」とは一人ひとりの心の中に、小さくても良いから持ち続けるべきものと考えます。アイスクリーム闘争と揶揄されたとしても、原爆投下の日と終戦記念日だけは、平和を考える日本人で有り続けたい。
サルスベリには「雄弁」という花言葉もありますが、もうひとつ「不用意」という花言葉もあります。くれぐれも安倍さん、周囲の仲間が滑らないように用心くださいませ。