若狭湾…スマホの機能も少しずつ理解した^^;
『山陰地方断捨離の旅』も本日が最終日であります。(旅の目的がドンドン変わっていく^^;)昨日は、我が家の菩提寺「耕福寺(曹洞宗)」の大本山である「永平寺」を参拝し、金沢市内を散策したいと思っていた。どちらも一度か二度経験しているのですが…やはり、山形県からは遠い。団体旅行で速足で回るから、同伴者に気兼ねしてもう少しだけゆっくり眺めたいということが出来なかったもの。
無明なる『おやじぃ』は誓いをたてました^^;
さて、我が生涯において『道』を説いてくれた僧侶は、上杉藩菩提寺「林泉寺」の老僧と中学校の校長であった三浦先生だけである。したがって、全国の曹洞宗若手僧侶の『教場』である「永平寺」を訪れたところで「仏法」に触れることなど出来ないことは分かっているのだけれど、自信(自身)の無い自分自身に何がしかの「矜持」を与えてくれるかも知れない…そして、帰りしなに「誓い」を見つけて、なるほどと思い、また永平寺幹部と思わしき僧侶が、黒塗りのアルファードのハイヤーで、若手僧侶の手荷物係を従えて帰院した姿にまたなるほどと納得する^^;
永平寺と「種田山頭火」…知らんかった^^;
この句自体は、永平寺で詠まれた句ではないようである。この句碑の裏面に「てふてふ ひらひら いらかをこえた」という有名な句が刻まれており、山頭火が永平寺に宿泊した7日間の中で詠まれた句であるらしい。型に囚われない自由律詩の「山頭火」が好き…いや違う、世俗にまみれた山頭火が、『弱々しい蝶々を見て、永平寺の法堂(はっとう)の甍を越えていく』…チョウを山頭火や我が身、人間に例えるならば、もがき苦しむ自分が、遂には「法堂(仏法を説くところ)」を越えていくのである。そんな解説を別に読んで、今頃、句の重みにハタと膝を打ちましたよ(笑)
この句碑を画像に残していたら、後から来たオバちゃん二人連れが「ありがとうございます。」なんて声を掛けてくれた…「はぁ?」「私たちボーッとして生きているから、他人が写真を撮っているところを眺めて、こういうところがあるんだと初めて気づくんです。」ですと…むしろ、新しい気づきを与えてくださいましたよ。(このオバちゃん、もしかしたら観音様の変化された姿かも…なぁ訳はない。)「こちらの面、また、裏側にも句が刻んでありますよ。むしろ構図はこちらの方が良いかも?」…気づけば、本日、初めての人との会話でありますよ^^;
これが『ホンモノ』の海鮮丼です^^;
ああ、この旅『断捨離』が、『湯めぐりツアー』になってきた。永平寺にも「道の駅」がありまして、温泉施設を利用させていただきました…結果、道路工事渋滞で、次なる目的地である金沢市内「近江町市場」へは遅くなってしまいましたが、日本料理店には間に合いました^^;
「海鮮丼とノンアルをひとつ…」本日2回目の人との会話は若いお姉さんだった^^;
友人『ノロ社長』に早速画像を送信し「これがホンモノの海鮮丼です。」と報告した^^; 何たって「蟹」が甘い…観光市場の『カニ』はショッパイし、「カニ缶」で十分対応できる『カニ』である。お財布の中身を確認してから「エビと茸のかき揚げ」「蟹のみぞれだし巻き」を立て続けに注文しましたよ。美味しくいただいて、最後に『みだらな』助平心が湧いてきて、会計の段になってから、先ほどの若いお姉さんに声を掛けた。「ごちそうさまでした。美味しかったです。ところで、小声で文句をひとつ言っていい?」怪訝な顔をする彼女に勇気を出して言った「オラだけ、おしぼり貰えなかったけど…」ああ、まだ物欲から逃れられない(笑)
最後は、金沢駅のモニュメントを眺めて終了!
はてさて、『木材と現代建築の融合(知らんけど^^;)』…北陸新幹線が開業し、この「鼓門」が完成したのが2015年とのことである。前回は地元の「生産組合」の旅行で運転手を務め、完成したての「門」を見てみたかったのだけれど、そこはそれ、皆さんの興味はそんなところにはないから見れずじまい。念願を果たすには9年の月日が経ってしまったことになる^^;
本日のお題『二度と来るか、二度来るか』…「と」の一文字が加わっただけで、まったく違った意味合いになる。世の中、製造業が振るわずにやれインバウンドだの観光立国、観光立県などと叫ばれておりますが、絵はがきと同じような写真を撮って「行ったことがある。」などと自慢気に語る。多くの場合、観光客の『お財布の中身』が目当てだから、その場限りのお付き合い。『二度と来るか』にならない対応が必要かと…人の興味は色々なところにある。「何もない。」のではなく『そこに有るモノ』を実は地元民は見逃しているのかも知れないねぇ。今朝は、まともなこと言っていませんか(笑)