その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

生活が掛かった『詰め』の甘さ^^;

2024-10-30 06:05:21 | 巡礼

何とか「晩酌会」に間に合った「おみ漬け」^^;

 「山形青菜」の間引き菜を刻み、3%の塩で揉んでひと晩置いて、良い塩梅に水が出ました。これを軽く流水で塩気を流し、硬く絞って青臭さを除く。間引きダイコンを銀杏切りにして、ひと塩。屑ニンジンは今回、ピラーで千切り状にして、彩りに今が旬の黄菊を散らす。さて、問題はだし汁…二日前に米を届けた従姉から、お礼に「昆布だし」をいただいたので、これに砂糖を合わせて軽く浸るくらいの分量を…困った!砂糖の分量が分からない。ダイコンからも水が出るし、青菜1kgなら100g程度ではと目分量…あとは、青菜や野菜に出汁醤油がなじむのを待つだけ。夕刻、摘まんで試食してみたら、呑兵衛には「甘ごい(甘い)」…『おやじぃ』の仕事はいつも『詰めが甘い』のである(笑)
 さっそく、恒例の『晩酌会』に持参して、今期の初物をいただく。いつもゴチになっている友人『ノロ社長』に差し入れし、残りは朝ご飯のお伴にどうぞ^^; 『おやじぃ』が甘いと感じた「おみ漬け」の家族の評価は「こんなもんでしょう。」ですと…我がお袋が漬けた「おみ漬け」は、もっとしょっぱかったという記憶なのだけれど、今はそんなものなのかい?
 山形県民は「青菜漬け」「おみ漬け」が好きである…『おやじぃ』が、今回試作してみたのは、『節のモノ』としての「山形青菜」は売れると言う確信はあるのだけれど、「おみ漬け用」にと店頭に出す場合、どれだけの分量で包装すればお客様に満足いただけるかを知りたかったから…「青菜漬け用」であれば、ひと束4kgである。(未だに「尺貫法」が生きているのかねぇ^^;)一般家庭なら500gもあれば十分かも知れない。しかし、お年寄り用なら1kgあたりが適量かなぁ(笑)


「ブログ」を書きながらコーヒーブレイク^^;

 さて、『おやじぃ』の思惑通り、直売所に出した「間引き青菜」は売れた。ハクサイもネギも売れた。価格が高騰している長男『ポン太郎くん』担当のきゅうりも瞬く間に売れる。(だって、貴女、体裁のよい規格外と加工調理用のCF級きゅうりが5本で150円ですもの^^; 市場価格と同じ値段だものお安いのよ。)もう一方の直売所では、名人の作るきゅうりが5本で300円…スーパー売りのきゅうりが350円超だから、これでも安いのだが、少々規格選別が甘いような気がする。(直売所の取引は、生産者とお客さんの『合意取引』だから、それでも良いのかも知れないけれど…)
 はてさて、従姉に頼まれて友人『トシパン』から分けてもらった新米「はえぬき」の値段が、精米代、袋代、消費税込みで10kg3,000円であった。従姉は前日にスーパーで米代金を確認したらしく、『おやじぃ』の計算違い、勘違いではないかと低価格をいぶかったのでありますよ。集荷業者の倉庫料(保管料)に運賃、儲けが加算され、卸業者の倉庫料、運賃、儲けが加算され、小売店(スーパー)の儲けが加算された結果が、今の新米値段であり、農家の手元を離れるときは、こんな値段なんよ、と事の次第を説明する。友人『トシパン』だって、スーパー値段を知らない訳ではないし、ほぼスーパー値段で小売りする農家さんだってありますよ。それぞれが『生きる(生活する)』ために、思い思いの値段を付けているだけである。(高いと感じ取られてしまえば売れないだけである。)『トシパン』もまた、お得意さんを抱えているから、安定して買い求めていただける値段に設定していると胸を張り、「だから金溜まんねぇんだよ。」と笑う。『おやじぃ』もまた、市場値段を知っているだけに、バカ高い値段を付けられないだけの話である。これまた『詰め』が甘いのかねぇ…いいのよ、『社会貢献活動』の一環だから。その前に生活が…そんときゃ~誰かに助けてもらうわ(笑)

コメント
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