その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

捨てきれず 踏み切れず…

2025-02-15 08:24:29 | 巡礼

紋別市では「流氷接岸初日」の報が…

 三日がかりで除いた雪が、ひと晩の雪でまた元通りに…いいねぇ、今年は仕事にあぶれなくて。(これがお金に替われば言うことないのだけれど、ほとんどボランティア作業であります^^;)ついに、お隣のジィさんも雪をかき集めただけで放置(そうして置けと言ったのは『おやじぃ』である。)除雪機械で雪を飛ばし終えたところで家から出て来て、謝礼に缶ビールをいただいた^^;
 聞けば、低血糖の影響で昨日も動けなくなったとか?近所の『あらい(強い)』バァさんは、息子の言うことも聞かずに屋根に上って滑り落ち、骨折してしまったようである。そろそろ限界だわなぁ…一方、若い衆たちは勤めに行くことが最優先課題だから、車周りの雪を片付け出勤していく。家に残った年寄りたちだけが、疲れ果てていくんだわ(笑)
 雨から雪の予報を信じ、前日に屋根の雪下ろしをしていて良かったわ…本日は役場で、「農業センサス」の検収日であるから、昼ご飯もそこそこに出掛けようとした刹那、独居老人宅の作業小屋の屋根雪がすべて落ちて道路を塞いでしまいましたよ。軽自動車一台なら何とか通れそうだから、検収を優先したのだけれど、まぁ、担当者がおしゃべり好きそうなご婦人(臨時のお姉さん)でありまして、へらへらしゃべりまくるから「すいません!集落の道が雪で塞がって車が通れない状況なので、貴女とおしゃべりしている暇は無いんです。」と言い放ってやったわ(笑)


「餡」のからみも良い塩梅…上達した?

 はてさて、嫌われるのは分かっているけれど、検収作業は15分で切り上げていただいて、道路を塞いだ雪をどう処分するか考えた。水路に入りきる量ではないし、堆雪場も満載状態…仕方が無いので、トラクターショベルで雪を掻き出し、除雪機で彼女の庭に飛ばすことにした。昨年までは道路の雪を飛ばしていたのだけれど、他人のために花壇を雪捨て場に提供していることもあるまいと、今年は雪を飛ばさずに正解でしたわ。長男『ポン太郎くん』には、ハウス周りの雪片付けをお願いしたいところだけれど、『おやじぃ』独りでトラクターと除雪機を交互に操作していたのではいつ終わるのか分からない。『おやじぃ』がトラクターで押し、『ポン太郎くん』が除雪機で飛ばすという作業を繰り返し、約1時間強で何とか作業を終えましたけれど…途中、一番末端の家の娘が帰って来て、作業する親子に一瞥もくれずに、通れることが当たり前のような顔で車で通り過ぎていきましたけれどね。放置したらバアさんに苦情を言ってくるだろうから、やってあげるしかないのだよ。


見事開通!お礼は施設で配られたチョコ^^;

 はてさて、町(福祉協議会)からは、除雪ボランティアとして数千円の謝礼がいただける。(内、彼女の負担は3,000円)当然、屋根の雪下ろし作業は対象外であります。昨日「お礼は年金が出るまで待って。」と彼女が言うから「いつの年金や?(ですか?)」と聞き返したら「五年後」ですと…「まだ、五年も生き続けるつもりかい?(彼女はもう死んでも良いといつも言い続けているのでね^^;)」と悪態をついて、さらに「なら、〇✕(娘の名前)に言って、香典から代金を貰うから良いわ。」と言い放ったばかりの今回の屋根からの落雪でありますよ(笑)
 確か「流氷」という題名の演歌があったような気がする。北海道紋別市の「流氷接岸初日」のニュースを観て、突然思い出したのだけれど、どうやら阿久悠さん作詞で、石川さゆりさんが歌った曲のようである。「捨てきれず 踏み切れず 流れのままに過ぎて~♪」知らないなぁ、記憶に無いわこの歌詞…売れなかったんだろうねぇ。「流氷」は観光資源としてお金になるけれど、屋根の「流雪」はジャマなだけで売れないわなぁ。歌のサビ…「寒い あなた 寒い 今のままでは凍えます~♪」…阿久悠大先生も手抜きをした曲のようである。『おやじぃ』の懐はもう凍えている(笑)


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