その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「食料安全保障」って何?

2025-02-24 06:54:13 | 巡礼

昨秋5kg当たり1,584円で手放したはずですが…

 あらまぁ、スーパー店頭では3,866円なのね^^;(全農のお米である。)つまり~『オラだの農協』なんぞに出荷しないで、自家販売のルートさえ確保できれば、同じ米が2.5倍で売れるのである。これなら農家の後継ぎ問題も解決するかも知れない。(『おやじぃ』はそんなことしないけれどね。)
 肥料や燃料費の高騰により農家所得を確保するためというもっともらしい理由を前面に出して、誰かがどこかで儲けているに違いないのである。農家が米を売り惜しみしている?バカ言っちゃいけないよ…「一昨年より1,000円(60kg当たり)ほど上がった。」と喜んで売り渡していたのが『おやじぃ』周辺の農家の親父たちである。その状況が変わり始めたのは「どこそこの業者は1俵〇✕の値で買い取るそうだ。」「いやいや✕△は19,000円だど!」なんて会話が終盤出始めたのである。これだって、予約数量(全農系列の前渡金対象の予約分)の数を減らして業者に持ち込んでも、ペナルティ(違約金)を取られるから、出せるのは超過米(予約数量外の米)、鼻から自己ルートで捌こうと思っている農家以外は、そんなに超過米を確保できる訳がないのである…「米が投機の対象になり始めている。」そんな予感を『おやじぃ』は感じ始めておりましたけれど…。

キャベツ(小)が420円…バカ高い!

 はてさて、『おやじぃ』は今さらながら「食料安全保障」という用語を考え始めたのであります。農水省の定義によれば「予想できないような要因によって食料の供給が影響を受けるような場合のために…中略…いざというときのために日頃から準備をしておくこと。」ということらしい。『おやじぃ』のイメージからすれば、ウクライナへのロシアの侵攻により小麦が入手困難になるような事態を想定していたのだけれど、余っているはずの米が『投機の対象』となって、値上がりするとは思いも寄らなかったわ^^; 政府が本気で米価を安定させようと思うのなら、全農に買い付けた分を放出させれば良いのである。そして、全農の倉庫に無くなったら「備蓄米」を全農に売り渡せば価格は押さえられるはずである。本来ならば、主食である「米」は十分備蓄されているから、『投機の対象』にはならないことを『転売ヤ―』に強烈に示す必要があったはずなのだけれどそれをやらなかった…米の値上がりを待っていたフシもある。つまり、このマネーゲームで儲けるのは誰?という問題など論議されていないのではないかなぁ…。


断続的に降り続く雪に雪雲の切れ間が…

 本来、国民に安定的に安全な食糧を届けるという「食料安全保障」を、生産者の生活を支えるという議論にすり替えられた感がある。組合の団体交渉のように「103万円の壁」を議論し、アピールするのもよろしいのですが、よくよく計算してみると2万円程度の減税は、米を始めとする食料品の値上がりで吹っ飛んでしまうのではないですかねぇ?昨日、お隣さんの蓄熱器を交換していた『街の電器屋さん』が「石破総理の言う『楽しい日本』で何だろう?」と言ってましたから「そりゃ~官僚とひとつまみのお金持ちが『楽しい日本』さね。昔から庶民は生かさず、殺さぬ程度の施策が良しとされているのだから…。」と言い放ってやったわさ^^; 1億総中流社会などとおだてられ、いつの間にかひとつまみのお金持ちと1億総下流社会になってしまっていることを覆い隠している。この国はね、目先のことしか考えず、失ってしまってから『大切なモノ』を思い出し、対策を練り始めるのよ…雪雲の合間から見えた「晴れ間」…明日には大雪も落ち着くはずだという「望み」があるから雪片付けをするんでしょうに…「希望」が無くなったらお仕舞だわさ。
潤沢な政治資金とやらで、料亭で情報交換をする方々に、庶民のかすかな「希望」を与えられるとは思えませんけれどねぇ(笑)


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