GWを無難に過ごしましたが、少々頑張りすぎて精神的にダウンしてしまいました^^;
出来ないものは出来ないと割り切れれば良いのですが(自分で言うのも変ですが)性格が出てしまうんですねぇ。目の前の仕事がきれいに終わっていないと気が済まない。これをやって、あれをやって…残念ながら自分で思い描いている作業が全然出来ていない。落ち込んでしまいます。
こんな時はどうするか?庭の草むしりの跡を見て、Oh!!!ここまで出来たじゃないか…などと、調子の良い時は自分を自分で褒めてあげるのですが、今年ばかりは、何でこれしか出来ないのだろうとマイナス方向に考えてしまう。
ある晩、我が家のオッカーザウルスに言いました。
「俺を褒めてくれ…。気分が細かく波打って、鬱と躁を行き来している…。」
妻から返って来た言葉は、「更年期じゃないの?」
Oh!!!男の更年期障害^^;
ちょいとブログを休んでいるうちに10日経ってしまいました。ボチボチ、また始めますか^^;
このところ、気持ちの高揚や落ち込みが交互にやって参ります。長い冬から解放されて新緑に心を躍らせ、遅々として進まない春作業に落ち込んでしまう毎日であります。所詮、ひとりで出来る範囲はこの程度なのだと割り切ってしまえば諦めもつくのでしょうが、生来の生真面目さ(自分で言うのも変ですが…)が、自分自身を許せない。そんな毎日であります。
さて、型は古いが時化(シケ)には強い、オヤジ譲りの「兄弟船」であったはずの「トラクター」の調子がおかしい。低速走行が出来ないため、耕運が出来ないと悩んだ末、近所の農機具店に修理を依頼することにしました。熟成30年物のトラクターですから交換部品も無いでしょうし、これは廃棄費用分だけ損をしてしまう結果ではなかろうか…などと落ち込みながら、本業の仕事が終わった夕刻、農機具店の修理工場まで約1Km走行させました。今時、なかなか聞くことの無くなったディーゼルエンジンの爆発音と各パーツのガシャガシャという騒々しい音に、すれ違う人は皆、振り返ります^^;
修理工場の駐車スペースにトラクターを置いて、妻に迎えの電話を入れた時、私の同級生が新型トラクターで目の前を通り過ぎます。手を振りますが、まさか私がトラクターを運転しているなどと思わない彼は、私には気付きません。声を掛けようとトラクターを降りたとき、ふと、サイドレバーに気付きました。「そうである。トラクターには副変速機能があったのだ・・・」
不具合の原因は、副変速レバーが高速走行に入ったままであったこと。何とトラクターの構造を良く知らないための勘違いであったことに気付いたのであります。バカバカしい・・・3日間、落ち込んだ原因は、レバー一本の操作ミス。まったく、農家一年生のやることはこんなものなのです・・・とほほ。
ゴールデン・ウイークもアッと言う間に終わってしまいました。帰省していた我が家の長男『ポン太郎』君も豪快な睡眠と食欲を見せ、臨時列車で帰って行きました^^;
近所のおばちゃん(おばあちゃん)たちは、紫外線対策に完全防備の体勢で畑の草と格闘しております。
よそ様のネコは、減反の荒地で野ネズミでも探しているのでしょうか?これまた臨戦体勢であります。あまり毛並みがよろしい飼い猫ではありませんが、当世の飼い猫ちゃんと違って、キャットフードで飼いならされていないようであります。エサを真剣に探す様子は、まだ、野性味を残しておりました。
荒地に降り立ったカラスもまた、何かを探している様子。しかし、彼らの場合は、半ば遊びであったり、エサ探しであったり、実にファンキーな行動を取ります。農作業に疲れて、友人T宅に訪問しますと、お母さんが大騒ぎ。何かと思いますと、シマヘビとカラス夫妻の決闘シーンに遭遇したとか・・・。カラスのご夫妻は、隣家の縁の下からヘビを引きずり出し、その頭部を攻撃し、遂には死に至らしめたようであります。
「カラスは、ヘビを食べるんかねぇ・・・?」(Tかあさん)
「カラスは雑食だから、肉片は食べるかもしれないが、直接攻撃するところは、俺も見たこと無いわぁ・・・」(夢屋)
「カラスは、結構記憶力が良くってねぇ、一度、卵や雛をヘビに飲まれたりした経験があって恨みに思ってたりして・・・」(夢屋)
食べるための殺戮ならば、お持ち帰りもあるのでしょうが、残されたヘビの死骸を見て、色々な想像を巡らせます。隣家のおばあちゃんは、ヘビの抜け殻を見ただけで、その場に二度と近寄らない方なものですから、急遽、ヘビ回収業と化した夢屋は、おばあちゃんが絶対歩かないであろう休耕田の中にヘビの死骸を捨てて参りました^^;
様々な決闘シーンが繰り広げられた休日最終日でありました。
疲れた身体で350ml缶ビールを飲んだだけで、いつの間にか茶の間に寝込んでいる始末。どうしてしまったのだろう…ふと考えました。そう、疲れや愚痴を分かち合える人が居ない。昨年の今頃は、古老に良く話をしておりました。「次は何をすれば良いのか?」「畑にこんなもんを植えてみたが…」etc.
知らず知らずの内に、体力の衰えた古老を励ますために作業報告をし、意欲を掻き立てようとする自分がいて、影で下準備をしてくれる古老が居たのであります。今年は、そうした下準備をしてくれる古老が居ない。段取り八分などと言いますが、今年はひとりで作業をしているのだから、時間が倍かかってもしかたのないことなのだ…。
そんな風に割り切って、作業の遅れは気にしないことにします^^;
夜中に茶の間で目が覚め、点けっ放しのテレビでは「スタンド バイ ミー」が放映されておりました。Darling! Darling! Stand by me♪ エンディング曲を聴きながら、「友よ 友よ そばにいてほしい」などと吹き替えに表示されると、私にとって失った父は最大の理解者であり、影で支えてくれた協力者であったと、今さらながら思い返しております(涙)
季節(トキ)は、去年と何も変わることなく移り変わるのに、自分自身の力不足を改めて感じてしまいます。焦ってみてもしょうがない・・・そう思いながら焦っている自分がそこにいます。
連休二日め、夢屋王国内に「プラム」の花が咲きました。
陽気が安定しないと嘆きながらも、周囲の田圃を見渡せば、田起こし作業が終了しております。近所の育苗ハウスを覗いてみても、苗はまばらであったり、今年の育苗作業はとても大変なようです。5月5日には、用水の通水が行われると通知が入りました。どうやら、通水前に耕運作業が一気に進んだようであります。私はと言えば、昨年まで委託作業をお願いしておりましたのでどうもタイミングがつかめない。ブログ上の作業日記を見ても、昨年は5月11日頃の耕運だったと思うのですが・・・。
我が王国に「トラクター」がやってきました。春の委託作業代金の節約と今年から始める畑の耕運用に、近所の作業小屋に眠っていた30年物の熟成したトラクターを譲っていただくことにしました^^;
とは言え、ディーゼル式のトラクラーなんて操作したことが無い
バッテリーを量販店から購入し、試運転は王国内の畑で初作業と相成った訳でありますが、エンジンがかからない?アクセルペダルが無い?と分らないことばかり・・・。
セルモーターを回す前に予熱しなければならないのか・・・。アクセルは手元のレバーか・・・。アイヤ~とても不思議な乗り物です。
ちなみに、お値段は、タダ 種まき作業のお手伝いや所有者宅の畑の耕運作業といった肉体労働で手に入れちゃいました。強いてあげれば、韓国製のバッテリー代金が14,800円。これでも純日本製のバッテリーに比べて4,000円ほど節約したつもりですが
明日は、夢屋水田にてデビュー戦。気ままな農作業が、今年のGWの娯楽となってしまいました。
一昨日、国王が狩りを楽しんでおりますと、道端には『錨草(イカリソウ)』が咲いておりました。この「イカリソウ」は、漢方では「淫羊霍(インヨウカク)」などと称されておりまして、少量ではありますが、いわゆる「バイ・アグラ」と同じ成分が含まれているとか。これを食した羊♂が、急に元気になったという故事に由来するもののようであります。
これを上等の酒に漬けること1ヶ月余りの後、草を布で濾し氷砂糖を加え、猪口で毎日、チビリチビリと嗜みますと、老人♂も元気に成るとか成らないとか
信じるものは救われるのであります。エヘン。ちなみに、老人の健忘症にも効果があると言われるようで、ワラシも試して結果報告をいたしましょうか^^;
このように、野にも山にも恵みは満載の春でありますが、
ふと頭上の枝先を見ますと、何やら見知らぬ甲虫が止まっております。正直なところ名前が分りません。甲虫目では、全世界で35万種分類されているそうで、私が見つけたこの虫も当然、昆虫分類学者によって正式な学名が付いているはずなのです。しかしながら、この虫の正式な名前を知ったところで、日常生活には何の役に立ちませんので、国王は勝手に名付け親となり、例えば「セグロテンテンムシ」であるとか、「ツートンツーハムシ」などと名前を付けてあげます。高名な学者に名を付けていただいても、夢屋国王が命名しても、この虫の生活には一切影響を及ぼさないのでありまして、お互い様なのであります。絶対に大学受験の問題には出題されませんので、良い子のみなさんも勝手に好きな名前を付けてあげましょう^^;