felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

蒸し暑い夜に静かに上ってきた月

2020-08-06 21:35:14 | 惑星・天体ニュース

   今日は、グッと欠けているところが感じられるようなお月様になりました。

   

   もう、どこが欠けているかをお伝えする必要がないようです。 木星や土星とはすっかり離れて、もう一緒に撮るような関係ではなくなってしまいましたが、南空には木星がきれいに見えました。土星はやや雲がかかると見え隠れしている感じです。

   もうしばらくすると、火星が上ってくるようになりますよ。

   さて、今日は広島に75年前に原爆が投下された日でした。それを記憶している人も少なくなってきましたが、もう悲惨な戦争はしないようにしようという気持ちはしっかり受け継いでいきたいものです。

   広島市長・松井氏が、式典の挨拶で

国連難民高等弁務官として、難民対策に情熱を注がれた緒方貞子氏の「大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない。世界はつながっているのだから」という実体験からの言葉。これらの言葉は、人類の脅威に対しては、悲惨な過去を繰り返さないように『連帯』して立ち向かうべきであることを示唆しています。」と去年亡くなられた緒方さんの例をあげて話ながら、「日本政府には、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たすためにも、核兵器禁止条約への署名・批准を求める被爆者の思いを誠実に受け止めて同条約の締約国になり、唯一の戦争被爆国として、世界中の人々が被爆地ヒロシマの心に共感し『連帯』するよう訴えていただきたい」と首相のいる前で、しっかりと述べていました(挨拶全文はココから)。

   その後、挨拶に立った首相の言葉は、イージスアショアの代わりに1歩軍備を進め、軍拡につながる「敵基地攻撃能力」を議論して推し進めようとしているのにもかかわらず、そのことには一切触れず、勿論、松井市長の言葉に返答することもなかった。核兵器禁止条約にはキャンペーンの時点からずっと冷ややかで、「米の傘の下」という立場で、被爆者の悲願からは目を背け続けてきた現政権。

被爆75年という節目の年であります。わが国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードしてまいります」という首相の言葉は、口だけで「リード」が虚しく響くものだった。(全文はココから)

   「抑止力」という、きっと子ども達だと、それはオカシイでしょ~と素直に思うだろう「虚しい神話」。「抑止力」の行き着く先には、さらなる軍拡しかない。抑止力と言って、日本が軍備すれば、相手は?軍備を強化するだけだろう。イタチごっこだ。

   核兵器禁止条約に背を向けている政権の語る「平和を目指すリーダーとなる」という言葉の空虚さ。「米国の核の傘の下」にいつから、核兵器禁止条約には賛成できないというおかしさ。それでいて、米国からの兵器はいいなりに大人買いして、憲法は米国から押しつけられたものだから 改正したいという。「戦争放棄」を高らかに謳った日本国憲法を。

   皆さんは、緒方さんや松井市長の言葉をしっかり ココ から噛みしめるようにして下さい。「自分の国だけの平和なんてありえない」のです。世界の苦しむ人々の問題を解決する道を探る、世界の人が共に幸せになる道を探さない限り、自分の国の幸せもない。

  トランプ氏は、3.11から一体何を学んだのでしょう? 世界のどこかの人々の苦しみの上にたった繁栄は崩れ去る運命を背負ってしまうのです。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐ろしい世の動きを見守る月

2020-08-06 00:36:25 | 惑星・天体ニュース

   今夜は、まったく雲に邪魔されずに静かに月が空を移動しています。

     

     綺麗な月です。朝まで沈まないので、今夜から朝にかけてどこかでみつけてみて下さい。

     さて、この美しい月の下でも、私の心は今夜は穏やかではいられませんでした。

     なぜか! イージスアショア計画を停止した政権が、さらに恐ろしい「敵基地攻撃能力の保有」と言いだし、批判されればそれを「相手領域内で阻止する能力」など表現を変えて、なおさらに推し進めようとしているからです。

     失策続きで、こんなコロナウィルス対策も後手後手で、アベノマスクやGo to キャンペーンとか、役に立たないばかりか、無駄に予算を使って、感染拡大にもなる愚策しかしてこない政府が、これまた愚策で防衛能力どころか地元に被害を及ぼすようなイージスアショアに固執してきながら、全てが無駄だったことをいまさら認め。 認めて少しは「まとも」になるかと思いきや、「逆噴射!!!」 一気に専守防衛を逸脱した先制攻撃に1歩大きく踏み出す、<相手国を叩かないと国を守れない!だから、攻撃能力を保有する>と言いだしたのです。

     相手が1発ミサイルを撃ってくる? それを迎え撃てないから、相手の領域にこちらが攻撃を加えて止める!? ミサイルを発射を察知して、相手の基地を先に攻撃したら、それは間違いなく先制攻撃です! 1発でなく、たくさん撃ってくる予定が察知されたら、相手国へ何発も撃ち込む??? しかも、こちらが先に。向こうが黙っているわけはない。撃ち合いになります。しかも、攻撃を最初にしたのは、日本。

     国際法で、先制攻撃を禁止しているので、その行為は専守防衛からは逸脱した「国際法違反」です。

    「戦争放棄」を謳っている日本国憲法を遵守する義務を負っている議員達が、戦争を始めるような議論をするおかしさ!!! そもそも、こちらが相手基地を攻撃できる武力をもつことが、「抑止力」になるという議論をする人もいますが、抑止力と言って、仮想敵国に合わせた軍備をすれば、軍事費を増強させて、軍拡をすることになります。相手は黙っていません。さらに軍備を強化してくるでしょう。(日本が北朝鮮がミサイルを撃ってくるのを脅威として、日本が軍拡する。相手も同じことをするでしょう)イタチごっこになってきたのが、冷戦の教訓でした。そして、軍縮を図った。

    この歴史の中で、何を学んだのでしょう。どうして「抑止力」神話を信じて、それが平和につながると思うのでしょう?

    しかも、もともとが、日本は借金だらけで~という議論があり、今回のコロナウィルスでの休業補償でも、国民の生活補填でも、「休みは有給休暇を取りやすく」「休業補償をしている国は世界のどこにもない」「皆様に3密をさけて行動して頂くように、努力していただく」とか、ケチなことを言っていた政府が、どうして、この時ばかりは軍事増強には財布のひもがこんなにも緩いのでしょう???? 私には、皆目わかりません。

     そもそも、外国が攻めてきたことは、戦後75年に1度もなく、そのかわりに東日本大震災では原発事故で故郷を失う悲劇を生み、原発がまだ廃炉にならずにたくさんある中で、自然災害(地震、洪水、土砂崩れ、台風など)はこれまでにないほど例年どんどん被害が大きくなっている。いまや日本列島の多くの地域でその災害に国民が苦しめられ、不安を抱いている。しかも、この温暖化で、感染症はコロナウィルスがいつ終息できるかも、新たな感染症が起こらないとも限らない。

     事実これから他国からの攻撃がなくても、国民が立ち向かう様々な困難に対する予算にも限界がある中で、なぜ今底なしの軍拡に進むのでしょう。軍拡は、終わりを知らない。いったい核兵器がどのくらい世界にあって、それが平和をもたらしたのでしょう。軍拡しているお陰で北朝鮮の国民が幸せで平和だとあなたは思うのですか? 北朝鮮は「核の抑止力」によって国民の平和で豊かな暮らしが守られている? 日本もそれに倣いたいですか?

     国民には、「平和への道か、仮想敵国を作り無駄な人殺しの兵器を大人買いしてみる恐ろしい軍拡への道か」という2つの選択肢が、今 迫られようとしています。それを、もっと報道は明確に伝えるべきでしょう。 2017年にも同じようなことを今回の検討チームの座長・小野寺(当時)防衛大臣が進めようとしていたようですね。

    被爆者が力を振り絞って国連に訴えて通してくれた「核兵器禁止条約」。それに、唯一の原爆の被爆国であるにもかかわらず参加しないどころか、そっぽを向いてきた日本政府。さあ、あなたは、核兵器禁止条約に賛同し批准する道と、敵基地攻撃能力の保有する道と、どちらが平和な日本の歩むべきだと思いますか?

   平和のために「抑止力」という人がいますが、それは軍拡にしか繋がらない「欺瞞」です。素直に、濁りのない目で現実をみれば、人間が闘う相手は、人間ではありません。 人間は、互いに助け合って、皆で豊かになることを目指せるはずです。中村哲さが、アフガニスタンでタリバンの兵士だった人たちも含めて65万人の人々が農業で生計を立てられるように灌漑を進めたことをご存じですか? 平和とは、人間が助け合う先にあるもので、人間が武器をもって威嚇し合う先には、絶対平和は訪れません。

    相手が、それを分からない人間だったら、私たちも武器を持つ? 話は、それではいつまでも終わりません。互いに武器を持ち合えば、握手しあう手がありません。相手の手から武器をどう降ろさせるかに知恵を回すのが、人間のやることだと私は思います。私たちは、過去に戦争の過ちでたくさんの犠牲をもう充分に払ってきて、分かっているはずです。あなた自身が自分の愛する人を失って経験しないと、あなたには信じられませんか?

    兎にも角にも、私は、嘘とごまかしを繰り返し、国民の命に関わるこの感染症の時にも野党の要求にもかかわらず平気で国会を閉じてしまうような政権のもとで、まともな議論ができると信じる人がいるとしたら、それも大間違いだといいたいです。これまでの安保法制、森友・加計問題、共謀罪、桜を見る会、黒川定年延長問題で繰り返されてきた、答えにならないはぐらかし、めちゃくちゃな言い逃れ、証人拒否、証拠隠滅。

    国会をないがしろにしてきた数々の場面を思い出しては、この内閣でまともな議論が行われない!と実感してきました。こんな内閣のもとで、日本の将来を決めるのはまっぴらです!!! 「この政権下での憲法改正議論をすることも、反対!」「この政権下での防衛政策の転換議論などもっての他です!!!」

    「議論することは、必要でしょう」という人があったとしたら、この政権が国会でどんな答弁をして法律を通してきたか、議論がつくされてきたかを思い出してほしいです。「国会は見てこなかったので分からない」という方があったなら、是非この機会に、ココをみて下さい。国会でどんなことが起こっていたのか、私たちが選んだ代表がどんな風に行動し発言していたのか。議論が本当に尽くされてきたのか。短時間でいろいろな場面を見られると思います。参考にしてみて下さい。

    「知らなかったから」、「誰も言わなかったし」、「自分はわからない」で済まされない事態になる前に。戦争はいつでも、人々が無関心だったり、知らない間に忍び寄っているのです。この政権になってから、軍事予算はしっかりずっと増大し続けているのです。福祉予算が増大して赤字だ、消費税を上げないと、といいつつ。

 

        <時事通信 ココから転載>

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする