今日も快晴。素晴らしい天気で、月ものびのびと誰にも邪魔されずに気持ちよさそう。
このお月様、今日は惑星とどんな関係になっているかというと・・・
昨日の正解は、(1,月・土星・木星)でした。
つまり、月は、土星と木星のペアに、まず右(西)から木星に近づき、次に土星と木星の間に割り込み、そして、今日は土星を通り過ぎて、左(東)に来たんですね。国立天文台から、ひとつ素敵な図を借りてきてご覧にいれましょう。
(図をクリックすると、天文台のオリジナルの画像で見られますよ)
実は、いま、これから夜10時過ぎると東からもうひとつ昇ってくる惑星がいます。赤い惑星です。2年2ヶ月ぶりにまた地球に近づいてきました。「火星です」。この火星の図をみると、9月4日、5日、6日と忍び足で火星に近づいてくるお月様の様子がわかりますね。月は、同じ時間にみると、こんな風に遅れて昇り、遅れて沈むようになっていくんですね。だから今回のように、火星より西よりから近寄り、日々 東へ移動しています。
あれ、でも、天文台の方、どうして、日の出前の1時間なんて時間に設定したのかな? これでは、早起きの人にしか火星に接近するところが見られないと誤解しちゃいそうですね。でも、大丈夫です。夜更かしの人にも、火星と月の接近は、ちゃんと見られます。
こちらの図をおみせしましょう。
<国立天文台「今日のほしぞら」より>
これは、東に向いた時の図です。時間は夜の11時。未明に起きられない夜更かしの人は、上ってきた月と火星を東空で眺めればよいのです。10時だとまだ、建物に邪魔されてしまうかも知れませんが、東の地平線低くが開けた場所なら、こども達の起きている時間でも見られるかも知れません。このお月様と火星が仲良く誰もみていない時間に空を一緒に巡って、朝の西空に辿り着いたのが、最初の日の出1時間前の図の9月6日の(月と火星)になります。
空を昇って沈んで行くと、月と火星の位置が回転して変化しているのもしっかり注目してくださいね。自分の目で、どうやって回転していくのかを確かめてみたかったら、頑張って起きて観察しなくても、実は上の画像か、「今日のほしぞら」をクリックして、時間を設定で(再描画)というのをクリックすると、時間でどう天体が変化していくのか、簡単にシミュレーションできます。楽しいですよ。試してみて下さい。あなたのお住まいの地域を入力するのも忘れないでくださいね。日の出時刻とか、日本は細長いので違ってくるので~。
さあ、今回は月の動き、少し分かって頂けましたか? 今回みたいに、2つの惑星のそばを通る時は、変化がわかりやすくていいチャンスでしたね。しかも、金曜日から日曜日の夜にかけて、子どもたちも一緒に見られる時間だったのが、よかったですね。楽しんでいただけたでしょうか?
そういえば、9月6日の火星と月の接近を未明に見るつもりなら、もうひとつ見てほしい惑星がいます。金星です!
昨夜、私は夜更かしと言うより、もう未明近くまで起きていて、こんな星いっぱいの景色をみました。
金星は、未明の空で、今ひときわ明るく輝いています。2番の右下の大きな星が、地球の兄弟星・金星です。この空を見ると、知っている星座あるでしょうか? 1オリオン座、2双子座、 3ぎょしゃ座、4 おうし座のようです。この明るい冬の星座たちの中でも、ひときわ明るい、まさに「明けの明星」の金星です。早起きした時は、是非東よりやや北寄りの空に明るい星を見つけて下さい。
また、9月1日の今月の惑星でお伝えしますが、今は、夜は木星・土星・火星、朝は金星が、ほんとうに見つけやすいです。楽しんで下さいね。
今日は、暑くて、仕事から、家事から、たまっていることがいっぱいあるのに、思うようにはかどりませんでした。
それでも、無事に今日の1日を終えられたことに感謝です。
明日も、いい1日になりますように!