お金だけで動く人たちに、ここでしっかりNOを突きつけられるか!天下分け目の闘いが、動き出したという予感がある。嬉しい予感だ。
東京地検特捜部長に就任した新河隆志氏(55)が、7月31日、報道各社の取材に応じ、「犯罪に対してひたすら誠実に地道に真相解明していく」と抱負を語ってから、1ヶ月もしない内に約束を果たしてくれたっ! IR汚職の秋元議員が、ついに逮捕された!!!
実は、就任直後の8月4日にはすでに動きがあり、東京地検特捜部は3人の会社役員を「証人等買収容疑」で逮捕していた。3人の容疑は、衆議院議員・秋元司被告のIR汚職事件で贈賄側の中国企業顧問の被告に裁判で虚偽の証言をするよう依頼し、報酬として現金を渡そうとしたこと。その内の1人が、「桜を見る会」などに参加していた「48(よつば)ホールディングス」の淡路明人元会長だ。消費者庁から3カ月の一部取引停止が命じられた問題企業だ。しかも、2016年の「桜を見る会」や安倍晋三後援会主催の「前夜祭」に参加。安倍首相や昭恵氏、菅義偉官房長官らとツーショット写真を撮り、これらの写真をマルチ商法での勧誘に使用。共産党の田村智子さんに、首相は、昭恵夫人関連の集まりに出た時や、「桜を見る会」で撮られた時の淡路元会長とのツーショット写真がマルチ勧誘に利用されたことをどう思うかと問われ、その時の国会中継の様子がココから見られる。
この淡路容疑者が「秋元容疑者から指示された」などと供述したことから、今回の逮捕につながったようだ(ココから)今回の逮捕では、公正で最後の最後まで、裁かれるべき人が、裁きをうける結末を期待している!
なぜなら、これまでは、公正かと思えた検察庁が、黒川退職延長問題から、政権とのべったり関係が明らかとなり、黒川が外出自粛時期に賭けマージャンをしていることを文春にすっぱ抜かれて辞任するまで、いや辞任劇に至ってもあまりに酷いことの連続だった*。しかも、少しは、この失墜した検察庁の威信にかけて、変化があるのかと思いきや、秘書が香典や花を選挙区内で渡した公職選挙法違反間違いなしの菅原元大臣を不起訴! 開いた口がふさがらなかった。
*黒川の処分の軽さ!決め方のあやしさ、不鮮明さも、思い出せば腹が立つ。人の違法性を問う立場の人間への処分が、こんな軽微でよかったのか?それに、誰が処分を決めたのかも、最後まで不明朗で・・・。森法相もいまだにそのままだ。なんとも酷いこの時の国会の黒川をめぐるやりとり、目を疑うような政権の国会答弁の場当たりで不誠実極まるやり方。胸が悪くなるように思い出す。先ほどあげた田村智子さんとのやりとりを今回また見直したが、首相は(自分がマルチ商法の宣伝に利用された)と分かっても、(えっ!それは、とんでもないことをした。自分の不用意で被害者の方に迷惑をかけた)という反応がまったくない。(自分も妻もこの人物をよく知らなかった)(見てもたくさんの人がいるのがわかる。関わりはなかったわけで~)と自分が無関係だと、取り繕う発言ばかりだ。もし、嘘や誤魔化しでそう言っているのでなければ、自分の迂闊さに、反省の色を滲ませた顔になるのが自然だろう! そもそも、なぜ、そんなよく知らない人間を、首相が税金を使って「功労者」を呼ぶ「桜を見る会」に呼んだのか。国会にこんなに嘘が許されるようになっては、議論も意味をなさない。嘘発見器を導入すべきだろう。嘘を言って亡いと言い張るなら、断る理由もない。こんな無茶苦茶な政権に、いまだに与党でいる公明党も、そろそろ創価学会員から見捨てられる日が近いのではないだろうか?
が、検察庁も少し変わってきたのだろうか? 秋元逮捕! 当たり前とはいえ、当たり前のことが行われるのが大事なのだ。
また、先ほど書いた「菅原元大臣の不起訴処分」の判断に対しても、オカシイと「審査会に審査の申し立て」を7月20日にひとりの男性が弁護士を立てて行い、同日に受理されたという。秘書らの証言などを基に「犯罪事実の範囲が不当に小さく認定されている」と説明したようだ(ココから)弁護士会や、何かの団体などでなく、個人がたったひとりでも、こんな申し立てができるとは知らなかった。この方の勇気と行動力に敬意を表します。審査会が正しい結論を出し、検察庁に間違いを糺すチャンスを与えることを期待したい。
「1人」というので思い出したが、静岡検事正時代、全国の検察トップが集まる集会で、東京高検の黒川弘務検事長の定年延長問題にただ1人異論を唱えた神村昌通検事正(59)が、3月末に千葉地検・検事正に着任。その記者会見で「県民や国民の検察に対する負託に応えられるよう、精いっぱい努める」と抱負を語ったという。「検察は厳正で不偏不党であるところに根幹がある。県民や国民の信頼を得るため、そうでなくてはならない」と言った神村さん。こういう検察官が、検察庁を担う中心になっていくかどうかも、しっかりと見守りたい(ココから)。
黒川氏の代わりに検事総長になった林氏も、その検事総長就任の記者会見で、「検察権の行使は国民の信頼という基盤に支えられていることを意識し、全国の職員が職務に取り組むよう全力を尽くしたい」と抱負を語ったという。「国民の信頼」是非大事にしてほしい。
今の日本社会は、お金のため、地位のため、自分の小さい世界のために蠢いている人の姿が目に余る。そんな風に生きて幸せになれたり、最後に満足な人生を送れるとは、私にはとても思えない。人間の幸せは、他の人の幸せと共に実現するのでなければ、いびつなものにしかならない。あの、3.11の悲劇を思い出そう。自分の世界の外に、自分たちを敵とみなす人をつくらないようにしないといけないことが、きっと理解できるだろう。
ひとりひとりが、自分のいるその場で、自分が最善と思えるように、「他の人々」のことを広く考えて行動できること。それが、幸せへの唯一の道だ。
忘れてはならないのが、新聞や、マスコミや、政党や 色々な批判をこのブログで書いてきてはいるが、批判したりする中にも、頑張っている人たちがいることだ。公明党は、アメリカの「核の傘」の下にいる日本だからと、まるで自民党と同じ弁明で核兵器禁止条約に後ろ向きだ。でも、市議会レベルだと、核兵器禁止条約を積極的に進めるべきだと先頭にたって、政府に禁止条約に積極的に取り組むように意見書を出している公明党議員たちもいるのだ。創価学会の人たちが声をあげてくれれば、市議会レベルの議員は、国会議員のように小選挙区とかでの与党共闘のしがらみがなく、本来の判断ができるのではないか。学会員の人と話していても、今の軍拡の動きには反対の声をよく聞く。今の公明党のあり方に、批判の声はこれからさらに高まるだろう。
マスコミの人たちだって、例えば、ここで取り上げた神村さんの記事は産経新聞の記者の記事だ。産経新聞は、こういう公平な記事を書ける記者がまだしっかりいると、最近は感じている。テレビだって同じだ。だいぶ、政権からお金をもらっている怪しげな人たちが入った番組作りをしているところもあるが、同じNHKでも、TBSでも、いい番組と「?」の番組はある。
それぞれの場で、ひとりひとりの行動が、日本の将来を動かしていると感じている。大事なのは、その自分の足下で、何を大切に思って私たちが生きて行くかだろう。
検察庁の方々のこれからの1歩1歩を国民は見ています。林検事総長、新河東京地検特捜部長、神村千葉地検検事正、「国民の信頼」を勝ち得るような検事たちが、大きな力になるように、見守って応援しています。しっかり、菅原元大臣、秋元議員にとどまらず、奥の方までしっかり捜査の手を入れていって下さい。河井夫妻の初公判は、8月25日だそうだ。国民も、忘れないで見守ろう。自分たちの足下でも、それぞれに、最善を尽くしながら。
お金でも、地位でもなく、皆の幸せな未来のために。