峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

生きるのも 死ぬのも難しい

2006年03月08日 | 夫婦
きょうは佐々町民生児童委員協議会の日帰り研修で、朝9時半に佐々町を出発し近くの鹿町町【しかまちちょう】の福祉施設「鹿町福祉村」という所を見学してきました。
ここは実質、医療法人が運営する施設で、ご高齢者が自宅から施設までの送迎バスを利用し、日中を楽しく過ごす「通所リハビリテーション」、通常介護に当たっている者が外出しなければならないときなど短期に利用する「ショートステイ」、療養生活の中で自宅復帰を目指す「介護老人保健施設」、さらに終身型の「ケアハウス」までがそろい、建物自体も中の設備も立派なものでした。

ここ数年、街中にも雨後のタケノコのようにグループホームができています。年をとってからはゆっくり自宅でくつろぎたいと私などは思うのですが、さまざまな事情からそうはいかなかったり、あるいは商業主義に乗せられて利用する方が増える傾向にあるようです。
人生の最期を迎えるまで尊厳を保ち、悠々自適に生きるというのは、なかなか難しいことのようですね。

ところで、ここ鹿町福祉村では施設を作るにあたり、スタッフが利用者の立場に立って意見を出し合ったそうです。なるほど、随所【ずいしょ】にうなずくような箇所がありました。
居室もその1つだといいます。その居室は完全個室になっていました。これは、女性スタッフの圧倒的な声だったといいます。
施設に入ってまでも夫の世話はしたくないというのがその理由だったとか、今、流行の「熟年離婚」に通じる問題でしょう。
夫は心しろ!などとならないように、奥様を大切に!ご同輩
コメント (2)
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街から子供たちの歓声が消えた

2006年03月08日 | 町内会長
日曜日は、毎月1回行っている町内会清掃の日でした。
朝、7時に案内の有線放送を流します。その後、各班ごとに決まっている清掃箇所を回ります。毎回、いろいろあります。「敷地に下水掃除の泥を上げられて困っている」と嘆かれる方がいます。それを掃除している方に伝えると「じゃあ、どこに上げるの」となります。どちらも、ごもっともです。
「作業開始時刻に行くと、すでに済んでいる」とぼやく方がいらっしゃいます。一方では「早く仕事に出かけなければならず、先に済ませた」という事情があります。やはり、どちらも、ごもっともです。
「あそこは危なくて掃除ができない。どうするんだ」といわれる方がいます。「掃除しないと臭くなるから」と、1人だけで黙って作業なさる方がいます。どちらも、ごもっともです。

そのような事情の相違、考え方の相違、思いの相違を丁寧に紡【つむ】ぐような役割を担っていきたいと考えています。こちらでお話を伺い、あちらでお話を伺い、最後、公民館担当班の清掃を手伝い、すべて終了したのは10時前でした。

この日は、清掃終了後から子供会による資源回収が行われていました。さとし君ご一家は、いつも全員総出です。
さとし君のお父さんが運転するトラックの荷台に子供たちがいっぱい乗っていました。
時折、歓声が上がっています。町内会を駆け回る子供たちの姿を見るのは資源回収の日だけです。
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