峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

何を目指して生きよう

2007年03月12日 | 町内会長
昨日、町内会の会計監査を無事に終えました。きょうは、朝から囲碁クラブのメンバーが集会所に集まり、ビールや焼酎をチビリチビリやりながら、昼過ぎまで楽しまれました。みなさん70代で、お世話をなさるのは元町内会長です。

ある程度の年齢になったならば、だれもが何の苦労や心配もなく、のんびり余生【よせい】を過ごすことのできる社会であったとしたら、どんなにかいいでしょう。

松岡利勝さんという大臣の事務所の光熱水費が1年間に最高779万円、11年間で合計4.476万円にも達していたことが問題になっています。特に、光熱水費が無料の議員会館に事務所を移してからも、05年の507万円という額を最高に年間数百万円の計上があったといいます。
先週末、参議院予算委員会の集中審議のテレビ中継を見ていましたが、そこに言い訳にもならない言い訳を堂々と述べ、平然としている、私たちが選んだ私たちの国の大臣の姿がありました。
しかし、あの人は特別なのでしょうか。

ちょうど今頃でしょうか、東京都港区赤坂の一等地に地上28階、地下2階、総戸数300戸の白亜の殿堂が完成しているはずです。総工費が344億円の超高級な衆議院の議員宿舎です。ここに、議員たちは月額9万円で住むことができるそうです。
これで驚いていたところ、もっとすごい参議院議員宿舎が建設予定であることを知りました。衆議院議員宿舎が一等地の億ションならば、今度建て替え予定の参議院議員宿舎は超一等地に建つスーパー億ションなそうです。

いまさらですが、あきれ果てた話は国会議員だけに限りません。
先日、東京都の区議会議員の政務調査費が使途基準に反していたり、架空【かくう】の領収書をきっていたりというでたらめさ加減が報道されましたが、先週末の新聞は、地方議員が議会に出席するたびに交通費などの名目で支給される「費用弁償」が40都道府県と12政令指定都市で、実際にかかる費用に関係なく過大に支給されていると報じていました。

一方、お役人はといえば、県庁や市町村などで莫大【ばくだい】な裏金をせっせと作り、私腹を肥【こ】やしたり、餓死【がし】寸前の人が生活保護の申請を窓口に願い出ても、申請のための用紙さえ渡さず、罵倒【ばとう】して追い返す北九州市のようなところがあったりします。

しかし、だからといって私たちは、国民年金を納めなかったり、NHKの受信料を払わなかったり、給食費を滞納したりというような暴挙に出るべきではありません。
与えられたものとはいえど、幸福にも私たちは自由と民主主義の社会に生きています。私たちは、先ずは選挙における投票行動を通して私たちの意思を示すべきです。
私たちは、私たちの主体的な意思と行動で望むべく社会の実現を目指すことが可能なのです。いつの日か、老人と子供たちを始め、すべての人々が心穏やかに暮らせる社会が訪れることを、あきらめずに夢見ていたいと思います。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする