峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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自由だ~!

2007年02月19日 | 夫婦
我が家の猫のみぃーちゃんですが、この季節、朝のお出かけの時刻がだいたい8時頃です。
雨が降っていたり、冷え込みが厳しい時は、それより少し遅くなりますが、それでも必ず1日に1度は外に出してくれと訴えます。それが例え、どしゃ降りの雨の日であってもです。
家の中はエアコンが効いていて快適だし、安全だし、食べ物にも困ることなく、何一つ不自由はないはずなのに、何をわざわざ嵐の日に出かけて行くのだろうと、こちらは勝手に思うのですが、やはり彼は出かけるのです。

朝、表に出たみぃーちゃんは、日中のほとんどを家の敷地内で過ごしています。時には目の届かないところまで出かけているようですが、それでもせいぜい直径30m以内までの所のように思われます。

私がご近所を訪問する際、3軒先まではついて来ます。1度、お隣のお勝手口でお隣さんと話していたら、台所に上がりこんでしまったことがありました。それ以来、みぃーちゃんの動向に気を付けながら、伺った先の方とお話しています。

表で、強風に踊る草花にじゃれ付いたり、小鳥たちの飛翔に目を輝かせたり、お気に入りの場所でまどろんだり、時には猫仲間とケンカしたりと精一杯に命を輝かせているみぃーちゃんの様子を見ていると、ああ、やっぱり人間と同じなんだぁと思います。

それを手にいれるために、多少、困難なことや、辛【つら】いことや、いやなことがあったとしても、人間であれ猫であれ、生きとし生ける者は、あらゆるものから自由でありたいのです。
与えられた権利や、押しつけられた価値観なんてごめんだし、だれかにとって都合のよい常識なんかに縛【しば】られるのは、真っ平ごめんだし、限られた枠の中に閉じ込められた偽【いつわ】りの自由なんて欲しくはないのです。

やがて、女房どのとくるみさんが帰宅する夕方6時頃「みぃーちゃ~ん!」と玄関から表に向って声をかけると、飛ぶように帰って来ます。
風呂場で足を洗ってもらい、体を拭いてもらい、家族とひとしきりお喋【しゃべ】りをした後、居間のコタツでくつろぎます。
その後、私が「教室に行くよ」と声をかけると2階についてきます。授業が終わる10時まで教室の座布団で眠り、授業が終わると、私と一緒に居間に下りてきて、しばらくは家族と共に一家団欒【だんらん】です。
夜中は女房どのと一緒に寝、朝は女房どのと一緒に起床、起きるとすぐ朝ご飯をねだっています。

みーちゃんは、こちらの言うことをだいたい理解します。また、彼の訴えも、十分、分かります。
もう、ほとんど、人間の子供と同じです。
ただ一つ、決定的に異なるところがあります。それは、彼の生き方が極めてシンプルな点です。みぃーちゃんを見ていると、私たち人間は、ちょっと複雑になり過ぎてしまったように思われます。
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