朝 くるみさんが なかなか起き出て来ないので 寝室に声をかけに行った
「くるみさ~ん」と呼んで寝床に目をやると そこにくるみさんの姿がない
傍らから女房どのが「二階よ」
なんと 絵理子さんと一緒に寝ることに成功していたのだ
「おはよ~う」まだ開けきらない目をこすりながら くるみさんが降りてきた
「お姉ちゃんと一緒に寝たの?」
「うん」
「お姉ちゃん 週末まで駄目って言ってたんじゃない?」
「うん」
「いいって言わしたと?」
「お姉ちゃんの布団で寝てたもん」
なるほど お姉ちゃんに気付かれないうち先に布団に入って そのまま眠ってしまったらしい
登校する子どもたちの交通安全をサポートしてきた後 二階に上がり 絵理子さんの布団を見ると 枕が二つ並んであった
2003年6月4日(水)記
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当時、小学5年生のくるみさん、本当に可愛らしい少女だった。
今や、凛々しい自立した女性である。