有紀さんが級友のMさんと文集を作っているというので、編集委員にでもなったのかと思ったらそうではありませんでした。
卒業に際して記念の文集を作りたと考えた有紀さんは、担任に許可を得て仲の良いMさんと級友への原稿依頼から始めたそうです。
彼女らが自主的にそういう取り組みを行っていることに驚かされました。
どうも、先生を頼りにしていません。あてにしていません。物足りないようです。そういえば、Mさんもそんなふうでした。
中学生にもなったならば、もはや自分を育てるのは自分です。
親や先生や国を当てにしても始まらないことを彼女らはすでに分かっているようです。
2005年3月11日(金)記