午前中、ケータイの着信音が鳴った。開くとCメールとEメールが1通ずつ入っている。Cメールは買い物に出かけていた女房どのからのものだった。11時41分着信となっている。
一方、Eメールは「一生です」とあった。小・中学生時代、塾に通って来てくれていた今年18歳になる青年だ。書き出しに「遅くにごめんなさい」とある。着信時刻を見ると3時16分となっている。真夜中に打っているのだ。それで気付かずにいた。
「先生お誕生日おめでとうございます。未だこの時間までバイトしているなど、夢というか目標に少しも近づけずにいますが、諦める気にもならず、ただただ時間が過ぎていく毎日です」とあった。
彼は、中学卒業と共に親元を離れ、福岡で夜間高校に通いながら昼間、音楽の勉強に励んだ。今年の春、高校を卒業して間もない頃、顔を見せてくれた。そのとき、これからのことについていろいろ話した。
バンドを組んでいたが、メンバーそれぞれの思いがあった。夢と現実の狭間【はざま】で揺れていた。それが今も続いているのが感じられた。
あくまでもプロのミュージシャンにこだわり続けるのか、否か。
「また、塾に顔を出せたらと思います」とあり、「身体に気をつけて先生してくださいね」とあって、「僕の弟をよろしくお願いします」と続き、「それでは失礼します」と結んであった。
彼の弟は中学3年生だが現在、私の許【もと】に通ってきてくれている。
一方、Eメールは「一生です」とあった。小・中学生時代、塾に通って来てくれていた今年18歳になる青年だ。書き出しに「遅くにごめんなさい」とある。着信時刻を見ると3時16分となっている。真夜中に打っているのだ。それで気付かずにいた。
「先生お誕生日おめでとうございます。未だこの時間までバイトしているなど、夢というか目標に少しも近づけずにいますが、諦める気にもならず、ただただ時間が過ぎていく毎日です」とあった。
彼は、中学卒業と共に親元を離れ、福岡で夜間高校に通いながら昼間、音楽の勉強に励んだ。今年の春、高校を卒業して間もない頃、顔を見せてくれた。そのとき、これからのことについていろいろ話した。
バンドを組んでいたが、メンバーそれぞれの思いがあった。夢と現実の狭間【はざま】で揺れていた。それが今も続いているのが感じられた。
あくまでもプロのミュージシャンにこだわり続けるのか、否か。
「また、塾に顔を出せたらと思います」とあり、「身体に気をつけて先生してくださいね」とあって、「僕の弟をよろしくお願いします」と続き、「それでは失礼します」と結んであった。
彼の弟は中学3年生だが現在、私の許【もと】に通ってきてくれている。