峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

夢と現実の狭間で

2008年09月23日 | 私塾
午前中、ケータイの着信音が鳴った。開くとCメールとEメールが1通ずつ入っている。Cメールは買い物に出かけていた女房どのからのものだった。11時41分着信となっている。

一方、Eメールは「一生です」とあった。小・中学生時代、塾に通って来てくれていた今年18歳になる青年だ。書き出しに「遅くにごめんなさい」とある。着信時刻を見ると3時16分となっている。真夜中に打っているのだ。それで気付かずにいた。

「先生お誕生日おめでとうございます。未だこの時間までバイトしているなど、夢というか目標に少しも近づけずにいますが、諦める気にもならず、ただただ時間が過ぎていく毎日です」とあった。

彼は、中学卒業と共に親元を離れ、福岡で夜間高校に通いながら昼間、音楽の勉強に励んだ。今年の春、高校を卒業して間もない頃、顔を見せてくれた。そのとき、これからのことについていろいろ話した。
バンドを組んでいたが、メンバーそれぞれの思いがあった。夢と現実の狭間【はざま】で揺れていた。それが今も続いているのが感じられた。
あくまでもプロのミュージシャンにこだわり続けるのか、否か。

「また、塾に顔を出せたらと思います」とあり、「身体に気をつけて先生してくださいね」とあって、「僕の弟をよろしくお願いします」と続き、「それでは失礼します」と結んであった。
彼の弟は中学3年生だが現在、私の許【もと】に通ってきてくれている。
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