峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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ハイボールをやりながら

2010年01月03日 | 夫婦
いつの頃からか、女房どのは大晦日の買出しの際、ビール・ウィスキー・ワイン・日本酒・焼酎と各酒類をそろえて求めてきてくれるようになった。
私が飲兵衛ながら、酒類にも銘柄にもこだわりは無く、しかし、気分で、あれこれ飲み分けることを承知で、さらに、女房どのが求めてきたものに、まぁ、そこそこいい反応を見せるところを、少しは楽しんでくれているのだろう、と勝手に解釈している。

ところで、今回は、まったく驚いた。
日本酒党には垂涎【すいぜん】の的であり「幻の酒」と呼ばれるあの「越乃寒梅」を提げて女房どのが買い物から帰った来たのだ。

帰宅するや否や、女房どのは早速、この幻の銘酒を取り出し、どう?とばかりに私に示した。
私は、情けないことに取り乱し、どうしてそのような高価な酒を買ってきたのか質【ただ】すのが精一杯だった。
今思えば、つまらないリアクションではあった。せっかくの女房どののフリに上手く応えられなかった。

淡麗辛口、さすがに「幻の酒」と呼ばれるほどの銘酒だ。正月2日には一升空けてしまった。研二くんはビール党だから、ほとんど私一人でいただいたことになる。

「いやぁ、さすがに美味いね。もう飲んじゃったよ」と、空になった一升瓶を女房どのに示すと「え~、飲んでしまったの」と女房どの。
「飲むために買ってきてくれたんじゃないの」と返すと「眺めるために買ってきたの」
チャン・チャン!
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