峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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我らが清峰高校野球部

2008年08月12日 | スポーツ
我らが清峰高校、よく戦ったものの2回戦で夏の甲子園から姿を消すことになった。
彼らが3回戦進出をかけ甲子園球場で戦っている頃、私は、甲子園スタンドに応援に駆け付けられないどころか、問題集に向かう塾生と共に教室にいた。
階下の居間のテレビの前では、ただ1人くるみさんが陣取り、声援を送っていた。

試合の途中経過が気になるのは私だけではない。教室には佐々中野球部のイガグリ頭の4人のレギュラーがいたが、彼らとてシャーペンを走らせながらも気が気ではなかった。
私が途中経過を携【たずさ】えて階下から上がってくるたび「どうですか?」とそろって身体を乗り出す。いっそ、テレビを見せてやりたいほどだったが、見たい気持ちを押し切って塾に来ている彼らのことを考えれば、私がくじけてどうする。

初戦は、1試合目で都合よくテレビ観戦できた。くるみさんと2人でヒットがでれば「よっしゃ~!」と雄たけびを上げそろって拍手を送り喜び合い、ピンチには身をよじって耐えた。
しかし、この日、居間でただ1人応援するくるみさんからは拍手も歓喜の雄たけびも聞こえてこなかった。もちろん、塾生らを気遣ってのことだったが、やはり、私たち2人の力強い応援がなかったことが響いた。

夜、町の公民館で開かれた町内会対抗ソフトボールの説明会に体育部長の谷頭さんと出席した。その場で、これまでのファーストピッチからスローピッチに変更してはという提案がなされ、意見を出し合った結果、それに決まった。少子高齢化の波はこんなところにまで及んでいる。

会の終了後、ある町内会の会長さんと「佐世保市との合併を考える議員連盟」のことについて話しているところへ甲子園で倒れ、先の町内会長会を欠席されていた町内会長さんが通りかかられた。お声をかけると、どうやら回復されたようであった。
2回戦には副町長に議長も応援に向かわれるという話だった。くれぐれも十分に水分をおとりになるよう進言したが無事にお帰りになられただろうか。
この夏、我が佐々町は甲子園をかけての地方予選から、これほど清峰高校野球部の活躍に一喜一憂し、だれかれとなく会えば、その話題が挨拶代わりとなっていた。それほど彼らは、佐々町民を熱くしてくれた。

2回戦で敗退したものの、彼らの溌剌【はつらつ】として、清々【すがすが】しいプレーは何ら変わることがなかった。
清峰高校野球部のみんな、次もある。君たちのプレーをみんなが楽しみに待っている。
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2 コメント

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目指すは全国制覇 (峰野裕二郎)
2008-08-13 21:28:28
苦しい試合展開にも臆【おく】することなく9回を投げぬいた清峰の2年生右腕今村くんでしたが、試合終了後は涙が止まりませんでした。
3年生が何度も追いついてくれたのにと、悔しさに声を震わせたそうです。

先発メンバーのうち、バッテリーを始め4名が2年生でした。
もう1度チームを作り直し、来年も甲子園に帰ってきてほしいと願っています。

ありがとうございました。
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好試合でした (ぶな太)
2008-08-13 08:14:11
峰野さん その日テレビ観戦ができなかったとは、職業柄とはいえ残念でした。
息詰まる好試合でした。終盤まで互角の展開でしたが、細かい差が勝敗を分けたように思いました。吉田監督の笑顔が健在で、清峰らしい清清しい野球を見せてもらいました。
来年も甲子園を目指して頑張ってほしいです。
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