オバマ大統領、カダフィ大佐と握手 G8サミット(朝日新聞) - goo ニュース
自身初めての主要国首脳会議に臨んでいるオバマ大統領が政治家としての資質・能力・力量をいかんなく発揮してみせた。
4月、オバマ大統領はチェコの首都プラハでの演説で「核のない世界」を目指すと宣言し、その目標に向けた道筋として具体的に先ず核軍縮、そして核不拡散、さらに核テロ防止を柱として挙げていた。
サミットに先立ち、6日にロシアを訪問したオバマ大統領は、核軍縮合意に向け「努力すれば目覚しい進展を達成できる」と強い意欲でロシアのメドベージェフ大統領との会談に臨み、その言葉通り、歴史的な核軍縮への枠組み合意の文書署名にこぎつけた。
そして、8日の主要国首脳会議では、地球温暖化対策に関する首脳宣言が発表されると共に、核不拡散とテロ対策の首脳声明が発表されるに至った。
「核のない世界」、オバマ大統領の提唱する理念に、国際社会がこぞって賛意を示し、その実現に向け、動き出そうとしている。
オバマ大統領の見事なリーダーシップだ。
それに対し、私たちの国のリーダーである麻生首相はどうだっただろうか。
出発前に個別会談が決まっていたのは、イタリアとロシアだけだったという。しかも、その内容はといえば、イタリアのベルルスコーニ首相との会談では、イタリア中部地震による被災地の復興に資金提供を表明したというもの。また、ロシアのメドベージェフ大統領との会談では、懸案の北方領土問題について話し合われたが、日本側が期待していた新たな提案はなく、逆に大統領から麻生首相が5月の国会で「ロシアによる不法占拠」と答弁したことや日本側の交渉に臨む際の姿勢を批判されるというお粗末なものだった。
オバマ大統領と麻生首相、どちらもサミットデビューだったが、2人の決定的な違いがある。それは国内での支持率だ。
国民から圧倒的な支持を得ているオバマ大統領と、身内からも「麻生降ろし」の動きが広がっている麻生首相。
「サミットの成功に向け、共に協力しよう」
今回のサミットで3回目の議長を務めるベルルスコーニ首相に、麻生首相はこう切り出したそうだが、外交日程は最後まで埋まらなかったという。
自身初めての主要国首脳会議に臨んでいるオバマ大統領が政治家としての資質・能力・力量をいかんなく発揮してみせた。
4月、オバマ大統領はチェコの首都プラハでの演説で「核のない世界」を目指すと宣言し、その目標に向けた道筋として具体的に先ず核軍縮、そして核不拡散、さらに核テロ防止を柱として挙げていた。
サミットに先立ち、6日にロシアを訪問したオバマ大統領は、核軍縮合意に向け「努力すれば目覚しい進展を達成できる」と強い意欲でロシアのメドベージェフ大統領との会談に臨み、その言葉通り、歴史的な核軍縮への枠組み合意の文書署名にこぎつけた。
そして、8日の主要国首脳会議では、地球温暖化対策に関する首脳宣言が発表されると共に、核不拡散とテロ対策の首脳声明が発表されるに至った。
「核のない世界」、オバマ大統領の提唱する理念に、国際社会がこぞって賛意を示し、その実現に向け、動き出そうとしている。
オバマ大統領の見事なリーダーシップだ。
それに対し、私たちの国のリーダーである麻生首相はどうだっただろうか。
出発前に個別会談が決まっていたのは、イタリアとロシアだけだったという。しかも、その内容はといえば、イタリアのベルルスコーニ首相との会談では、イタリア中部地震による被災地の復興に資金提供を表明したというもの。また、ロシアのメドベージェフ大統領との会談では、懸案の北方領土問題について話し合われたが、日本側が期待していた新たな提案はなく、逆に大統領から麻生首相が5月の国会で「ロシアによる不法占拠」と答弁したことや日本側の交渉に臨む際の姿勢を批判されるというお粗末なものだった。
オバマ大統領と麻生首相、どちらもサミットデビューだったが、2人の決定的な違いがある。それは国内での支持率だ。
国民から圧倒的な支持を得ているオバマ大統領と、身内からも「麻生降ろし」の動きが広がっている麻生首相。
「サミットの成功に向け、共に協力しよう」
今回のサミットで3回目の議長を務めるベルルスコーニ首相に、麻生首相はこう切り出したそうだが、外交日程は最後まで埋まらなかったという。