峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

約束されていた躍進

2017年11月12日 | スポーツ

政治・経済界は相変わらず狡く不愉快な話ばかりだが、スポーツの世界はわくわくするような話題に満ちている 。

サッカーJ2のV・ファーレン長崎が昨日、ホーム最終戦でカマタマーレ讃岐に3-1で勝ち、初のJ1昇格を決めた。
今季リーグ開幕前、経営不振が明らかとなったVファーレン、その後、しばらくごたごたが続いたが、最終的にジャパネットホールディングスの支援を受けることになり、その創業者の高田明さんが4月に新社長に就任し、経営をすっきりさせた。
そのかいあってのことだろう。チームは今季前半戦を4位で折り返したが、そこから粘り強い戦いを続け、8月27日の京都サンガF.C.に勝利して以降、昨日の対カマタマーレ讃岐戦まで連続負けなしを記録している。

3月末、お孫さんが将棋を指すというご縁から、毎年恒例となっている深浦九段に馴染みの仲間内の彼を囲む会に、秀楽先生が高田明さんを招かれた。
実際に高田さんにお会いし、お話をさせていただいて驚いた。テレビショッピングでのあの甲高い声、押しの強い口調に態度、正直、好ましい印象を持っていなかった。ところが、高田さんを目の前にして、私の抱いていた彼へのイメージは全く覆ってしまった。

高田さんは一代であれだけの会社を築かれた。天狗になるなと言ってもそれは無理だというもの。それくらいの成功者だ。普通であれば傲慢・不遜になっても仕方のないところだろう。しかし、高田さんからそれらを微塵にも感じることはなかった。
決して出しゃばることなく、終始、小さな声でぽつぽつと話された。私は、すぐに高田さんの素のお人柄に魅了されてしまった。これまでもジャパネットの商品を購入してきたが、これからはジャパネットの商品だけでいこう。そう思わせるほど、高田さんは魅力的な人だった。

昨日試合が行われた諫早市のトランスコスモススタジアム長崎には、高田さんの呼びかけに応じて約2万2千人のサポーターが応援に詰めかけたという。高田明さんの人となりが選手のみなさんを鼓舞し、サポーターの気持ちを燃え立たせた。

来季、J1でのV・ファーレン長崎の活躍を楽しみにしたい。

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