峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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広場を夢見て⑥

2007年06月10日 | 町内会長
広場を夢見て」「広場を夢見て②」広場を夢見て③」「広場を夢見て④」「広場を夢見て⑤
町長と町議会議長宛の陳情書2通に町内会のすべての役員・班長さんの署名・捺印をいただいたのは先週木曜日の夜でした。
翌金曜日の朝、役場に電話を入れ、副町長と総務理事に午後1時にお会いする約束をとった後、午前中いっぱいかけて、陳情書に広場の候補地の住所や広さを記入するなど、手抜かりがないよう気をつけながら最後の仕上げを行いました。

結局、昼食をとる間もなく、いつものようにバタバタと身支度をして家を出ました。役場に着いたのは約束の時間の5分前です。すぐに、お2人に応接していただきました。早速、陳情書を広げたところ、お2人の第一声が「すごい!」でした。

折りたたみの和紙に筆で書かれた仰々【ぎょうぎょう】しい陳情書にいささか驚かれた様子です。副町長が、長いこと陳情書を見てきたが、こんなすごい陳情書を見たのは初めてだと感嘆され、総務理事が、こんな一生懸命な陳情書を見たら何とかしなければと思いますねとつぶやかれました。

慣れない筆で一言一句、丁寧【ていねい】に気持ちをつづりました。それも2通ですから相当時間もかかりました。しかし、その思いと労をきちんと受け止めていただき、素直に嬉しく思いました。

しかし、喜ぶには早すぎます。ことは、ようやく始まったばかりです。多くのみなさんの理解と共感を得ながら1歩1歩前に進まなければなりません。

公園(広場)の設置についての陳情書の要旨と理由は下記のようなものです。実際は縦書きに記しています。

陳情の要旨
 第一に、町内会における活動・行事の拠点として、第二に、子供たちの遊び場、あるいは高齢者の憩いの場として、第三に、火事・地震等の災害発生時における緊急の避難場所として、以上三点より公園(広場)の設置を陳情いたします。
陳情の理由
 当町内会では住民同士が互いに助け合い、支え合いながら、楽しく・仲良く、だれもが心豊かで、誇りを持って暮らしていくことを目的として、手に手を取り合い、力を合わせ、さまざまな活動・行事に主体的に取り組んでいるところです。
 昨年度2回目を迎えた『招福もちつき祭り』は、一昨年度を上回る参加者で賑わい、師走の恒例行事となりつつあります。さらに、今年度からは夏の恒例行事にと『夏祭り』を計画しております。
 しかしながら、当町内会には、それらの活動をするための公の場所がありません。前述の『招福もちつき祭り』、夏休み期間中の子供たちの『ラジオ体操』については、集会所横の私有地を地主さんのご好意により使用させていただいており、その都度、佐世保市在住の地主さん方までお願いとお礼に町内会長が出向いているというのが実情です。
 町内会の活性化を目指し、活発に活動を展開している当町内会にとって、その活動の拠点となる公の広場の確保は切実な課題です。子供から高齢者まで世代を超えて住民が交わる場としての公園(広場)の存在は活気ある町内会にとって必要不可欠な要素だと考えます。
 また、子供たちが安心・安全に遊ぶことのできる公の広場が必要です。公園(広場)のない当町内会の子供たちは道路上でサッカーやキャッチボールをするほかありません。子供たちを交通事故から守り、健全育成を図るためにも公の広場が求められています。
 さらに、防災上、火事・地震等の災害時における避難場所の確保が緊急の課題となっています。町の策定する「佐々町国民保護計画」及び「佐々町地域防災計画」によると、「町が住民の生命、身体、財産を守るための責務の中でも非常に重要なプロセス」と位置付けてある避難住民の誘導等に関し、地震災害の場合の肝心の避難場所が当町内会住民には示されていません。
 当町内会住民が佐々町民として等しく生命、身体を守られる存在であることは申し上げるまでもないことであります。よって、当町内会住民にとっての災害時における避難場所を強く求めるところです。
 以上のような観点から、集会所に隣接する一定規模の公園(広場)の設置を陳情する次第です。

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