峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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将棋の子

2005年09月29日 | 将棋
有紀さんとくるみさんが将棋と出会ったことで、私たち家族の世界は、より大きな広がりをもちました

有紀さん・くるみさんが全国大会で戦ってきた子供たちの中に、将棋の研修会や奨励会で将棋における自分の可能性を問うている人たちがいます。
室田伊緒さんのようにプロになる人も出てきました
彼らの成長を密かに見守り、応援するのも楽しみの1つです

きょう、久しぶりに日本将棋連盟HPの奨励会の成績表を見て、ある種の感慨(かんがい)を抱くことになりました。

この夏、山形県天童市で開かれた全国中学生選抜将棋選手権大会で埼玉に引っ越した植木裕斗くんに会いました。
1年ぶりにあった植木くんは、ずいぶんと背が高くなり、少年から青年の顔へと変わっていました。
こちらの目を真っ直ぐに見て、柔和な表情で穏やかに話す様は、彼の確かな成長の証【あかし】でしょう。
彼は、この夏も奨励会を受けると力強く語ってくれました。

関東奨励会…二段・田島尉【じょう】くん、長崎県出身です。長いこと初段に留まっていましたが二段まできました。とりあえず三段リーグまであと1歩です。
頑張れ、ジョー

2級・大西光くん、森下卓九段のお弟子さんです。
ある時、森下さんと親しくお話する機会がありました。奨励会の話になった際、大西くんのことが話題になりました。彼は確か、小学4年でアマ四段の力があったとか。
そんな強い子が奨励会の4級かで長いこと昇級できない時期があり、そのことをして森下さんは考え込んでおられました。
どんな子でも奨励会入りには反対ですと仰っていました。

その後、ある時期ポンポンと2つ上がりました。大西くんを直接知りませんが応援しています。
よかったね。頑張れ、ヒカリ光れ

3級には黒沢怜生【れお】くんがいます。黒沢くんは埼玉で東日本大会出場だから、くるみさんが直接指す機会はありませんでした。が、くるみさん世代の強豪の代表格です。
頑張れ、レオ

6級までくると、新入会員の名前が載っていました…入山稜平くん。
確か愛知県の子です。前身の小学生倉敷王将戦で彼を初めて見ました。彼が小学1年生のときでしたが、地元のカメラクルーが彼をずっと追いかけていました。何でも彼のドキュメンタリーを作っているんだとか。
当時から堂々として、スターの雰囲気を持っている子供でした。順調に成長しているようです。
頑張れ、リョウヘイ

そして…植木裕斗、ありました。植木くん、何度目かの挑戦で見事に入会を果たしていました。
2年前、裕斗くんのお父さんと天童で、はしごして飲みました。お師匠さんの佐藤康光棋聖は私がお引き合わせしたものです(オホン)。
裕斗くんが奨励会に入ってくれたので、この秘話をようやく自慢話として公言できるようになりました。
頑張れ、ユウト

そこまで見て、次に関西奨励会のページをクリックしました。
三段リーグに広島の村山聖怪童杯で出会った糸谷哲郎くんがいます。とても愉快な少年でした。あの頃、確か初段でした。順調に強くなっているようです。
頑張れ、テツロウ

初段に、新入会の今年のアマ名人吉田正和さんがいます。早くも2連勝です。
頑張れ、ヨシダ

2級に澤田真吾くんです。彼も4年生の頃から落ち着いた少年でした。
頑張れ、シンゴ

5級には北山開生くん、横田淳くん、西野剣くん、西田拓也くんがいます。
頑張れ、カイセイ、アツシ、ツルギ、タクヤ

次に6級の松尾知典くん…、9月26日の欄に「退会」の文字が記してありました。
平成15年入会ですから2年間、将棋だけに集中して努力を重ねてきたことでしょう。
奨励会入りは、知典君が将棋を指し始めた頃からの夢でした。子供がずっと変わらず言い続けてきたことだから親としては、それを応援するだけですと仰っておられたお父さんの言葉が心に残っています。
まだ13歳です。おそらく精一杯やってのことだから、スッキリしているかもしれません。
頑張れ、トモノリ

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