峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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渚【なぎさ】のデート

2008年09月06日 | 夫婦
ここ数日、今月15日に開催される町主催の敬老祝賀式の案内で町内会のご高齢者のお宅を訪問させていただいている。
対象になるのは75歳以上のご高齢者で、私たちの町内会には49人いらっしゃる。

その町主催の祝賀式も、新しい時代にそぐわなくなってきているとして、このまま続けるべきか否か、この2・3年、町内会長会で議論してきた結果、今年で終止符を打つことに決まった。
この議論の最初から私は、町内会のご高齢者は町内会に住む後輩の手でお祝いして差し上げたい旨主張してきた。町が式をやるやらないに関わらず、私たちは今年も来年も、その先もずっとご高齢者を大切に、長寿をお祝いしていくことに変わりはない。

ご高齢者のお宅を一軒一軒、伺ってお話をすると、どうしても長くなってしまう。体のこと、これから先の身の振り方について等々、渦巻く不安や不満が吹き出される。それらを丁寧【ていねい】に伺ううちに、やがて我を取り戻されニッコリ微笑まれる。そこまでお付き合いしてお暇【いとま】する。

きょうは、久しぶりに何も予定が入っていない土曜日、朝、女房どのにお昼を食べに出ようかと誘うと「美味しいものが食べたい!」との応え。それではということで午前中に用事を済ませることに。
私はご高齢者のお宅を2軒と、町内会主催の敬老祝賀会の料理を毎年作っていただいている有志の世話役のお宅を伺い、女房どのは土日、無農薬野菜をほぼ独占入手させていただいている農家の方の所へ出かけた。

午前11時半頃、2人ほぼ同時に帰宅した。汗を拭き、着替えを済ませ、本当に久しぶりにパールシーのイタリア料理のお店『ピノキオ』へ出かけた。
ビールをいただくことを前提に女房どのの車で彼女が運転だ。

有紀さんとくるみさんが小学生の頃、パールシーにも『ピノキオ』にもよく行った。
デリカに自転車を3台積み込み、海岸沿いのウッドデッキを3人で走った。楽しい想い出だ。女房どのと、そんなあれこれを懐かしみ、同時に娘たち3人のこれからを語り合いながら前菜の鯛【たい】のカルパッチョにハイネケンの生ジョッキ、続けてピザとスパゲッティに舌鼓を打った。

店を出た後、海岸沿いに新しくできている遊歩道を2人で歩いた。九十九島の入り組んだ湾岸、その1つの小さな入江に降りてみた。海の水がとてもきれいだった。

ヨットが係留してある。
「船っていくらくらいするの?」「300万円くらいからかなぁ」
夢語りしつつ、潮の香を嗅【か】ぎながら2人して歩いた。
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2 コメント

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Unknown (峰野裕二郎)
2008-09-07 20:28:54
ぶな太さん、ありがとうございます。
素敵な読者さんがたくさんいらっしゃることが励みになっています。
返信する
素敵な夢! (ぶな太)
2008-09-07 09:47:07
峰野さん 最近ブログは絶好調ですね。
”渚のデート”という題名はセンスがいいし、本文を読ませていただいて共感を覚えました。
子育てがほとんど終わって、多忙な中にお二人だけで静かな時間をくつろがれた様子が伝わってきました。
300万円以上もする船を買うなんてことは考えたこともありませんが、そういう夢を楽しむこともいいものですね。
”素敵な読者”がさらに広がることを祈っています。
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