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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

もう最期までなにもすてない

2024-11-25 20:59:53 | 日記

帰宅時間帯は空き家が増えたとはいえ、家の窓に灯りがともっている。台所の位置によって、おいしそうな匂いが漂ってきます。家庭の時間です。門灯と玄関の灯りをつけて出かけます。玄関をあがると、水槽があって1匹のメダカが泳いでいます。「ただ今、今、帰ったよ」お前が死んだら、またメダカを飼うのかな・・・。

学童クラブのお友達で先日ご主人をなくされた方が、今日から勤務に出てこられました。ただ流されるように葬儀から1週間がたち、どうにもならなくなって息子さんのいる東京へ一緒に行かれたとか。3日間、滞在して気分転換が少しできたと言います。「でもね、帰りがつらいわね。一人で米原に降り立った時、寒いし・・・」そんな風に話されました。何もない私でも、東海道新幹線から米原の駅に降りると、なんとも言えない寂しさを感じます。まして、ひとりでご主人のいない家に帰る彼女はいかほど心細いか・・・。

昨夜の大河ドラマで、まひろ(紫式部)が、旅に出ますと、道長に別れを告げました。(帰ってきてももうお会いすることはございませんと)旅先で海岸を力の限り走る彼女の姿。胸がつまるシーンでした。つよい!捨てきるんだという感じです。

私にはできないだろう。それは年齢のせいかもしれません。昔なら「生きていてももうお会いすることはできません」と言えたかもしれません。今は、そんなセリフを言う前に自らのいのちをたつやも知れません。自分で思う以上に、私のこころは浸食されているのでしょう。

元夫と別れたころ住んでいたのは、Y氏の家から10分もしないところでした。ふと思いました。ここにいればY氏のそばでずっといられる。それは叶うことではありませんでしたが、せめて・・・と思うのでした。

何も捨てない。そう思うのです。

赤く燃えない紅葉は朱色です。空だけがきれいですね。今日の八幡神社です。

         

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疲れたら 温泉にでもいこう!

2024-11-24 18:04:05 | 日記

今日は昨日までの天気予報では、雨も降り気温も上がらないとのことでした。重装備していけばいいや、と彦根までサッカーの応援に行くつもりでした。来る日も来る日も学童クラブの問題が家まで追いかけてきます。仕事は家庭には持ち込まない、これが鉄則なのですが、夜になると電話が入ります。

ダウンコートと大き目のストール、帽子と完全武装でしたが、ななんと晴れてしまい暑くて困りました。滋賀県にはJリーグのチームがありません。(ない県は全国6県か7県です)JFL(日本フットボールリーグ)の滋賀県チームの応援でした。シニアサッカーのお友達の招待です。お友達はあちこちのチームの監督やらコーチとあいさつをされます。シニアサッカーに関わって14年、私にも「父がお世話になっております」とかになります。(美人は目立つから困るなどと、大きな間違いをするおばあさんです)

前半が4対0で三重県のチームに負けています。シニアサッカーでも10年以上試合を見ていると、それなりのことはわかるようになりました。後半はぼんやりと空を眺めていました。「ああ、温泉へ行きたい・・・」

認知症の母が、デーサービスに行っているときに、「温泉にいきたいね」と言いました。そこでは洗濯ものを畳んだり、ほかの人の面倒を見たりで、とてもお役に立っていたそうです。そうだよね、家で寝転んでTVを見たりできたいたのに・・・。私が実家にかえればよかったのです。

人はだんだん知恵がついて、自分を正当化する理屈を考えます。それらがまた、まことしやかに聞こえ、だれも反論できないのです。こうこうだから、みんなのためにこうするよりほかなかった、とか。でも、それでいいのかな・・・。

今日は彦根城もきれいに見えます。ひこにゃんもお城からピッチに遊びに来ていました。来月になったら、温泉へでも出かけよう!

                   

                    

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しぐれの記

2024-11-23 21:11:23 | 日記

時雨の季節になりました。この時期になると冷たい北風が吹き出します。そして、いつも傘を持ち歩かなくてはなりません。車のない身にはつらい季節になりました。午前中は図書館へ。大学院の課題提出が迫っていました。それでも静かな図書館で、学んでいるとこころが静かです。

子どもたちと接しているときに、うっかりすると蹴られたり、ハサミを向けられたり、かまれたりすることがあります。それは私だけでなく、ほかの支援員の人もそうです。ある学童クラブのリーダーは、子どもと接するときは、子どもから暴力を受ける可能性があることを覚悟するように、と支援員に言われるそうです。私も覚悟というよりはそういう場合は騒がずにじっとしています。それでこの子が気が済むならと・・・。(これがいいかどうかはわかりませんが)

先ほどまで、NHKの旧作プロジェクトXのホテルニュージャパンの火災で救命活動にあたった麹町消防署特別救助隊の話を見ていました。あの時のTVの放送中継を思い出しました。一人の人を助けるために、自分のいのちを顧みず炎の中に飛び込んだ隊長。生きているその人を助けずに、あと何人もの人を助けても自分は必ず後悔するだろう、語りました。

その任務には、相当の覚悟がなくては就けないと思います。あることに覚悟をもって臨むということはなかなかできず、どこかで逃げてしまうことが多いでしょう。本当にどうしたいのか?そのことに命を賭けてもいいのか?そんなことを思いました。

夕方、買い物に出かけると、またしぐれてきました。

奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

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結婚は籍を入れること

2024-11-21 21:17:09 | 日記

身体が寒さになれないのか、寒気がする時があります。寒暖差も激しいので体調管理に注意されてくださいね。ここ2日間、学童クラブのお友達からの長電話で床にはいるのはシンデレラでした。体調が悪いです。だいぶ木々も紅葉し始めましたが、何か今一つですね。黄葉は黄金色のイチョウという感じです。

ミーハーのおばあさんは火野正平さんのネットの記事を読んでいました。事実婚の女性は40年連れ添っていると言います。戸籍上の奥さまはずっと籍を抜かずにいるということです。もしもどこへも行くところがなくなったときに、帰ってこられるのはここだけでしょうから籍は抜きませんと。火野正平さんは自分から勝手に出ていったのだから、離婚を言い出すのは自分ではないと言います。う~んとうなってしまいます。元夫はごねてわからなくなって自分から出ていったけれども、何もしなかったなぁ・・・。改めて結婚とはどういうこと?と考えさせられました。

だいたい、戸籍制度がある国は、台湾、中国、日本だけです。では、欧米は?個人登録が一般的だそうです。アメリカは各州や自治体の出生証明書や婚姻証明書や死亡証明書を利用するとか。私が生まれて、私が結婚して、私が死んだ・・・。すっきりしていていいなぁ。

火野正平さんは、結婚とは籍を入れることだけなのでしょうかね、と言われていました。一人の人としての生き方・・・。「籍」とは安全牌でもなくなりつつありますが、籍の壁は高いようです。

 

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A面の男 B面の男

2024-11-20 22:46:03 | 日記

夜でもパジャンだけで部屋を歩けたのに、今日はセーターを羽織らないと寒いです。夕方、買い物出でるともう暗くて、物寂しいです。初冬のもののあはれでしょうか。

火野正平さんが天に召されました。75歳。昔々の「必殺」シリーズを思い出し、数々の浮名を流し、どうしたのかなと思っているとHNK  BSの旅番組が人気になりましたね。最近、火野さんようなタイプの俳優さんがいないですね。残念です。そういえば、ドラマのTBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」を観ました。長崎の原爆と戦争を描いたドラマですが、なにか白黒の画面を見ているような雰囲気でした。うまい作りですね。斎藤工が海に飛び込んであがってきた姿がさすが色っぽかったです。

今朝はのんびりとしていて、朝食後にあさイチをかけると、今日(11月20日)は「人には言えない秘密」特集でした。調度、60代の女性の秘密で、結婚してもずっと心の中にいる以前お付合いしていた男性の話でした。まぁ、あるある秘密なのでしょうね。その表現が、結婚生活はA面で、その人のことはB面でA面よりもこころに残ると。なるほど、そうか・・・。でも、40年はすごいですね。私で引きずって20年・・・。いまはああ、こういう人だったのかなぁなどと美化して箱にはいりました。私など、A面にもB面にもならないから・・・。そうだ!大きなLPレコードならOKかな。

火野正平さんは自分から女性に別れは言い出さなかった人とか聞いたことがあります。それもモテた所以なのでしょうか。でも、それはある意味では女性には酷なことかもしれませんね。

初冬の夜がしずかに過ぎていきます。

 

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