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君に読む物語

2016-06-11 22:26:16 | 日記
 爽やかな初夏のような日だった。10年以上作っている冊子「いのち」の編集に追われる。親友の由美子さんが書いた「君に読む物語」を読んで、映画を思い出した。この映画を見たころは、認知症とは別の世界にいた。どんなに愛しあったとしても、そのことを忘れてしまうのか とショックだった。

 2つのドラマで別れのシーンがあった。金曜日のNHKドラマコントレールの別れは、結ばれてはならない二人がその思い出のすべてを身体に刻み込んで別れ、それを宝ものにし生きると 言う。そういう別れ方もあったのだ と思った。朝ドラとと姉ちゃんも若い二人がきちんと別れていた。あのように最後をきちんとして別れるほうがいいのだなぁ と感じた。冬ソナだってそうだった。最後に見たものが後ろ姿なんて悲しい と振り向かないで二人は反対方向に歩いていった。

 別れは、きちんとしないと後をひいてしまうのだろうか。そんな思いになった。いや、そうではない。今思うと、「さようなら」は言えなかったのだ。言うことができなかったのだ。ずっと、ずっと。

 
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