梅の実のなるころ

　店先に梅の実が出回りだした。今年も梅酢を作ろうと思う。なかなか進まなかったホームページの製作が少し進んだ。やるしかないと諦めながら一人でこつこつやっている。

　ＮＨＫドラマのコントレールを見ていて思った。生きていくことがつらくて、人を愛することもある。人はそれを辛さから逃げるためと思うかもしれない。自分では意識しなくても、苦しみや寂しさからの逃避なのかもしれない。でも、そんな愛を大事に抱いていくとやがて逃避ではない本物の愛になるのではないだろうか。誰にでもあるそんな心の弱さも、抱きしめてくれる人がいれば、コントレールのようにむなしく消える愛ではなく、終わることのない永遠の愛に変わるのではないだろうか。ただ寂しく震えていた心も、同じような寂しさと共鳴して、静かな静かな愛に変われるのではないだろうか。