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生きるということ

2017-07-10 20:01:09 | 日記
 先週の土曜日から関西へ出かけていました。2日間は神戸で「がん哲学外来市民学会」の養成講座と学会に参加していました。いかめしい名前ですが、がん患者(家族)と医療機関との隙間を埋める という考え方です。市民学会と名がつくのは、ハンセン病市民学会と2つしか日本にはないそうです。「がん」という病に出遭い、「どう生きていくか?」を考えるようになったとき、「たましい」にふれるようなケアが必要なのではないか というかなり深い問題を考える講座でした。ケアマネージャー、看護師さん、医師、ご自身や家族ががんの方、カウンセラー、キリスト者等さまざまな方の集まりでした。

 「がんカフェ」という場で、思いを話して、解決は出来なくても、解消ができるにはどうしたらいいのか?そんなことを話し合いました。たとえ、がんでなくほかのことでも人が安心して生きるには何があればいいのか?そんな話もありました。代表の樋野先生は「30メートル後ろからでも自分を見ていてくれる人がいるということ」と言われていました。「どんなことがあっても最後まで(最期まで)あなたのそばにいますよ」という存在ではないかという話にもなりました。魂と魂が寄り添いあうということ。

 そんな神戸の濃い2日間でした。大阪泊で今日は京都へ。お薦めいただいた「石峰寺」へ。そこへ向う電車の中で友が肝がんで亡くなったというメールが入りました。もう、あと何週間か?と聞いていたので覚悟はしていたのですが・・・・。夏の日差しの石峰寺は誰も参拝の人はなく、一人静かに友の冥福を祈りました。石仏の後ろの竹林から木漏れ日が差し込んできます。美しすぎるその空間で「生きる」ということを考えました。「生きることも死ぬことも同じかもしれない」

 
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