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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

 せみ時雨

2017-07-25 22:01:46 | 日記
 久しぶりにせみ時雨を聞きました。駒沢の運動公園です。住まいの平塚は木が少ないので、せみの声はひと夏でほとんど聞けません。駒沢運動公園は木が多いとはいえ、今日はまとわりつくような暑さ。歩みを止めると汗が吹き出てきます。京都の祇園祭のころを思い出しました。

 駒沢のサッカーの取材後、とんぼ返りで教会のお通夜へ。カトリックの教会では「通夜の祈り」といいます。挨拶もお悔やみは言わないで「やすらかな眠りをお祈りいたします」などと挨拶します。死は永遠のはじまりで不幸と考えないからです。2年間、がんで闘病されたご主人を送られた奥様が「二人で2年間、真剣にがんと向かい合い、闘いました。ですから、今は悲しいという思いはありません。私たちは闘い抜きました」と挨拶されました。

 覚悟を形にしておかなくてはいけない と思いました。どこでどのような死を迎えるかわかりませんが、子供も配偶者もない私はきちんとしておかなくては と思います。キリスト者として、通夜の祈りも告別式もしていただけるのでしょうが、自分始末は自分で決めておかないと。それが決まれば、安心して生きられるような気がします。

 サッカーの取材の合間に、参加者と話しました。「彼も奥さんをなくしているんだよね。みんななにか抱えているよ。自分の病気、家族の介護、孫の父親代わり、いろいろあるよ。一つ終わるとまたなにかあるよ。」そうか、そうだよね。なんとなく私は、男の世界を生きているような気がしました。お墓を買って、終の棲家を決めて、あとは自由に生きようかな。

 
コメント
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