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おまえのなかに生きとる

2019-09-28 19:07:40 | 日記

明日出かける用意をしなくてはならず、ラグビーの試合は見ないでいた。パソコンでLive を見ていた。これは勝つ! と思ってTV観戦になった。アイルランドに勝った。インタビューで、自分達以外はだれも信じていなかっただろうが、自分達は勝つと信じていた と話していた。その信念の勝利のような気がする。

朝ドラ『なつぞら』が今日で終わった。朝ドラらしい終わりかたでほっとして、前に進めるのではないだろうか。泰樹おじちゃんのなつへの一言「わしはもう、お前の中に残っとる。お前の中に生きとる。それで十分じゃ」はそうでありたいと思う言葉だった。村上龍の小説「心はいつもあなたのもとに」を思い出した。

読んだときは、なにか中途半端な気分だった。資ファンド会社の経営者、家庭があり二人の娘もいる。おおむね仕事も順調で、潤沢な資金も財力もある。その主人公が風俗嬢との交際をメールのやり取りを中心に描いていく。彼女は型糖尿病を患っている。その交際の中で、彼女は変わっていくが入退院を繰り返すようになる。非常に恵まれて主人公であるがゆえに、おそらく村上龍が伝えたかったことがわかりにくかったのかもしれない。まぁ、そういう二人でないと小説は出来上がらないが。

"I wiii always be with you,always"とタイトルがついている。さまざまなものを持っている男だから(仕事、家庭、遊び・・)「そばにる」という言葉の意味があるようにも思う。残ったものをベンチという形にしたが、それはそこに生きているという表現なのかもしれない。

私以外のだれも信じないだろうが、私の傍にいつもだれがいると信じている。


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