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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

黒髪はどこへいった

2018-09-20 18:04:50 | 日記

肌寒く、雨が降っている。秋の雨はさびしい。でも、仕事をするにはいい。部屋には書類やら洗濯物がいっぱいある。どこから手をつけようか?朝から頭が痛い。久しぶりに台所に立つ。取材で出かけ、戻ると忙しいのでなかなか料理もできない。料理をして(といってもシチューだが)洗濯ものをたたみアイロンをかけるとほっとする。

取材先のホテルでTVをみていると、草笛みつこさん(84歳)が出ておられた。やはりうつくしい。『老い』について話されていた。白髪が目立ち始めても、白髪染をしなかったという。「黒髪は神さまがもっていってしまった。ハリのある肌も神さまがもっていってしまった。体力もそう。老いとは若さを神さまがもっていってしまうものでは。でもね、最後に残るのは気力なんですよ。気力だけでやっています。」

そうか、神さまがもっていってしまうのか と妙に納得した。でも、草笛さんだから言える気もする。昨日も「いつから髪を染めるのをやめるか」のはなしになった。今、シルバーグレーが流行りだしたと言う。男性もシルバーグレーはいいなぁと思う。

自然体の樹木希林さんもうつくしかった。そのうつくしさは心(精神)からくるものではないかと思う言葉があった。「全部、好きです。すべて何もかも好きです。もし、来世というものがあって、生まれ変わることがあるのなら、また巡り合うことがないように。出会わないように、気をつけたいわね。彼と出会ってしまえば、また好きになって大変な人生を送ることになるから」

髪のことなど飛んでしまいそうだ

 

 

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ふれもせで

2018-09-19 20:20:55 | 日記

4日間の地方巡業から戻ると忙しい。洗濯日和の今日、まず洗濯から。一人にしては半端ない量。巡業先のレポートの配信をしなくてはならない。そのための写真の整理。午後からはお茶にいかなくてはならない。荷物が重かったのか腰が痛む。精神的には元気印だが、身体が追いつかない。そこへ今日の朝ドラがいけない。また、北川悦吏子さんにやられた。

そんな雑念をお茶は無にしてくれる。お茶室で聞く虫の声はより風情がある。お花はノコンギク。色紙は「行雲流水」。なんともいまの私にはありがたい言葉だ。風の気持ちのいい帰り道、引きずった人のことを思いだした。

若い日のこと、なにかあってもおかしくなかった。新宿で飲んで、百人町のラブホテル街をふらふらと歩いた。でも、入ることはなかった。落ち込んだときに共通の知人家に泊まりこんだが、同じ布団で寝てもそれだけだった。キャンプでバンガローで隣で寝ていても、初めに手をつないで寝たくらいだった。飲んで甘えて腕は組んだが、それで「さよなら」と別れた。もし、二人にそれ以上のことがあったら、別れたか結婚したかだったろう。だから私は30年近く引きずった。この年になって、彼の想いが理解できる気がする。

生活に(日常に)ならない愛はどんどん深くなる。心の中から彼は自然に消えた。極論を言えば、結婚はだれとでもできるが、慈しみを持った深い愛はめったにない。「ふれもせで」は久世さんがが向田邦子との関係を書いた本の題名だ。

「ふれもせで」あなたは私の心を持っていった。

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奥琵琶湖の観音様

2018-09-17 14:53:38 | 日記

 たまには贅沢な旅をしようか と旅館に泊まり美味しいものを食べようと思いました。女性一人で泊まれる宿はまだ少ないです。広い和室ででーんと寝られるのはいいのですが、食事はひとりはさびしいですね。食堂で皆さんも食べるのですが、ホテルのひとりとは違います。

今日は奥琵琶湖の観音めぐりの予定でしたが、祭日後の火曜日でお休みの所もあり残念でした。長浜市高月町の赤後(しゃくご)寺は大きな鳥居があり(神社かと)そこの階段を昇るとお堂があります。でも戸も開かず入れません。そういえば、下に「お参りを希望する人は携帯電話で連絡下さい」とありました。備え付け?の携帯電話で連絡すると、自転車で農作業姿の方が来られました。「村のものが交代で案内しているんです」と。扉を開けると香の匂いがします。朝、当番の人がご飯とお水を供えにくるそうです。

1200年前の重要文化財の観音さまが二軀。檜の一本作りの彫像です。このお寺は宗派がありません。京都のお寺を廻っていると「?」という感じです。でも、元は村民達がどこかにお社を立て神様を祭っていたところに、仏教が入ってきたわけですから、村のお寺 ということになるのかもしれません。本堂も村民の力で建替えたそうです。戦国の合戦から守るために村民が川や土の中に埋めて仏様を守ったといいます。

宗教とは本来そのようなものなのではないかな と思いました。なんとなく隠れキリシタンがなぜあのような村で守られたのかわかるような気がしました。キリスト教が日本に広がらないのは一神教のせいなのでしょうね。豪雪地帯だという高月の町。大きな農家の屋敷が多いです。そこにゆたかな信仰があるように思いました。帰りに「あのお隣のお寺はなんですか?」とお聞きすると「あれは、ただの寺ですよ」というお返事でした。

また、湖北の観音たちを訪ねたいと思います。

 

 

 

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となりの席は?

2018-09-17 14:53:38 | 日記

い今日から二日間はキリスト者が仏巡りです。仏像を美しいと思って興味をもちだしたのは、教科書で弥勒菩薩見た頃でしょうか。修学旅行で比叡山の根本中堂の暗さの中で静かな時を過ごしてから、わたしは根本中堂が好きになりました。叡山香もいつかうちのお香になりました。

今日は観光客が多い比叡山です。のんびり散策です。杉木立の美しい西搭まで歩きました。旅はいつも一人だなぁと思いました。サッカーの大会では色々な方とお話しました。そんな時のために私はいつも一人なのかもしれないと思います。隣に誰でも座れるように一人なのでしょうね。

行きの新幹線で一人旅は素敵ですねと話しかけられました。そんなことはないのですが、だれかのために一人ならそれでいいように思いました。

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使いきったいのちのご冥福をお祈りいたします

2018-09-16 18:56:41 | 日記

樹木希林さんが御逝去されました。その自然体の生き方は本当に魅力的でした。彼女のようにいきられたらと目標の方でした。

生ききる、使いきる、改めて考えたいと思いました。

大きな星がひとつ消えます。天に召されたいのちがまた輝きますように

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