■ストーリ
茨城県・下妻に住み、ぶりぶりのロリータ・ファッションに
身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーの
イチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれながらも
強力な生き様を貫くハイパーパワフルな乙女たちの純情物語。
■感想 ☆☆☆☆☆
予告を見て気になっていたものの、時間の折り合いがつかず
未見だった作品が地上波初登場。
予告で感じた「おもしろそう!」という予感は見事当たっていた。
あまりに面白くて3回ぐらい繰り返して見た。
朝、仕事にいく直前まで好きなシーンだけ見て元気をもらった。
それぐらい好きな作品。映画館で見たかった・・・。
自分と自分の感性、そして自分の友人を信じている
女の子二人がとにかくかっこいい。自分が好きであれば
周囲が何を言おうと気にしない。どんな目で見られても構わない。
ひとりで生きていけるわけではないけれど、自分の感性を
理解しようともしない人たちに媚を売ってまで誰かと一緒に
いようとは思わない。
そんな毅然とした態度で生きていく桃子とイチゴ。
ふんわりふわふわ女の子ロリータの格好で舌ったらずな
しゃべり方をする桃子は生きていく力に満ち溢れていて
図太く現実対応能力が高い。そんなところが好き。
女の子はこうでなくっちゃ、と勇気付けられる。
逆に一昔前のヤンキースタイルで笑顔を見せもせず
周囲ににらみをきかせているイチゴが意外と臆病者なのにも
納得できる。臆病者というよりも人と関わることによって
自分が人を傷つけたり人に傷つけられたりするのが嫌なんだろう。
だから自分よりも奇天烈な格好をして毅然と過ごす
桃子に惹かれる。桃子が自分をこわがらず、
変な目で見ることもないから余計に桃子になついていく。
イチゴのほうが桃子よりもやさしいし、現実によく存在する
典型的な「女の子」なんだろう。
少しずつ少しずつ育まれる友情は微笑ましい。
その友情を見守るおばあちゃんやデザイナーも微笑ましい。
こういう大人になりたい。こういうふうにちびっ子を
正しい方向に導ける人になりたい。
ふたりをそんな尊敬の目で見てしまった。
ラスト20分は怒涛のように過ぎていく。
レディースを向こうにまわし、優雅なワルツをBGMに
大立ち回りをする桃子から目が離せない。
女性の友情はもろい、というのが定説だけれど、
声を大にして言いたい。
女性の友情は決してもろくない。
ただ、女性の友情は成立しにくいのだ。
お互いに様子を探りあうから。女性は意外と人に頼らない。
同性には特に。だからお互いをさらけ出せない。
けれど、お互いをさらけ出しあえ、友情を結ぶことができれば
女の友情は男同士の友情より遥かに強い。
女性の方が男性よりオトコマエ度は高いのだ。
そんな確信が持てる作品。
茨城県・下妻に住み、ぶりぶりのロリータ・ファッションに
身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーの
イチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれながらも
強力な生き様を貫くハイパーパワフルな乙女たちの純情物語。
■感想 ☆☆☆☆☆
予告を見て気になっていたものの、時間の折り合いがつかず
未見だった作品が地上波初登場。
予告で感じた「おもしろそう!」という予感は見事当たっていた。
あまりに面白くて3回ぐらい繰り返して見た。
朝、仕事にいく直前まで好きなシーンだけ見て元気をもらった。
それぐらい好きな作品。映画館で見たかった・・・。
自分と自分の感性、そして自分の友人を信じている
女の子二人がとにかくかっこいい。自分が好きであれば
周囲が何を言おうと気にしない。どんな目で見られても構わない。
ひとりで生きていけるわけではないけれど、自分の感性を
理解しようともしない人たちに媚を売ってまで誰かと一緒に
いようとは思わない。
そんな毅然とした態度で生きていく桃子とイチゴ。
ふんわりふわふわ女の子ロリータの格好で舌ったらずな
しゃべり方をする桃子は生きていく力に満ち溢れていて
図太く現実対応能力が高い。そんなところが好き。
女の子はこうでなくっちゃ、と勇気付けられる。
逆に一昔前のヤンキースタイルで笑顔を見せもせず
周囲ににらみをきかせているイチゴが意外と臆病者なのにも
納得できる。臆病者というよりも人と関わることによって
自分が人を傷つけたり人に傷つけられたりするのが嫌なんだろう。
だから自分よりも奇天烈な格好をして毅然と過ごす
桃子に惹かれる。桃子が自分をこわがらず、
変な目で見ることもないから余計に桃子になついていく。
イチゴのほうが桃子よりもやさしいし、現実によく存在する
典型的な「女の子」なんだろう。
少しずつ少しずつ育まれる友情は微笑ましい。
その友情を見守るおばあちゃんやデザイナーも微笑ましい。
こういう大人になりたい。こういうふうにちびっ子を
正しい方向に導ける人になりたい。
ふたりをそんな尊敬の目で見てしまった。
ラスト20分は怒涛のように過ぎていく。
レディースを向こうにまわし、優雅なワルツをBGMに
大立ち回りをする桃子から目が離せない。
女性の友情はもろい、というのが定説だけれど、
声を大にして言いたい。
女性の友情は決してもろくない。
ただ、女性の友情は成立しにくいのだ。
お互いに様子を探りあうから。女性は意外と人に頼らない。
同性には特に。だからお互いをさらけ出せない。
けれど、お互いをさらけ出しあえ、友情を結ぶことができれば
女の友情は男同士の友情より遥かに強い。
女性の方が男性よりオトコマエ度は高いのだ。
そんな確信が持てる作品。