のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

由紀さおり・安田祥子童謡コンサート

2007年07月01日 22時02分04秒 | 音楽鑑賞
取締役よりチケットをいただいて福岡市民会館にて鑑賞してきました。
童謡コンサートですが、お客様は若干平均年齢が高く
のりぞう世代はほとんど見当たらない大変落ち着くコンサートでした。

おふたりの息のあったコーラスと美しい歌声に
心洗われた2時間半。
コンサートのテーマは「明日に残したい日本語の歌」でしたが
歌われる曲すべてが選ばれただけのことはある、と納得できる
美しい曲たちでした。
ずっと歌い継いで行きたい、歌い継いでいって欲しい
私もそう願いたくなる曲ばかり。

歌の合間に由紀さんと安田さんが
姉妹ならではの息のあったトークを見せるのですが
そのトークの言葉さえも美しい。
品がある会話というのはこういう語り口のことなんだ、と
己の普段の粗雑な言葉の数々を心から反省しました。
こういった言葉の端々に現れる「その人らしさ」が
上品な人でいたいものです。

彼女たちのトークでもっとも心に残ったのは
「歌にはそれぞれ、適度な距離がある」
というもの。オペラにはオペラの、童謡には童謡の
聴くに丁度良い距離がある。
オペラは大会場の後ろの観客にさえも届くように作られた曲であり
童謡はお母さんが自分の子供の肌のぬくもりを感じながら
顔を覗き込みながら歌うのに丁度よいよう作られた曲なんだそうです。

なるほど。と心から納得。

歌われた曲はどれもよかったのですが
「小さい秋見つけた」と「トルコ行進曲」は更に好きで、
音楽を聞いて初めて「鳥肌が立つ」感覚を体感できました。
あれだけ歌えたら、歌うことが楽しくて楽しくて仕方がないだろうな。