のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ビターなオンナ

2007年07月19日 23時59分36秒 | 日常生活
昨日、妹から手紙が届いていたので、
仕事が終わったのりぞうは、妹にお礼の電話をかけました。
しかし、まったくつながりません。
ちっ。さては妹め、今日もデートか?
とやさぐれかけていると、留守番電話につながりました。
「こちらはauお留守番電話でございます。」

・・・・・おや?
おやおや?
えっと、のりぞう一家は家族そろって
ぼーだぽん改めソフトバンクモバイルのはず。
auにお世話になったことなんて一度もないはず。

え?!ワタクシ、一体、どなたに電話をかけてるの?!

と、慌てて電話を切って、電話の主を確認したところ
この時間は確実に仕事をしているにちがいない会社の先輩でした。


きーーーーーーーーーーやーーーーーーーーー!!
どゆこと?!
間違えるにしても、もっと相手を選ぼうよ!
せめて、お仕事のお邪魔にならないような方に間違えようよ!!
と自分を責めつつ、大慌てでお詫びのメールを打っていると
先輩から電話がかかってきました。
取った瞬間に謝ります。有無を言わせず謝ります。

ごめんなさいっ!
本っ当に!!ごめんなさいっ!!

平身低頭謝り、電話を切った後に
送りかけていたお詫びのメールを送信しちゃいました。
本当にごめんなさいっ!!

先輩からの返信メール。
「会議中だったっつーの。」

・・・・いや、本当に面目ない。
そもそもなぜに電話をかけ間違えたかというと
のりぞうには滅多に電話がかかってこないため、
着信履歴がたいてい、母親か妹で占められているからなのです。
着信履歴にかけなおしさえすれば、どちらかにつながるはずなのです。
それが昨晩は、珍しく先輩から電話をいただいたのでした。

・・・そういえば、確かのりぞうは
仕事で疲れきっていた先輩を励まそうと、
昨晩の電話で大見得を切ったような・・・。

「のりぞうなんて、仕事は失敗だらけですよ!
 よし!のりぞう、しばらくの間、失敗したら
 きちんと先輩に報告します。
 のりぞうをあざ笑って少しでも元気になってくださいっ。」

先輩は力なく
「期待してるよ。。。。」
とつぶやいてくれたっけ。



・・・先輩もまさか、あざ笑うはずだったのりぞうの失敗が
自分の仕事を邪魔することになるとは夢にも思っていなかったはず。
ふふん。のりぞう(の迷惑度)を甘く見てもらっちゃ困ります。

村上朝日堂/村上春樹

2007年07月19日 22時15分28秒 | 読書歴
■村上朝日堂
■内容
 ビールと豆腐と引越しとヤクルト・スワローズが好きで、
 蟻ととかげと毛虫とフリオ・イグレシアスが嫌いで、
 あるときはムーミン・パパに、またあるときはロンメル将軍に
 思いを馳せる。そんな「村上春樹ワールド」を、
 ご存じ安西水丸画伯のイラストが彩ります。巻末には文・安西、
 画・村上と立場を替えた「逆転コラム」付き。
 これ一冊であなたも春樹&水丸ファミリーの仲間入り。

■感想 ☆☆☆*
 読み始めた当初は「苦手かも」と思っていた村上さんの文体にも
 すっかり慣れて、むしろ、すっかり親近感を覚えるようになって
 村上朝日堂へ突入。安西さんのゆるいイラストが村上さんの文体に
 更に親近感を覚えさせる。
 蟻にとかげに毛虫、と虫の話が延々と続いたときは正直参ったが、
 こんなにも生き生きと虫の姿を思い起こさせる文章はやはりすごい。
 ときに安西さんのイラストに挑戦状を叩きつけつつ
 ユーモアたっぷりに綴る文章はおもしろく、あっというまに
 読み終えることができた。

村上ラジオ/村上春樹

2007年07月19日 22時00分51秒 | 読書歴
■村上ラジオ
■内容
 公園のベンチで食べる熱々のコロッケパン。冬のゴルフコースを
 スキーで走る楽しさ。オーバーの中に子犬を抱いているような、
 ほのぼのとした気持ちで毎日をすごしたいあなたに、ちょっと
 変わった50のエッセイを贈ります。柿ピーの諸問題、楽しい
 レストランでの大惨事(?)から、きんぴら作りに最適なBGM、
 そして理想的な体重計の考察まで、小さなドラマが一杯!

■感想 ☆☆☆
 びっくりした。
 村上さんの小説は読んだことがあるが、エッセイは
 全く読んだことがなく、一行目からひたすら驚いていた。
 そこには、小説とまったく異なるとっても気さくなお兄さんがいた。
 親戚のお兄ちゃんに語りかけられているような文体。
 最初はやや軽すぎる文体に「苦手かも」と思ったが
 こんなに軽い文体なのに、知性を感じさせられる文章で
 こういうのを才能って言うんだろうな、としみじみ。
 ちょっとした空き時間や移動時間のお供にぴったりの本だった。