のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

都市伝説が生まれるとき

2008年11月19日 23時56分28秒 | 日常生活
帰宅途中に博物館前を通る用事が発生し
閉館後、人通りの途絶えた博物館前をとぼとぼと歩いておりました。
ちょっとした計算違いから、
歩行者用の街灯がたっぷり設置されている歩道ではなく
駐車場側の道に出てしまったために
閉館後で電気も消えてしまった薄暗い博物館前を
本当にとぼとぼと歩く羽目に・・・。

実はビビリーなので、歩く速度もいつもより若干、早めです。
ヒールの音を静かな通りに響かせて
颯爽と(しかしビビリながら)歩いていると
30メートルほど前方にある信号機が青に変わるのを発見!

あの信号は、青信号より赤信号の時間のほうが長い魔の信号!
急げっ!今のうちに渡り切ってしまうのだっ!!

「待つ」ことが苦手なワタクシ。
歩く姿だけで露呈してしまっているらしい
鈍い運動神経をものともせず、ブーツで猛ダッシュ。
気持ちだけは、ものすごい勢いで猛ダッシュ。
信号にも余裕で追い付けそうな勢いで
(あくまでも勢いだけ)猛ダッシュ。

ちょうどそのとき。
ワタクシのすぐ前を自転車でちんたら走っていた
男子中学生3人組がちらっと後方を振り返り
ワタクシと目が合った瞬間、大慌てで自転車のスピードを上げました。

信号はまだ先。
おかげで走り続けるワタクシ。
自転車のスピードを上げ続ける男子中学生たち。
もう一度振り返る男子中学生たち。
さらにスピードを上げる男子中学生たち。
青信号がチカチカし出したために
最後の頑張りをひねり出してスピードを上げるワタクシ。
「もしやこの子達、何か勘違いしているのでは?」
という疑惑が頭の片隅をかすめつつも懸命のダッシュです。

その様子を気配で感じるのか、
更に更に速度を上げ、とうとう颯爽と信号を渡り切った中学生たち。

・・・ワタクシは間に合いませんでした。
土台、ナケナシの運動神経では間に合うわけがないのです。
日頃の訓練も足りていないし。
息をゼエゼエ言わせながら、信号の傍で無念をかみしめていると
信号の向こうから男子中学生たちの声が聞こえてきました。

「やべー!!チョー怖かった!!」
「すげーびっくりしたー。」




・・・やっぱり。
ちょっとね、思ってたのよね。
というか、確信してたのよね。
絶対、勘違いされてるなって。
というか、というか、ね。
自覚もしてたのよね。
第三者的に冷静に見ても、今のワタクシ、確実に怪しい人だなって。



・・・・。
もう。
変質者に注意するお年頃じゃなくなったんだよね。
と物悲しい気持ちに襲われました。

■本日の教訓
 暗い夜道にはくれぐれもご用心。
 不用意に猛ダッシュなんてしてはいけません。
 特に前方に若い子がいるときは。


ちなみに。
今日の今日まで遭遇したと思いこんでいた変質者の方々は
あの方もあの方もあの方もあの方も
若さゆえに、周囲がまったく見えていなかったあの頃のワタクシが
勝手に勘違い、思い違いによって仕立て上げた
架空の(妄想の)変質者だったのかも、
と申し訳ない気持ちでいっぱいになってきました。

えっと。
あの頃の方々、ゴメンナサイ。

■本日の教訓 その2
 若いって罪作り。

オンナの性

2008年11月19日 23時56分16秒 | 日常生活
もしかして、今年は冬なんて来ないのかも・・・
と、甘い期待を抱いていたのですが
朝起きたら、あっけなく、しかも唐突に冬がやってきていました。
確か先週まではコートどころか
ジャケットだって羽織らずに過ごしていたのはずなのに。
今朝はコート羽織って手袋つけて、と完全防備です。

それだけの完全防備で歩いているというのに
歩いている間中、ひたすら眉間に皺寄せておりましたとも。
あまりの寒さに、危うく家に帰るところでした。
今年一番の頑張りでなんとか駅にたどり着きましたが
自宅から徒歩15分の駅に着くころには
思春期、反抗期の中高生なんかには
まったく負ける気がしない不機嫌な顔つきに
校舎の窓ガラスなんて何枚でも割れちゃうんじゃないか
というぐらいの勢いで力んでいる肩で歩き続けていたため
それだけでぐったりと疲れ果てておりました。

・・・寒い。
寒いぞー!!
寒くてたまらんぞー!!

「暖冬だ」「暖冬だ」と言われている昨今
冬がきちんと寒いのは喜ばしいことなんだけれど!
11月も終わりを迎えようとしているのにこの暖かさはなんなのさ?!
と若干、不安を感じてはいたけれど!!

でも!でも!!
一晩のうちにここまでの寒さは求めてなかったっつーか。
ワタクシもそこまで心の準備ができてなかったっつーか。
来るんなら少しずつ近づいてほしかったっつーか。

・・・・どうせ、環境変化に弱いオンナです。
適応能力の乏しいオンナです。

というわけで、今晩から大好きな湯たんぽさんとの
甘い関係を復活させることが確定しました。
数年前は
「湯たんぽ?!・・・・ぷっ。」
と鼻で笑われていた湯たんぽさんも
昨今の「エコ」大流行によって、今年は完全に市民権を得ている模様。
なんなら、数年前に鼻で笑った方々の中にも
今では愛用している方がちらほらいるような気がしないでもないような。
あのときは、小馬鹿にしていたくせにー!!
と憶測だけで鼻息を荒くしている今日この頃。

湯たんぽさんの価値がきちんと認められ
再び多くの方々に愛されるようになったことは非常に嬉しいけれど。
一方で、ワタクシの胸の中には
応援していたアマチュアバンドがデビューして
思いがけなく大ブレイクしてしまったような寂しさもちらほらあるのです。

あのころから一番前に座って聞いてたんだからねー!
ワタクシが一番のなじみ客なんだからねー!
時代や流行に左右されていなんだからねー。
と大声で主張したくなるワタクシは
結構、独占欲の強いオンナなのではないかと思うのです。