のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

みな同じ世界の住人

2011年09月28日 21時35分08秒 | 日常生活
高校時代の友人と日記帳を交換するため、
仕事帰りに福岡一番の繁華街へ向かいました。
受験も今からが本番!という高校3年の夏から始めた交換日記も
途中、手紙のやり取りに形を変えつつ、はや15年!
ここ数年はほぼ日手帳を活用中で、
2012年度版のほぼ日手帳が発表されたため
来年の日記帳カバーの相談もしなくっちゃ!とうきうき気分で街に向かいました。

友人の仕事が終わるまで少し時間があったため
カフェでお茶をしつつ、日記帳の空白ページを埋めたり
おしゃれ店員さんに見とれたり
明らかに様子のおかしい殿方に絡まれているおしゃれ店員さんを助けたり
大忙しで過ごしていると、
友人から「仕事終わったよー!」というメールが届きました。

グッドタイミング!
店員さんにからんでいた殿方もお店を出たところ。
安心してこのお店を離れられるわー!
と、いそいそと友人のもとへ向かいました。
向かおうとしました。お店を出ること3メートル。
大通りから一本小道に入った街角にてはだしで歩いてくる殿方と遭遇。

・・・はだし?!
あの人、はだしだよ??大丈夫??
年のころは私とあまり変わらないような気がするんだけど・・・。
靴、誰かにとられちゃった?よもや喧嘩?追いはぎ??
若くて身奇麗に見える殿方の裸足に目を離せないまま
少しずつ距離が近づきます。


!!
徐々に近づき、全体像が見えた瞬間
更に驚き、より一層、目が離せなくなりました。

あの人!
あの人!パンツはいてませんよー!
シャツは着てるけど、下、何もはいてませんよー!
薄暗い中、雰囲気や年恰好はつかめていたものの
「裸足」に気をとられていて全体像をまったく見てなかった私は
ずっとずっと「大丈夫??靴は??」という視線で
近づいてくる彼を見守っていたのですが。
「見守る」にはあまりに目のやり場に困る格好だということに
すぐ近くに来て初めて気付きました。

気付いた瞬間、目が離せないでいた30秒前の自分に
説教をしてやりたい気持ちに。
あなた、見守ってる場合じゃないよ!
むしろ、目をそらしておいたほうがあなたのためよー。
その注目具合は、むしろ好奇心まんまんで見ている人みたいだよー!

とはいえ、時既に遅し。
失われたときは戻らないわけで。

開放感あふれる格好の殿方とすれ違う直前に
そっとそーーーーーっと目をそらしました。ふぅ。

やっぱり福岡一の繁華街。
いろんな人がいるものねー。大都会だわー。
と感心しつつ、ようやく出会えた友人に
「すごいね。天神って!」
と顛末をお伝えしたところ、友人から
「それって、こっちの世界の出来事?
 それとも、そっちの世界の出来事?」
と真顔で問いただされました。

・・・おっしゃってる意味が掴みかねますが。
あのー?どゆ意味??

「どうも、のりぞうちゃんの生きてる世界と
 私の生きてる世界は別世界のような気がして。
 ホントにこっちの世界で起こった出来事?」

いやいやいや!!
「こっちの世界」とか「そっちの世界」とか境界線ありませんから!
私の世界もあなたの世界も同じ世界で、共に生きてますからねー!!
同じ仲間だよー!
と一生懸命、語り掛けました。が。

「だって!
 あたし10年、ここで働いているけど
 そんな人、一回も見かけたことないよ?
 変な人に会った体験も、変な出来事に遭遇した体験も
 一回たりともないよ?明らかにおかしいって!
 のりぞうちゃんの生きる世界は絶対に別世界だってば!」
と一蹴されました。

まさかね。
高校時代から15年以上共に過ごしている友人が
私の住む世界と彼女の住む世界を別世界と認識しているなんて。
思いも寄りませんでした。

でもさー。
と諦めの悪い私は、こっそり心の中で反論。
この界隈では変な出来事に遭遇したことないかもしんないけど
一緒に旅に出るたび、「変な出来事」には山ほど遭遇してるでしょーに。
やはり私たち、同じ世界で生きている仲間だと思うの。