■ストーリ
~言いたいのに言えない言葉~
17歳のユウ(宮崎あおい)とユースケ(瑛太)。
お互いが相手に対して好意を持っているのもかかわらず、
「好きだ、」の一言を言えない二人。二人の感情は、近づき、
もつれ、すれちがい、また惹かれ…。ある哀しい出来事に
行き着き、断ち切れてしまう。それから17年。
34歳のヨースケ(西嶋秀俊)とユウ(永作博美)は東京で
偶然再会する。
■感想 ☆☆☆*
見ていてもどかしくて切なくて微笑ましくなる。
たった一言。文字にすればたった3文字の「好きだ」の
一言がどうしても言えないふたりの気持ちが
伝わってきて、共感できて、だから余計に歯がゆくなる。
行動だけでも想いは十分に伝わる。
けれども言葉でも確信できないと不安になってしまう。
それを「幼さ」と言うのかもしれない。
けれども、好きだからこそ、相手の行動を考えすぎて
勘繰り過ぎてしまう気持ちには共感できる。
自分で不安要素を作ってしまう、年頃特有の天邪鬼な
行動も不安定な言動も。
放課後の待ち合わせや、トイレ前での会話など
厳密にはまったく同じ光景を目にしたことも
経験したこともないのに、どこか懐かしい気持ちにさせられる。
ふたりの手は写さず、けれども何かが行われているような
アングルは、想像力をかき立てられ、主人公と同じように
どきどきの感情を味わうことができた。
17年という長い歳月にわたって暖めてきた感情。
その気持ちをようやく言葉にする瞬間。
「好きだ。」でもなく「好きだ!」でもなく
「好きだ、」という伝え方をする主人公と
その主人公の言葉に応えるヒロインにしみじみとした
幸せを感じることができた。
冬の寒い日に暖かい部屋の中で見たいような
ぬくもりを感じることのできる映画だった。
~言いたいのに言えない言葉~
17歳のユウ(宮崎あおい)とユースケ(瑛太)。
お互いが相手に対して好意を持っているのもかかわらず、
「好きだ、」の一言を言えない二人。二人の感情は、近づき、
もつれ、すれちがい、また惹かれ…。ある哀しい出来事に
行き着き、断ち切れてしまう。それから17年。
34歳のヨースケ(西嶋秀俊)とユウ(永作博美)は東京で
偶然再会する。
■感想 ☆☆☆*
見ていてもどかしくて切なくて微笑ましくなる。
たった一言。文字にすればたった3文字の「好きだ」の
一言がどうしても言えないふたりの気持ちが
伝わってきて、共感できて、だから余計に歯がゆくなる。
行動だけでも想いは十分に伝わる。
けれども言葉でも確信できないと不安になってしまう。
それを「幼さ」と言うのかもしれない。
けれども、好きだからこそ、相手の行動を考えすぎて
勘繰り過ぎてしまう気持ちには共感できる。
自分で不安要素を作ってしまう、年頃特有の天邪鬼な
行動も不安定な言動も。
放課後の待ち合わせや、トイレ前での会話など
厳密にはまったく同じ光景を目にしたことも
経験したこともないのに、どこか懐かしい気持ちにさせられる。
ふたりの手は写さず、けれども何かが行われているような
アングルは、想像力をかき立てられ、主人公と同じように
どきどきの感情を味わうことができた。
17年という長い歳月にわたって暖めてきた感情。
その気持ちをようやく言葉にする瞬間。
「好きだ。」でもなく「好きだ!」でもなく
「好きだ、」という伝え方をする主人公と
その主人公の言葉に応えるヒロインにしみじみとした
幸せを感じることができた。
冬の寒い日に暖かい部屋の中で見たいような
ぬくもりを感じることのできる映画だった。