太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ディカフェ

2011-09-25 12:58:39 | 英語とか日本語の話
午後の深い時間にシアトル系のカフェに行った。

「ディカフェの、アイスカフェモカの・・・」

イケメン(これ死語?まだいける?)のお兄さんが、空のカップ片手にポカンとしている。

この「ポカン顔」を、もう何回見たことか・・・・・
これは、何を言っているかわかりませんよ、のサインなのだ。
ディカフェ がわからなかったに違いない。
助けを求める人もなく、思いつく限りの発音で攻めるしかない。


「ディ カフェ?」

「?」

「ディ カ フェ?」

「??」

「ディーーーカーーフェ?」

「???」

お兄さん、困った顔をして固まっている。
もうディカフェじゃなくてもいいような気もしてきたが、私にも意地ってもんがある。

「ディーーッ キャッ」

途端に彼の顔がぱぁーーっと明るくなった。

「OH!!!!ディーーッキャッ!!OK、ディーッ キャッ」

そしてカップに書く私の名前を聞いたので、

「ヒロコ(私の本名ね)」

と答えると、うれしそうにカップに書いてくれた。


そうか、ディ を強く言って、カフェの フェは発音しないぐらいでいいんだな、とインプットしながら待つこと数分。
名前を呼ばれた気がして取りに行き、受け取ったカップを見て、思わず落としそうになった。

そこには   KILOKO と書かれていた・・・・・・・

キロコ って、キロコ って、あーた・・・・


確かにヒロコは発音しにくい音らしい。
夫の甥っこなどは、 へーぅろぅこおぅ と言うので、呼ばれていることに気づくまで時間がかかった。


そういえば。


いつだったか、4歳の女の子と遊ぶ機会があり(どんな機会だ)

TURTLE(亀)の発音を何度も直された。



レストランで、サーモンを頼んだら、焼き加減を聞かれたこともあったっけ。

サーロインと聞こえたのね。


最初の頃はへこんだこともあったけれど、
通じなかった発音は、夫と(半ば喧嘩ごしで)特訓するとして、笑い話にしてしまったほうが健康によろしい。


というわけで、日々笑い話のストックが増えてゆくのである。