太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

錦松梅 ~おまけ

2017-01-23 18:51:10 | 食べ物とか
昨日の記事の錦松梅だけど。(その記事はコチラ


袋を見たら、作っているのは東京で、それも 株式会社 錦松梅 という会社だった。

鰹節と松の実、きくらげ、椎茸などが入っている。

「江戸前の佃煮ふりかけ」なのだそうだ。

この袋は開封すると密閉できないので、中身をタッパーに移したのだが、

私は袋を丁寧に切り開いて、ゴムへらでもって内側にこびりついたかすかな錦松梅も残さずすくいとった。

袋の内側にこびりついたものだけで、1食分あった。



せこい。

非常にせこい。

物悲しいほど、せこい。




せこいけど、

まわりの日本人を見ても、みんな似たようなものだ。

それに貴重な食べものの賞味期限なんてものは、あってなきがごとし。

1週間過ぎても、1週間前に食べられたんだから食べられないはずはない、と言い、

半月過ぎていても、いや日本は賞味期限に厳しいから、と言う。


私がまだ日本に住んでいて、クリスマスにハワイに来たときに、家でパーティをやった。

私は日本から虎屋の羊羹を持ってきていた。

羊羹は、それも虎屋のずっしりとした甘い羊羹は好きずきがある。

でも日本人の知人も数人呼んでいたので、誰かは食べるかもしれないと思っていたら、

ものの数分でなくなってしまった。

それもその場で食べたのではなく、ホイルやラップに包んで持って帰るのだ。

「これは大事に冷蔵庫にいれて少しずつ食べるのよ」


今は、そのときの彼らの気持ちが痛いほどわかる。

私もどこかで虎屋の羊羹があったら同じことをする。

羊羹は好物というのではないのに、必ず、やる。



今日のお弁当に入れた錦松梅は、ほんとうに美味であった。







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