夫も私も仕事から戻り、シャワーを浴びたり夕食の準備をしたりしているとき、
猫3匹が階下をすごい勢いで走り回っている。それは普段の追いかけっことは違う感じだったので、下に降りていった。
「ね、どう思う?」
夫が聞いてくる。
「なにが?」
「廊下のライトがパッとついたんだ。猫たちは同じ方向を見て身構えてるし、興奮して走り回ってる」
廊下のライトの壁スイッチは、猫がジャンプした拍子に身体が当たって付いたのかもしれないが、あまりそれは考えにくい。
「なんか、いるね。スマッジしよ」
我が家には乾燥させたホワイトセージの葉が常備してある。
夫がそれに火をつけて、なにかブツブツ言いながら家じゅうを歩き回る。
「You are not welcome・・・・なんたらかんたら」
猫たちは落ち着いて、普段通りのまったり猫に戻った。
「まったく、なんだったんだ、もう」
夫はそう言うが、私は一人心の中でつぶやいていた。
『アンタが連れてきたんじゃないのー?』
夫はたぶん憑依体質。
ここのところ、仕事でストレスが溜まっているようで、波動が低くなっていたんじゃないかと思う。
なんたって、ワシントンDCで泊まったホテルで、大変なことになった過去がある。(過去記事「恐るべし憑依の夜」はコチラ。オカルトが苦手な方はスルーしてね)
あんなことがあったおかげで、今後は旅行にホワイトセージや塩は必須になった。
犬や猫は、人には見えない何かが見えたり感じたりするというけれど、ほんとうにそうかもしれない。