太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

アンティと呼ぶな

2020-09-11 10:07:19 | 日記
今日も爽やかな朝。
夏も終わりかけて、朝晩は20度ぐらいの涼しさだ。



深呼吸しながら、いい気分でウォーキングしていたら
向こうから妙なおじいさんがよぼよぼと歩いてきた。
何が妙かって、長袖を着て大きなリュックを背負い、両手には杖を持っており、
これから南アルプスにでも登るのか、というようないでたち。
オアフ島には、そんな恰好で登るような山はない。

そのおじいさんが、通りすがりに言った。

「Good morning,Aunty

( ゚Д゚)ハァ? 今、なんて?

Aunty(アンティ)は、子供が大人の女性を呼ぶときに使う呼称で、
まあ、ようするに オバちゃん だ。

そりゃ、私は中年だ。
子供や若い人に、アンティと呼ばれたって文句は言えまい。
でも、自分より年上の人からオバちゃん呼ばわりされる筋合いはない。

そのジイサンは、どう見たって80歳にはなってる。
80歳の登山支度をしたヨボヨボのジイサンに、オバちゃん呼ばわりされる筋合いは、断じてない。

我が家の右隣の家の、四十代とおぼしきダンナさんは、
ホースの水がちょっとこちらにかかってしまいそうだったとき、
「Sorry Miss!」
と言った。
Missは おじょうさん だ。
その瞬間から、私はその人のことが大好きになった。
(おじょうさんと言われて喜ぶのはオバちゃん。by みのもんた)

そのダンナさんの爪の垢を、あのジイサンに飲ませてやりたい。


私は自分の年齢を自覚しているし、年齢を重ねるのにも不満はない。
しかし、それをあえて指摘されたり、決めつけられるのは嫌だ。
昔、こんなこともあったし。




不思議なんだけど。
アンティと言われて頭にきたけど、心は狭くてもは外面はいい方の私は
ちゃんと「Good morning」と返事をした。
すれ違ったあと、振り向いたら、そのジイサンはいなかった。
きっと、そこはジイサンの家の前で、すぐに家に入ったのだと思いたいが
ヨボヨボ歩いていたジイサンが、そんなに素早く家の中に入れるものだろうか。
高山登山のいでたちもおかしかったし。
私は何か見てしまったんだろうか。







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