今年年頭に目標として掲げた「デカいのを作る」「2022年寅年に因んだキットを作る」と言う2つの項目の内、カールの製作でまずは一つ目標を達成できました。で、一方の「2022年寅年に因んだキットを作る」と言う目標のもと、選択したのが今回製作するキットになります。
2022年の22に合わせて零戦22型をチョイスしました。キットは1998年にデカール替えのバリ展キットとして発売された”ブーゲンビル”仕様のデカールが入ったキットです。22型のキットにはタミヤのキットもあり、どっちにするか迷いましたが、ここでタミヤのキットを作ると、次に作るAFVキットがタミヤのキットですので、タミヤばかり続くのを避ける意味で、ハセガワのキットにしました。
まずはパーツ紹介からです。
各タイプに合わせて金型を差し換えできるようなパーツ構成になっています。箱には甲型表記はありませんが、甲型用パーツも入っています。と言う事で、甲型で作ります。タミヤに比べるとパーツ数の少なさに驚きますね。
透明パーツとデカールです。デカールが少々黄ばんでいますが、このデカールは一部しか使用しません。
組立て説明書です。左が元になっているキット(ITEM No.JT17)の物で、それにバリ展用の塗装図と組立て図を別刷りにした1枚物が入っています。JT17用のデカールは入っていません。
今回メインに使用している資料はこちらで、作ろうと思っている実機の写真が1枚掲載されています。
そして今回用意したのが、こちらの「虎部隊(第261航空隊)」のデカールです。これが寅年に因んだキットと言う条件となります。アシタノデカール(アスデカ)で、貼った後、フィルムを剥がす事でニス(フィルム)部分が残らないと言うものです。今回初使用となるので、うまく貼れるかちょっと不安もあります。右の白四角で囲んでいるのが22型甲のマーキングですが、上のマーキングにする予定です。にしても、もう少し詳しい塗装図位付けて欲しいですね。葉書大の用紙1枚にこれだけの塗装図じゃ細部は全く分かりません。例えば、主脚カバーにある荷重表示ライン(正式名不詳)が何色なのか、これでは分かりません。別の資料を探せと言う事なのかもしれませんが、ちょっと不親切に思えます。日の丸さえプリントされていませんしね。塗装する分には不要なのかもしれないですが、全員が日の丸を塗装するとは限りませんし、もうちょっと考えて欲しい気がします。
上でも紹介しましたが、こちらがキットのデカールです。見るからに劣化しているのが見て取れます。今回、「2022年寅年に因んだキットを作る」と言う事で、特にこの”ブーゲンビリア”仕様のキットに拘った訳ではなく、他の22型でも良かったのですが、たまたま目の届く所にこのキットがあったと言うのが理由で、こちらのキットとなっただけの事です。
それでは、飛行機キットの製作セオリー通りコクピットから製作開始です。
コクピット部分の各パーツを切り出し、黒サフを吹きました。シートの軽め穴は開口しています。
Mr.カラー126番三菱系コクピット色を吹きました。計器はデカールが用意されているので、それを使う事にしたのですが…。
デカールの糊が劣化で弱くなっているのか、うまく貼り付きません。デカールフィットなども使って見たのですが、何度も馴染ませようと押さえつけているうちに割れてしまったのも出て来て、うまく貼れた分も発色が悪く、計器が目立たないので、結局塗装する事にしました。黒く塗った後、エナメルの白でドライブラシし、最後に水性塗料のクリアを落としています。その後、タミヤの墨入れ塗料の黒で墨入れしました。シートベルトは紙創りのものを使用していますが、ちょっとサイズが長すぎる部分もあったので、カットして調整しています。
コクピットを組込み、胴体左右を貼り合わせて、主翼を仮組みしてみました。フィレット部分のフィット感も問題なく、パテの必要はなさそうです。
続いてエンジンの塗装を行ないました。
説明書では全体を黒鉄色(Mr.カラー28番)で塗れと書かれていますが、シルバー(Mr.カラー8番)で塗装して、タミヤの墨入れ塗料の黒で墨入れしました。排気管部分は自作した焼鉄色で塗りました。このまま組込んでしまうとプロペラが抜け落ちてしまう(シャフトのストッパーがない)ので、落下防止のための一手間を加えようと思っています。パーティングラインが目立っていますが、完成後は見えなくなってしまうので、これでOKです。プラグコードの自作も考えましたが、こちらも完成後は殆ど見えなくなるし、面倒臭いと言うのもあり、オミットする事にしました。リベット打ちは最初から考えた事ありません。😅 今回も素組みでGO!です。
飛行機キットの製作と言うと、いつも変な飛行機しか作らないオッサンとのイメージをお持ちの方も多いように感じたので、そのイメージの脱却もかねて今回は超メジャー機を作る事にしました。丁度今年の目標にも合致しましたので…。旧日本機を作ると悲壮感が湧くので、作らないと仰る御仁もいらっしゃいますが、それに対して私がどうこう言えるものではありません。ただ、個人的にそこまで深く感情移入して模型を作ると言う事を考えた事がないので、単に好きな模型を作って楽しむと言う、単純な考えではダメなんでしょうか? 人それぞれと言ってしまえばそれでおしまいかもしれませんが、好きなキットを作りたい! 嫌いなキットは作らない! これで良いように思うのですが…。
と言う事で、次回に続きます。
2022年の22に合わせて零戦22型をチョイスしました。キットは1998年にデカール替えのバリ展キットとして発売された”ブーゲンビル”仕様のデカールが入ったキットです。22型のキットにはタミヤのキットもあり、どっちにするか迷いましたが、ここでタミヤのキットを作ると、次に作るAFVキットがタミヤのキットですので、タミヤばかり続くのを避ける意味で、ハセガワのキットにしました。
まずはパーツ紹介からです。
透明パーツとデカールです。デカールが少々黄ばんでいますが、このデカールは一部しか使用しません。
組立て説明書です。左が元になっているキット(ITEM No.JT17)の物で、それにバリ展用の塗装図と組立て図を別刷りにした1枚物が入っています。JT17用のデカールは入っていません。
今回メインに使用している資料はこちらで、作ろうと思っている実機の写真が1枚掲載されています。
上でも紹介しましたが、こちらがキットのデカールです。見るからに劣化しているのが見て取れます。今回、「2022年寅年に因んだキットを作る」と言う事で、特にこの”ブーゲンビリア”仕様のキットに拘った訳ではなく、他の22型でも良かったのですが、たまたま目の届く所にこのキットがあったと言うのが理由で、こちらのキットとなっただけの事です。
それでは、飛行機キットの製作セオリー通りコクピットから製作開始です。
コクピット部分の各パーツを切り出し、黒サフを吹きました。シートの軽め穴は開口しています。
Mr.カラー126番三菱系コクピット色を吹きました。計器はデカールが用意されているので、それを使う事にしたのですが…。
デカールの糊が劣化で弱くなっているのか、うまく貼り付きません。デカールフィットなども使って見たのですが、何度も馴染ませようと押さえつけているうちに割れてしまったのも出て来て、うまく貼れた分も発色が悪く、計器が目立たないので、結局塗装する事にしました。黒く塗った後、エナメルの白でドライブラシし、最後に水性塗料のクリアを落としています。その後、タミヤの墨入れ塗料の黒で墨入れしました。シートベルトは紙創りのものを使用していますが、ちょっとサイズが長すぎる部分もあったので、カットして調整しています。
コクピットを組込み、胴体左右を貼り合わせて、主翼を仮組みしてみました。フィレット部分のフィット感も問題なく、パテの必要はなさそうです。
続いてエンジンの塗装を行ないました。
説明書では全体を黒鉄色(Mr.カラー28番)で塗れと書かれていますが、シルバー(Mr.カラー8番)で塗装して、タミヤの墨入れ塗料の黒で墨入れしました。排気管部分は自作した焼鉄色で塗りました。このまま組込んでしまうとプロペラが抜け落ちてしまう(シャフトのストッパーがない)ので、落下防止のための一手間を加えようと思っています。パーティングラインが目立っていますが、完成後は見えなくなってしまうので、これでOKです。プラグコードの自作も考えましたが、こちらも完成後は殆ど見えなくなるし、面倒臭いと言うのもあり、オミットする事にしました。リベット打ちは最初から考えた事ありません。😅 今回も素組みでGO!です。
飛行機キットの製作と言うと、いつも変な飛行機しか作らないオッサンとのイメージをお持ちの方も多いように感じたので、そのイメージの脱却もかねて今回は超メジャー機を作る事にしました。丁度今年の目標にも合致しましたので…。旧日本機を作ると悲壮感が湧くので、作らないと仰る御仁もいらっしゃいますが、それに対して私がどうこう言えるものではありません。ただ、個人的にそこまで深く感情移入して模型を作ると言う事を考えた事がないので、単に好きな模型を作って楽しむと言う、単純な考えではダメなんでしょうか? 人それぞれと言ってしまえばそれでおしまいかもしれませんが、好きなキットを作りたい! 嫌いなキットは作らない! これで良いように思うのですが…。
と言う事で、次回に続きます。
士の字目指して、その2に続く。
何か周りの方が、零戦を作られています
外国機を作っていると日本機のフォルムに
惹かれるようになることも、たびたびあります。これだけの機種の機体をつくりあげた
技術は素晴らしいものがあったはずです。
零戦進行を待っています。
でも資料は沢山あるし、このキットはパーツも少なくフィッティングも良いので塗装に集中できそうですね。
タミヤのを先に作ったら、ハセガワのはもう作る気無くすかもしれないので、次のAFVキットがタミヤということを差し引いても正解かもしれませんよ。
模型はしょせん趣味なんだしどう作ろうと、何を作ろうと自由だと思います。
悲壮感?そんなのその人の考えで関係ないっす!(笑)
零戦!基本中の基本ですね。
「プラモは零戦に始まって零戦に終わる」
とかなんとか・・作り飽きないです。
製作記、楽しみにしております。
悲壮感や罪悪感(?)、あんまり考えると、この遊びは続きませんよね。
「ちょっぴりのスパイス」くらいに考えるのがヨロシイかと・・
「好きだから作る!」これですよ。
2022年寅年に因んだキットと言う事で選んだのが、今回の零戦22型です。タイミング良くデカールが入手できたと言うのも理由の一つです。初めて使用するデカールなので、うまく貼れるかちょっと不安もありますが、素組みで完成させます。実機の画像を見ても塗装剥がれは目立たないので、ハゲチョロにはせずに綺麗に仕上げようと思っています。
零戦ってやっぱり日本人にしか作れないフォルムの飛行機だと思います。
コメント有難うございました。
本当に心配です。
22年寅年・・・いいテーマですよね。
色んなキットが思い浮かびます。
零戦22型の虎部隊も正にピッタリです。
作り易そうなキットなので塗装仕上げやマーキングに集中できそうですね。
いっそ、白帯や日の丸は全部塗装にされるという手もあると思います。(勝手なこと言ってすみません・・・無視して下さい😅)
「年」と言えば、ちょっと先ですが2025年は昭和100年で且つ第2大戦終結80周年になります。
この年は「2025年問題」という私達高齢者には心配な問題もありますが、プラモデル作りにとっては楽しそうな年です。
作りたいキットを作りたいように作る・・・それが全てだと思います。
悲壮感や理不尽さを感じて嫌なら作らなければ良いですし、割り切って作るのも良しですし、個人の自由です。
私の場合は大戦中の日本の桜花や回天などの特攻専用兵器はどうしても作る気になれませんし、今ならロシア製のキットも買う気がしません。
でも雷電も飛燕も悲壮感を感じますが好きで作りますし、敵のヘルキャットやドントレスも好きですし、B-29も作りました。
逆に「悲壮感を感じるから作りたくない」のも個人の自由ですから他人様に押しつけない限り全然OKだと思います。
但し、組織的に不特定多数の方を対象に展示会をやる場合は若干配慮が必要になるかも知れませんね。
例えば今ならロシア軍の戦車や軍用機は控える等の議論はあっても良いかも知れません。
公私を区別することと、私の部分では自分の考えや嗜好を他人様に押しつけない、多様性を認め合うことが先ずは大切だと思います。
なんだかんだありますが、いろいろあっていいんじゃないですか。
でも、ひとつだけ言えるのは、「過去こんなんもあったのよ」って事を忘れちゃあかんよって事だと思います。
その意味では「作る」も「作らない」も同じじゃないかと思ってしまいます。
なので、それぞれの思いでとことん気が済むまで作りましょうよ(鎮魂の意味だってありますよ)。
すみません、日本機優先順位の低い私が言うのも変ですが・・・(汗!)。
今年の目標アイテム第2弾はハセガワ1/48零戦22型を虎部隊仕様で作る事にしました。ちょうどデカールも手に入ったのも理由の一つです。タミヤと迷ったのですが、次のAFVキットがタミヤとなるので、ハセガワの方にしました。貴殿お書きの、タミヤを作るとハセは作れない!と言うのも何となく理解できますね。エデュからも恐らく22型の登場があると思います。
旧日本機(だけではありませんが)に対して、人それぞれ色んな感情がおありなのは私も同じですが、戦争を美化するつもりは毛頭もありません。でも、その時代にこれらの飛行機(兵器)での戦いがあったのは事実で、その事で今模型と言う趣味を楽しめているのも事実です。いずれも人の命を奪うために開発製造された兵器なのは誰しもが分かっている事で、そんなの良く作れるな!と言われた事もありますが、プラモは人の命を奪いません。趣味としてこれからも模型作りを続けようと思います。
≻零戦!基本中の基本ですね。
「プラモは零戦に始まって零戦に終わる」
とかなんとか・・作り飽きないです。⇒ハセガワ1/72零戦は各型コンプリートしていますが、1/48零戦を作るのはいつ以来なのか定かではありません。恐らく初代48の52型(凸モールドのキット)を作って以来だと思います。零戦で終わる事は避けたいですが、いつか模型作りが出来なくなる年齢に達するのは間違いないので、その時は零戦で終わりましょうかね?😄 いつまで模型作り出来るんですかね?
≻悲壮感や罪悪感(?)、あんまり考えると、この遊びは続きませんよね。
「ちょっぴりのスパイス」くらいに考えるのがヨロシイかと・・
「好きだから作る!」これですよ。⇒個人的にあまりこう言う事を考えたことないんですよね。感情の希薄と言う事でもないんですが、そこまで感情移入して模型と対峙していないって事だと思います。単純にかっこいい!作りたい!!と言う気持ちが優先しています。子供の頃、サンダーバードに夢中になったのと同じかもしれません。好きな物を作る! これが基本ですね。
昨夜夕方の地震ですが、こちらは震度2でした。震源地が近くでしたが、被害は出ていません。お気遣い、ありがとうございます。最近、仰るように地震の発生が多くなっているので、ちょっと心配ですね。
キットの方ですが、2022年寅年に因んだキットと言う事で、日本機の中から選択したのが今回のハセ1/48零戦22型となりました。プラス寅年で、虎部隊仕様で作る事にしていますが、思った程、資料が見付かりません。本編にも書きましたが、デカールの塗装図が不親切過ぎて細部が分かりません。ネットで調べて見ても、該当機の画像が見付かりません。もう少しググってみますが、不明な所は推測するしかなさそうです。日の丸は塗装しますが、他はデカールとなります。
2025年ですか! 70歳になる年ですね。それまで生息しているかは分かりませんが、生き永らえていたらまだ模型を作っていると思います。色んな問題を抱えながら生きて行かなくてはなりませんが、あの世までのカウントダウンが始まっているように思えてなりません。
かつての日本は人の命まで兵器にしてしまったから悲壮感があり、好きになれないと言う気持ちは分からんでもありませんが、逆にそこまで感情移入できるというのは素晴らしい事だと思います。私はあまりそう言う事を考えない人間ですので、ただ作りたいものを作ると言う単純な気持ちで模型作りを楽しんでいます。私にも好きな飛行機や嫌いな飛行機はいっぱいありますので、嫌いは飛行機を作ろうとは思いません。貴殿がお書きのB-29のキットは私も積んでいますので、いつか作りたいと思っています。
≻なんだかんだありますが、いろいろあっていいんじゃないですか。
でも、ひとつだけ言えるのは、「過去こんなんもあったのよ」って事を忘れちゃあかんよって事だと思います。⇒そうなんですよね。過去に実物があったからこそ、今の時代にそれを趣味として楽しめていると言う事実、これが一番だと思います。中には私のように実体がない、ゲテモノ好きもいますが、それもまた模型作りの楽しみの一つだと思います。ガンプラ然りってことでしょうか?(ガンプラは作りませんが…。)今回は、超有名機を作る事にしました。
≻その意味では「作る」も「作らない」も同じじゃないかと思ってしまいます。
なので、それぞれの思いでとことん気が済むまで作りましょうよ(鎮魂の意味だってありますよ)。⇒趣味の世界ですから好き嫌いが分かれて当然ですよね。嫌いなものまで作る気はないです。そういう意味ではガンプラも作る事はありません。基本、変な形の飛行機好きです。😅
貴殿が日本機作る時が来るのを待ってます。