7月中の完成を目指して、酷暑の中、汗だくになりながら製作を続けていたコンベアB-36Bピースメーカーがやっと完成しました。最後に少しアクシデントが続きましたが、なんとか形になってくれて良かったです。
それでは、完成までをご覧下さい。
エンジンナセル後端部のウォークウェイラインのデカールをカットした(後端のパーツを取り外すため)のですが、「NO STEP」のデカールが剝がれてしまいました。代わりのデカールなんてないし、自作しようと思い、自作用のデカールを注文したのですが、待っている時間が勿体なく思い、適当に雰囲気だけでええやろ!となり、それらしくでっち上げました。左側のエンジンナセル部分が正しい状態です。
デカール貼りが完了して、水性の半艶クリアプレミアムを吹くためのマスキングを行ないました。シルバー塗装の変化がちょっと不安でしたが、デカールの保護とニス部分を目立たなくするためには避けられません。
水性の半艶クリアプレミアムを吹き終えた状態です。シルバー塗装のギラギラ感は若干減少したように感じますが、寧ろ落ち着いたように思います。灰色になるような事もなく、一安心です。デカールのニス部分もかなり目立たなくなりました。これでデカール貼りは完了で、最後の組み立てに移ります。
水平尾翼を取り付けました。接着剤の乾燥までマステで固定したのですが、気を付けていたにも関わらずその時にふとした弾みでマステがデカールに貼り付いてしまい、一部デカールが持って行かれました。不要デカールを切り貼りして修正したのが下の画像です。この後、もう一度水性の半艶クリアプレミアムを吹きました。
前脚は真鍮パイプ0.7mmを埋め込み補強しました。(本体取り付け時に長さ調整しました。)メインギアは特に補強していませんが、問題ないでしょう。
前脚庫カバー裏側に目立つ押し出しピン跡があったので、ラッカーパテで修正しました。(右が修正後)
仮組み時から取り付けに苦労するのが分かっていたメインギアを組込みました。ホゾ穴に差し込むピンが長すぎるので、少々カットして力技で位置合わせしました。破損せずに無事に第一関門突破です。まだこの後、最大の難関が待ち構えています。
こちらが問題の脚の作動アームパーツです。これを翼内に落とし込んだら九分九厘取り出し不可能なので、取り付けには細心の注意を要求されます。
ネコの手を使って、落とし込まないよう位置合わせを行ない、瞬間接着剤で固定しました。左右とも無事に取り付け完了して、安堵です。
脚の取り付けが完了し、やっと3点姿勢状態になりました。ここからは、完成目指してのラストスパートとなりますが、スムーズに行かないのはいつもの事のようで…(-_-;)
プロペラを組み立てました。回転軸には7Bの鉛筆を擦り付けました。(鉛筆より上が組み上がった状態。)
胴体に取り付ける機銃です。最初、取り付けようか迷いましたが、本体がのっぺりしているので、少しでもアクセントになればと思い、取り付けることにしました。キットには取り付けない場合のカバーパーツも用意されています。
キャノピーです。左側はマスキングして、エアブラシ塗装しましたが、右側(機首先端部)はマスキング不可能なので、筆塗りで塗装しました。久々にマスキングなしでの窓枠塗装となりました。
上記のプロペラ、キャノピー、銃座を取り付けて殆どのパーツの取り付けが完了しました。右主翼の右側プロペラが取れかかっているのに気付かず写真を撮ってしまいましたが、あとで再接着していますので、ご安心を!
下面はこんな感じです。写真を撮り忘れていますが、主脚カバーの取り付けで位置合わせが非常にやり辛く、少々苦労させられました。機首先端と後端にある機銃部分は、0.6mmの真鍮パイプに置き換えました。キットのパーツでは、120%折ってしまう自信あります。
機首キャノピーのフィッティングが悪く、少し段差と隙間が生じるので、クリアフィックスを充填したのですが、それが却って悪い結果を招く事になってしまい、少々汚くなってしまいました。ここは反省点となりました。(いらんことするからやぁ!の声が聞こえて来そう…😓) 最後に、胴体6ヶ所の透明パーツ(覗き窓? 明かり取りかも?)を取り付けて完成です。今回は、墨入れやウェザリングの類は行なわず完成としました。唯一、排気汚れを黒のパステル粉を擦り付けて再現しましたが、写真では殆ど分かりませんね。
久々のアメリカ機で、シルバー塗装となりましたが、最初、アルクラッドのダークアルミを吹いた時に、やっちゃったかなと一瞬思ったりもしましたが、完成してみるとまんざら失敗と言う訳でもなく、まずまずのシルバー塗装になったように思います。ウクライナ&ローデン応援との名目で製作を行ないましたが、無事に完成して微力ながらお役に立てたのでしたら嬉しく思います。ウクライナ情勢はまだこの先どうなるのか分かりませんが、1日でも早く平和な暮らしに戻れるよう、祈りたいと思います。がんばれウクライナ!、がんばれローデン!
完成写真はいつものようにフォトチャンネルに纏めましたので、そちらをご覧下さい。撮影場所の確保が難しいと思い、野外撮影を敢行しようとしたのですが、あまりの暑さに敢え無く中止。キットにもダメージがあるはずなので、何とか撮影場所を確保しての屋内撮影となりました。いつもながらの稚拙な完成度&写真ですが、ご笑覧頂ければ幸いです。
ローデン1/144 コンベアB-36Bピースメーカー 完成写真
それでは、最後の纏めです。
ローデン1/144 コンベアB-36Bピースメーカー
製作開始:2022年(令和4年)5月24日
完 成:2022年(令和4年)7月26日
キット購入日:2020年(令和2年)11月30日(キット到着日)
購入価格:7,600円(税込み・送料無料)
参考資料:世界の傑作機No.125 他
完成キット撮影カメラ:moto g8/PENTAX K-S2
ローデン1/144 コンベアB-36Bピースメーカー 製作記:完