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(開設2015年1月1日)

エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記 #4(最終回)

2022年08月21日 21時35分00秒 | エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記
今日の未明、某K国からミサイルが飛んで来たんじゃないかと思わせるような凄い雷鳴で目が覚めてしまいました。時刻は3時半頃、ちょうど新聞配達員が各家庭を回っている頃です。雨も凄まじく、こんな時に仕事されている人はホント大変だと思います。私も一応経験者ですので、その大変さは身を持って感じる事が出来ます。その雷雨も明け方には通り過ぎ、今日の日中は快晴の暑い1日となりました。

今月中には完成させたいと思っていたエマー1/35 イギリスMk A ホイペットが完成しました。父の初盆供養などの行事と重なり、模型作りが出来ない日もあり、予定していた完成までは少し遅くなりましたが、無事8月中に完成出来て良かったです。

デカール貼りが終わったので、本体のウォッシングを行ないました。ウォッシングは油彩のバーントアンバーとイエローオーカーを適当に混合し、ペトロールで希釈したもので行ないました。

ウォッシングが終わった状態です。所々、茶色部分を残す感じで拭き取りましたが、前方の白く塗った部分の下地が現れてしましました。写真は、ウォッシング後、水性の艶消しトップコートプレミアムを吹いた状態です。

ウォッシングが終わったので、残りのパーツの取り付けを行ないます。残っているのは、マフラー部分と履帯で、まずはマフラーからですが、片方のパーツに大きなヒケがあったので、ここはパテで修正しました。

修正が終わった状態です。塗装はMr.カラーで自作したいつもの塗料を塗っています。続いて履帯の取り付けに入ります。

マフラーを取り付け、ウォッシングで下地が現れてしまった部分も修正しました。あとは履帯の取り付けだけです。


左右の履帯の取り付けが完了した状態です。片方72枚で無事無限軌道となりました。マステや瞬間接着剤で固定しながらなんとか接続出来ましたが、途中でバラバラになったりして、何度かイーッ!ってなりながらも、「ワシャ高い金払ってんや!」と呪文を喚きながら耐え抜き、無事完了しました。キットの履帯が使えていたら、もっと楽だったかも? 別売履帯が偶然手に入ったのが良かったのか悪かったのか、微妙…😟

履帯接続部の重なり部分は塗料が掛かっていないので、筆塗りでタッチアップします。モデルカステンの履帯色を使い切ってしまっているので、タミヤラッカーLP-54 ダークアイアン(履帯色)を使用しました。写真はタッチアップ途中で写しました。

履帯のタッチアップが完了し、ウェザリングを施し完成です。(ついウェザリングに夢中になってしまい、履帯のウェザリング途中の写真を撮り忘れてしまいました。😅)今回、メインで使用したウェザリング用マテリアルは下の製品です。


クレオスから発売されたMr.ホビー水性ウェザリングペイント6色セットです。単品でも販売されていますが、セットで購入した方が若干お得です。このキットのウェザリングにはタミヤのウェザリング塗料などは一切使用していません。

チッピングはド定番のVICカラーのチッピングブラウンをスポンジで施しましたが、このチッピングが大の苦手で、その苦手さが写真からお分かりかと思われます。下手やぁ~😓 最後に、機銃をタミヤラッカーLP-19ガンメタルで塗り、同LP-20ライトガンメタルでドライブラシして完成です。最後に言い忘れましたが、ホイペットの前部は味方識別のある方です。←わかってるわい!って言われそうですが…。

以下は、完成直後に作業机上で写した画像となります。今年6個目の完成キットです。









実は、これらの写真を撮る直前、機銃を塗装した筆を洗おうとした瞬間、手元が狂ってシンナーの容器を倒してしまい、もう少しでキットに付着する所でした。(カッティングマットが白っぽくなっている所が、シンナーが流れてしまった部分です。)このシンナー、業務用の洗浄力の強いラッカーシンナーで、付着するとプラを溶かしてしまいます。キットの履帯接地面に少々付着してしまいましたが、履帯が金属と言う事もあり、大事に至らず良かったです。少し塗料が剥がれましたが、修正しました。見えない部分なのも助かりました。

ちゃんとした完成画像は、フォトチャンネルに纏めましたので、そちらをご覧下さい。なお、今回の完成写真撮影に際し、秘密兵器?を導入しました。
凄!ホビー用LED撮影スタジオL(Premium)です。前作のB-36Bもこれを使って撮影するつもりでいたのですが、モノが大き過ぎて入らないと言う事もあり、今回、初お披露目となりました。効果の程はフォトチャンネルでご確認を!

エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 完成画像


それでは最後の纏めです。

エマー1/35 イギリスMk A ホイペット
製作開始:2022年(令和4年)7月27日
完  成:2022年(令和4年)8月21日
キット購入日:1996年(平成8年)1月9日
購入価格:不明
参考資料:各PCサイト
履  帯:フリウルモデル製可動式金属履帯
完成キット撮影カメラ:SONY DSC-HX50V/moto g8


エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記:完



エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記 #3

2022年08月16日 18時55分00秒 | エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記
お盆休みも終わり、今日からお仕事と言う人も多いと思いますが、私の方は、父の初盆供養が終わり、やっと何も用事のない平穏な生活に戻りました。まだまだ残暑は厳しいですが、徐々に秋の足音が聞こえて来るかもしれないですね。そう言えば少し日の入りが速くなったように思います。

ホイペットの製作ですが、今月中の完成を目標に製作を進めていますが、お盆の行事で中々思うように製作時間を確保できない中、デカール貼りまで完了しましたので、今回はその経過報告となります。


味方識別(と思う)の赤白の塗装を行ないます。デカールも用意されていますが、凸凹の多い所にデカールを貼るのは難しいので、塗装する事にしました。まず、ソリッドカラーの艶消しホワイト(艶消しとなっていますが、乾燥すると半艶程度になります。)を吹き、赤を吹くためのマスキングを行ないました。

赤の塗料を迷いましたが、新たに塗料を買うのも嫌だったので、手持ちの中から、Mr.カラー358番紅色(日本海軍機用)を使用しました。現在は単品で発売されていますが、私が使用したのは「川西 N1K2-J 局地戦闘機 紫電改 用 特色カラーセット」として発売された製品で、現在は既に廃版となっています。マステを剥がした状態ですが、かなりのはみ出しやにじみがあります。これは想定内で、この後、修正しました。

何とか見られるところまで筆塗りで修正しました。何度も筆を動かしていると赤が溶け出し、白部分がピンクっぽくなってしまうので、程ほどで止めました。あとはウェザリングと言う奥の手で何とかなるでしょう。

赤白部分をマスキングして、本体の塗装を開始しました。こちらの緑色も少々迷いましたが、タミヤのダークグリーン(缶スプレーから取り出して保管していたもの)を下地のマホガニーサフを残す感じで吹きました。

履帯取り付け部分のサイドパネルをここでやっと接着しました。位置合わせが難しく、ちょっと手こずりましたが、最後は瞬間接着剤で固定しました。起動輪や誘導輪も取り付けて、これで履帯の取り付けが可能となりましたが、先に本体を仕上げて最後にセットします。

タミヤのダークグリーン地にグラデ塗装として、こちらの塗料を使用しました。まず、ガイア202番オリーブグリーンを吹き、更に同社027番ダークグリーンを吹きました。この027番ダークグリーンって、タミヤのフィールドグレーによく似た色調です。

グラデ塗装が終わった状態です。実際こんな色だったかどうかは分かりませんが、このままデカール貼りに進みます。

普段、AFVキットのデカール貼りはクリア吹きしないままデカールを貼る事が多いですが、今回はデカールの質に不安があるので、クリアを吹きました。


不要デカールで試し貼りをして見ましたが、問題なく使用出来る事が分かり、本番となりました。白が若干透け気味ですが、写真のような結果となりました。フィルムにやや厚味がありますが、無事に貼れたことで良しとしましょう。某メーカーのデカールのように、劣化で水に長時間浸してもデカールが台紙から動かないと言うよりはましです。デカール乾燥後、セミグロスクリアを吹きました。

デカール貼りが完了したので、次はウェザリングに入ります。ここまでご覧頂き、有難うございました。

ウェザリング開始の#4に続く。


エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記 #2

2022年08月04日 23時00分00秒 | エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記
北陸方面は大雨で、被害も発生しているようですが、被災された地方の皆様にお見舞い申し上げます。幸いこちらでは一滴の雨も降らない蒸し暑い日が続いていて、そろそろ一雨欲しい気分です。大雨は困りますが…。

さて、ホイペットの製作の続きです。

箱組の各パーツを合体させた後、履帯取り付け部にある補助輪?の位置合わせのための接着を行ないました。

赤丸で囲んでいるのが補助輪で、この上に履帯が乗る事になります。下部には補助輪どころか何もありません。実車は小さな転輪が16個並んでいますが、見事に省略されています。外側のカバーを接着してしまうと塗装が難しくなるので、まだ接着していません。

補助輪の取り付けが完了しました。履帯を取り付けると見えなくなるので、ゲート処理はしていません。本体の隙間部分に溶きパテを充填しました。機銃も取り付けました。一応、可動します。

パテは薄め液で拭き取りました。残りのパーツを取り付けて、本体の組み立てが完了しました。マフラー部分のパーツだけが残った状態です。

クレオスのマホガニーサフ(缶スプレー)を吹いた状態です。サフとは言え、湿度で少々かぶってしまったようで、一部白っぽくなってしまいましたが、本体の塗装には影響ないと思います。(?)

キットの履帯を使いたくない思いから、やむを得ず購入したフリウルモデルの別売履帯ですが、写真のような起動輪と誘導輪がパーツ化されて入っています。(キットのパーツでは、履帯が噛み合いません。) 湯口のバリが残っているので、カットしました。

カットした後、リューターで研磨したのですが、下手して一部分が欠けてしまいました。組み込むと見えなくなるので、支障はないですが、何事もやり過ぎはダメだって事ですね。😅

ピンボケで申し訳ありませんが、プライマー(ミッチャクロン)を塗ってから、マホガニーサフを吹きました。

履帯は片方75枚がセットされています。接続は嵌め込むだけですが、当然の事ながら嵌め込んだだけでは取れてしまいます。右の説明図にあるように、付属の真鍮線を2.5mmにカットして差し込めとなっていますが、そのためには差し込み部を開口しなければなりません。75枚の左右計150ヶ所、両サイド分計300ヶ所を開口する事になります。0.5mmのドリル刃をピンバイスに咥えてチマチマと300ヶ所なんてとても無理で、可動化するわけでもないし、ここは瞬着で固定してしまおうと思っています。真鍮線をカットするだけでも大変。(真鍮線1本を貫通させる形状にはなっていません。)

履帯の塗装までの経緯です。片方75枚を繋ぎ合わせ、ミッチャクロンを吹いたのが上段。その後、黒サフを吹き(中段)、最後に履帯色(モデルカステンの履帯色)を吹きました。(下段) タミヤラッカーのダークアイアンにするか迷いましたが、カステンの履帯色を使い切りたくて、こちらを使用しました。使い切る事が出来て良かったです。(ジャーマングレーに見えて、あまり気に入っていない塗料でした。今後使用する事はありません。) 本体に取り付けると、重なり部分の塗装出来ていない個所が現れると思いますが、そこは後でタッチアップします。ウェザリングもドライブラシで擦り過ぎると塗料が剥げてしまう可能性もありますね。やってみないと分かりませんが…。

本体の緑色をどうしようか迷っています。モンモデルの説明書にはファレホの71.015が指定されていますが、これをMr.カラーに置き換えると17番RLM71となります。個人的なイメージとしてはどうも違和感があって使用する気にはなれないのですが、かと言って、じゃあどうすんの?て事になるんですが、まだ決められずにいます。もう少し悩んでみますが、新規に塗料を買うのは避けたいと思っています。手持ちの塗料で何とかしたいですね。

それでは、次回、塗装編に続きます。ここまでご覧頂き有難うございました。

塗装開始の、その3に続く。


エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記 #1

2022年07月28日 18時35分00秒 | エマー1/35 イギリスMk A ホイペット 製作記
ウクライナ&ローデン応援企画として製作したB-36Bも何とか無事に完成しましたが、その余韻に浸る間もなく次のキットの製作を開始しました。飛行機の次はAFVキットになりますが、前作がタミヤ1/48でしたので、今回はタミヤ以外の1/35キットと言う条件で選択したのが、「エマー1/35イギリス戦車Mk A ホイペット」です。えっ!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんし、こんなん知らんでと言う方もいるかもしれませんが、第一次世界大戦に登場した戦車です。エマーと言うのは、イギリスの模型メーカーで、現存するかどうかは分かりません。

こちらが今回製作する事にしたエマー1/35イギリス戦車Mk Aホイペットの箱絵です。ホイペットのキットは、後発のモンモデルやタコムの秀作キットがあるのですが、当時はこのキットしか存在していなくて、後発キットを持っていない事もあり、この度登場して頂きました。😄 ホイペットとは猟犬の事で、実際の発音はウィペットが正しいようです。

キットの中身です。



パネル毎のパーツとなっていて、立体パズルの各ピースを嵌め込んで形にして行く構成となっています。ランナーを見て頂ければお分かりだと思いますが、ランナーは〇ではなく半円となっていて、パーティングラインがありません。

このキット最大の難点がこのどうにもならない履帯です。エマーのキットを作るのは今回が2度目になるのですが、どのキットの履帯もこれと同じものが入っています。前回は仕方なく使用しましたが、今回は別売履帯を奢る事にしました。(キットより高価とは…。😢)

デカールも黄ばみとシミが発生していて恐らく使えないと思います。劣化していなかったとしても、使用経験上、質は良くありません。ドイツ軍に奪われたマーキングも含め、全6種類のマーキングがセットされています。


インストはA4サイズのあっさりしたものが1枚となっています。塗装指示はFSナンバーで書かれていますが、FSナンバーってよく分からないんですよね。某サイトで、モンモデルのキットの説明書を見る事ができるので、そこから塗装図を見てみた所、緑はMr.カラー17番となっています。

上箱サイドにはドイツ軍仕様のカラー塗装図が掲載されていますが、迷彩パターンがよく分かりません。

箱裏には同社の製品リストが掲載されています。下段左のMk.Ⅳ MALEを作った事ありますし、隣のFEMALEのキットを積んでいます。この当時、購入日を手書きしていますね。

昔のキットによく見られる刻印です。1994年発売のキットですが、購入したのは'96年です。購入価格は忘れました。

各パネルのパーツを切り出して製作開始です。上でも書きましたが、パズルのピースを嵌め込んで行く感じで、徐々に立体になっていきます。合わせはまずまずですが、一つ狂うと全てに影響を及ぼす事になるので、慎重な作業が要求されます。

誘導輪や起動輪の両側の位置合わせなどの配慮はありませんので、左右両側が真っ直ぐになるよう写真のような状態で接着しました。が、結局これは使用しないことになりました。

再び登場のこのなんとも情けない履帯ですが、使う気にもなれず何かないかなと探していて、ふと気付いたのが下のタミヤのキットです。

タミヤが唯一発売した1/35の第一次世界大戦戦車であるMk.Ⅳ MALEです。モーターライズでの登場で驚きましたが、この後が続かなくて少々残念に思っています。それはともかく、このキットの履帯が使えるのではと思い、エマーのキットに合わせて見たのですが、履帯裏面にあるモールドがエマーのキットには合致せず、使用できない事が分かりました。残念!

そこで他に何か無いか探していて見付けたのがフリウルモデルの可動式金属製履帯です。

Amazonで購入しましたが、キットより高価になってしまいました。(多分?) 戦車キットをモーター可動化させるために改造されるモデラーさんには馴染のあるメーカーだと思いますが、私は今回が初めてです。少し繋いでみましたが、嵌め込んだだけでは外れてしまいます。そのために固定用の真鍮製の針金(ワイヤー)が付属していますが、私は可動化するつもりはないし、そのスキルもないので、瞬間接着剤で固定しようと思っています。一部、湯が回っていないのが存在するのはどうかなって思います。と言う事で、上にある起動輪などは不使用となりました。

B-36B製作記6の最後に紹介した画像がこちらの画像です。B-36Bの塗装が出来ない日に少し作りかけていました。

ローデン1/144 コンベアB-36Bピースメーカー 製作記 その6 デカール貼り - ワイのもじけたブログやで~

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現在はこんな状態となっています。一部パネルは未接着ですが、先に取り付けてしまうと、機銃の塗装や取り付けが難しくなるかもしれないと思ったからです。若干隙間が生じる部分もあるので、パテの出番もありそうです。

と言う事で、今回はここまでです。ちょっと長くなりましたが、最後までご覧頂き有難うございました。次回は履帯の組み立てになると思います。

履帯製作の#2に続く。