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(開設2015年1月1日)

AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 #4 完成

2021年07月19日 19時04分00秒 | AZモデル1/72研三製作記
関東地方に遅れをとりましたが、近畿地方も昨日梅雨明けとなり、今日は朝からドピーカンの夏空が広がりました。気温も上昇して暑い1日となっています。改めまして、暑中お見舞い申し上げます。

随分お待たせした感がありますが、研三がやっと完成しました。まずは完成までの様子をご覧下さい。

全体の塗装が終わり、デカール貼りからのスタートとなります。


デカールを貼り終えた状態です。シルバー機の方は日の丸6枚だけですが、オレンジ機の方は日の丸以外にポーランドの国旗のような赤白のデカールがあります。このデカール、なぜか赤白が2枚上下に繋がった状態で印刷されていて、真ん中のニス部分から半分にカットする必要があります。オレンジ機は実際はグレーだと言うのが本当の所のようですが、グレーで塗装するとこの赤白部分が黒白になり、キットのデカールが使えません。デカールのストックから黒と白のデカールを探すか、或いは塗装するしかなくなるので、面倒臭い事になりかねないと思い、キットの指定通りオレンジでの塗装としました。ただ、翼端にある赤白の帯は用意されていなくて、キットのデカール(同じデカールが2キット分入っています)の余剰分を使用しました。この後、ミスが発覚(^^;

デカール貼りが終わったので、クリア吹きする為のマスキングをシルバー機の方に施しました。オレンジ機はマスキングの必要はありません。ただ、この時点でまだミスに気付いていません。(早く気付け!)

今回参考にしたプラッツのキットの塗装図です。これを見て、上のデカール貼り後の写真と塗装図とで異なる部分があるのですが、お分かりでしょうか?(赤白が黒白と言うのではないですよ。)

間違っている部分を修正しました。キットのデカールの余分はないので、ストックから色合いの似ていそうなデカールを探して切り貼りしました。

使用したデカールはこちら。イ式重爆のデカールです。AZモデルのデカールと赤の色合いが若干異なるのですが、これ以外に良いのが見付からず、白と赤部分をカットして使用しました。ミスッてる部分のデカールを剥がそうかとも思ったのですが、クリア吹きしているので、うまく剥がせる自信がなく、元のデカールの上に重ね貼りしました。デカールの厚味がどうかなと思いましたが、再度クリア掛けして、それ程目立つ事もなくて良かったです。この辺、さすがカルトグラフ製って所でしょうか? クリアはクレオスの水性半艶クリアプレミアム(缶スプレー)を吹いています。

プロペラは、AZモデルの塗装図では茶色となっていますが、ここは実機の画像を見てもシルバーが正解のようなので、表をシルバー、裏面をフラットブラックで塗装しました。先端に赤の二重線が入っていますが、デカール貼りを1枚失敗したので、ストックから見付けて来たデカールで代用しています。(ハセガワ1/48五式戦の”フムナ”の枠線) デカール乾燥後、Mr.カラー155番スーパークリア(欠番品)を吹きました。

デカール貼りが終わり、次に脚回りの取り付けを行ないましたが、ホゾ穴が浅く、位置決めも難しくて苦労しました。(ハセガワ1/72の零戦を思い出しました。)最終的には瞬間接着剤で固定しています。主脚の引き込みアームを延ばしランナーで自作して取り付けました。

プロペラの抜け落ち防止の為のストッパーをプラ板を加工して取り付けました。プロペラは息をフッとするだけで回転しますが、スピナと機首の繋がりが非常に悪いのはいただけませんね。(後の写真を見て下さい。) シルバー機の防眩塗装のラインは、AZモデルの塗装図を参考に塗装しましたが、黒で書き込んだ状態が正しいようです。修正するのが面倒だったので、そのままにしています。

両方とも全ての組み立てが完了しました。シルバー機の機首とスピナの繋がりが悪いです。(ペラを回転するようにしたと言うのもありますが…。)

ウェザリングをするかしないかで迷いましたが、結局、墨入れすらしない状態で完成と言う事にしました。ウェザリングの類いは今回一切行なっていません。色々突っ込み所満載の完成となりましたが、今年の6・7キット目の完成となりました。それでは、完成写真の羅列となります。

まずはオレンジ機から…。




画像サイズを800×600ピクセルにリサイズしています。照明を変更したので、少し色合いも正確になったように思いますが、相変わらずの画質ですね。それはともかく、スピナの段差はこちらもちょっと目立ちます。キャノピーになにかゴミのようなものが付着していますが、そのままです。😅

続いてシルバー機です。




オレンジ機と全く統一感のないアングルの並びですが、こちらもやはりスピナが…。無理にペラ回転としたのが悪かったのかもしれないですが、やはりレシプロ機はペラを回したいですもんね。(モーター可動させるだけの気力やスキルを持ち合わせていないので、これくらいが関の山・・・。

最後にツーショット。2キット同時製作の証明用?







2010年登場のAZモデル初期のキットですが、1/72のインジェクションキットとしてはこのキット以外に存在しません。(レジンキットは何度も登場しているプラッツのキットや他のレジンキットがあります。)簡イキットと言う事を差し引いても、考証不足がやや目立つキットだと思います。尾輪の脚の長さが不足していて、尾翼が地面スレスレになるのも修正したい所です。省略された部分(ピトー管やマスバランス)も多く、今回ピトー管とマスバランスなどを追加しています。国内メーカーからは今後も恐らくインジェクションキットとして登場する事のない機種だと思いますので、ある意味貴重なキットと言えるかもしれませんが、お金に余裕のある方は、プラッツのキットの方をお薦めします。と言う事で、次は何を作ろうかな…?

それでは、恒例の最後の纏めです。

AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三
製作開始:2021年(令和3年)6月3日
完  成:2021年(令和3年)7月18日
キット購入日:不明
購入価格:不明
シートベルト:エデュアルド1/72日本陸軍機塗装済みエッチングシートベルト(適当)
参考資料:各PCサイト様、プラッツのキットの塗装図等
完成キット撮影カメラ:SONY DSC-HX50V


AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 :完


AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 #3 塗装編

2021年07月06日 20時00分00秒 | AZモデル1/72研三製作記
沖縄地方は梅雨が明けたと言う事ですが、本土の方では大雨による崖崩れや土石流で、多大な被害や犠牲者まで発生してしまいました。毎年のように発生する大雨被害は避けられないのかと思ってしまいます。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げると共に、犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りさせて頂きます。一日でも早い復旧を願っています。

幸い当地では大雨被害などは発生していませんし、雨らしい雨もここ数日は降っていませんが、日増しに蒸し暑くなっていて、模型の塗装にも気を遣う季節の到来です。早く梅雨が明けて欲しいですね。

さて、研三の進捗ですが、塗装が一応終わりました。湿度の高い日は避けるようにしたせいで、ちょっと時間が掛かりましたが、今回は塗装完了までの報告となります。

胴体冷却装置のインテークパーツと出口パーツを接着した所で前回は終わっていましたが、接着乾燥後、接着面の段差を修正しました。内部は青竹色で塗るよう指示があるので、一応それに従って塗装しました。

消えてしまったスジボリを彫り直した状態です。かなりの段差が生じたので、あきみず殿から頂いたヤスリでガシガシ削り倒しています。パーツの厚味も修正しました。(あきみず殿、どうもおおきに…

キャノピーを接着しました。フィット感はまずまずで、若干の段差はあるものの、隙間は殆ど発生しないので、先付けしました。接着剤はタミヤの多用途接着剤(クリヤー)を使いましたが、あとで取れてしまったので、流し込み接着剤で接着し直しました。段差は溶きパテで修正しました。

ちょっと自己満足の世界を味わいたくなり、ピトー管を自作して取り付けました。研三のピトー管って写真を見ると上下面に設置されているようなので、そのように取り付けています。サイズはその場仕上げで適当です。水平尾翼のエレベーター部分にはマスバランスがあるので、ジャンク山でハセガワ1/72零戦のマスバランスを見付けてそれを取り付けましたが、明らかにデカすぎですね。😓 キャノピーに青竹色を吹きました。

これでサフ吹き可能となったので、シルバー仕上げの方は黒サフ(クレオスのいつもの缶スプレー)を、オレンジ仕上げの方は、ガイアのエヴォサフの白をエアブラシで吹きました。

サフの乾燥後、不具合箇所を修正してから脚庫に青竹色を吹きましたが、ここはシルバーの可能性があります。実機画像では色別の判断は難しいですね。キット説明書ではスチールとなっていますが、これは恐らく陰で暗く写っているせいだと思います。

青竹色部分をマスキングしました。主脚格納庫はひっつきむし、尾輪部分はマステを使用しています。

シルバー塗装の下地としてガイアのEXブラックを吹きました。同時に、オレンジ塗装の方は同色でシャドウ吹きしました。黒サフ地にそのままシルバー塗装してやろうかなとも思ったのですが、サフは艶消しなので、それがちょっと気になり、艶ありの黒を吹く事にしました。これってどうなんですかね? プロペラはキットでは茶色となっていますが、ここはシルバーが正解なので、下地の黒を吹きました。

本体の塗装が出来る状態にはなったものの、連日雨が続き、塗装したくても塗装出来ない状況が続いた為、小物パーツの準備を行なう事にしたのですが、なぜか主脚カバーの一つが行方不明になっていて、探しても見付かる可能性は低いし徒労に終わるのは目に見えているので、自作する事にしました。片方のキットのパーツをコピーする事にして、0.5ミリプラ板で適当にでっち上げました。オレオ部分がちょっと難しかったですが、何とかそれらしくなったと思います。

天気の回復を待って、やっと全体塗装となりました。シルバーはちょっと迷いましたが、結局Mr.カラー8番の純生(ビン生)をそのまま使用しました。オレンジはソリッドカラーの黄橙色をベースに、Mr.カラー58番オレンジと3番レッドを適当に混合して自作したものを使いました。最初はいつも使ってる自作した日本機の敵味方識別色を使おうかとも思ったのですが、黄色味が強いと思い、新たに自作しました。シャドウ部分はあまり残さないように塗装しました。ここはオレンジじゃなくグレーやろ!と言う突っ込みはなしですよ。(^^;) オレンジにした理由は、グレーだとデカールが使えないんですよ。

細部の塗り分けを行なうため、マステの大量消費となりました。羽布部分は、8番シルバーに73番エアクラフトグレーを加えたもので塗装します。排気管周りのパネルは、焼けた感じにするので、自作した焼鉄色を塗ります。防眩塗装はMr.カラー33番のフラットブラックとなります。この防眩塗装ですが、デカール貼り後、半艶クリアを吹くので、先に塗ってマスキングしてからシルバーを吹こうか悩みましたが、クリアコートする時は改めてこの部分をマスキングする事になります。シルバー面にマスキングをするので、マステの粘着力を落として使用しています。

オレンジ機も排気管周りを焼鉄色で塗装するので、マスキングしました。こちらはシルバー機に比べると楽に作業出来ました。

そして、ドキドキタイムとなりました。

一部のマスキングを残して、マステを剥がしました。この時間が一番緊張する時ですね。バンザイとなるかガッカリするかの分かれ道です。で、今回の結果はバンザイ🙌となりました。一部塗れていない部分があったので、その部分だけ追加で塗装するだけで済みました。シルバー機の防眩塗装のラインがこれで良いのかは分かりませんが、プラッツのキットの塗装図を参考にしています。横から見ると、機軸に対して平行になっているので、それに従いました。ただ、プラッツのキットではこの部分、デカールが用意されています。

今回、日の丸はキットのデカールを使用する事にしています。翼端灯があるのかすら画像でははっきりしないので、スピード挑戦機に翼端灯は必要ないのではとの自分の都合の良い判断でスルーしました。(適当やぁ~。)

今日、デカールを貼ろうと思っていた所に思わぬ来客があって時間がなくなりました。次はデカール貼りからの報告になります。

完成報告出来れば良いなと思っている、その4に続く。


AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 #2

2021年06月20日 20時00分00秒 | AZモデル1/72研三製作記
前回から少々期間が開いてしまいましたが、自分の歯医者通いに加え、両親の病院への付き添い、更にはコロナワクチンの接種の予約及び本番などもあって、少々忙しい時間を過ごしていました。歯医者の方はまだ当分かかりそうですが、コロナワクチンの1回目の接種は無事完了しました。2回目は7月9日です。

研三の製作は時間の合間に少しずつ進めていますが、もう少しで塗装工程に入れそうです。今回はそこまでの進捗報告となります。

コクピットは説明書の指示通りMr.カラー青竹色を塗りましたが、正しいかどうかは分かりません。川崎系のコクピット色の可能性が高いかも? シートには適当にストックからチョイスしたシートベルト(エデュアルド製)を取り付けました。これも正解かどうかは分かりません。操縦桿は真鍮パイプで自作したものを適当に取り付けました。って、全てが適当やぁ!😅

操縦席を取り付けました。計器パネル共々接着強度に不安があるので、瞬間接着剤で固定しています。ひと昔前のキットの雰囲気です。

胴体左右を合体して、主翼を取り付けました。胴体左右の合体はコクピットパーツの干渉もなくスムーズに接着出来ました。合いもまずまずって感じです。一方、胴体と主翼のフィット感はあまり良いとは言えず、隙間&段差が生じます。水平尾翼はイモ付けなので、補強する事にして真鍮線を埋め込みました。(このような場合の位置合わせって皆さんどうされてますか?)

士の字状態で接着剤乾燥後、パテ盛りしました。久々にポリパテを使用しましたが、主翼と胴体の接合部分にやや大き目の隙間と段差があったからで、ラッカーパテのヒケを懸念したからです。

パテのサンディングが終わり、消えてしまったスジボリを再生した状態です。神ヤスの120番→240番→400番→600番→800番と進めて、最後に1000番(スコッチ)で仕上げましたが、サフ吹きでアラが見付かるかもしれませんね。

キットのままではプロペラを回転させることが出来ないので、やはりここは回転してこそのプロペラやぁ!と言う事で、一手間かける事にしました。

キットのままではプロペラ軸を穴に差し込むだけになっていますが、その軸自体の長さが短く、接着しろと言う意図がありあり。接着せずに差し込んだだけでは、直ぐに抜け落ちてしまいます。そこでどうしたものかと無い知恵を絞り、軸で回転させるのではなく、プロペラを回転させる方法を選択する事にしました。(ペラの軸を延長して差し込むだけにしようかとも思たのですが、それだと知らない内に抜け落ちてしまいかねないので、抜け落ちないようにしたいとの思いもあって、今回の一手間工作を行なう事にしました。)

プロペラ基部に軸を通す為の穴を開ける必要がありますが、1㎜が限度なので、機首に1㎜の真鍮パイプを取り付ける為、写真のようにランナーに1㎜の穴を開け、キットの穴のサイズに合うように削ったものを差し込み、面一になるようヤスリ掛けしました。機首の先端(断面)が左右対称になっていないのがあとで困った事に…。

1㎜の真鍮パイプを瞬間接着剤で固定しました。スピナに干渉しない長さで調整しています。

プロペラ基部(センター)を開口したプロペラを差し込んだ状態です。このままでは抜け落ちるので、最後に自作のストッパーで抜け落ち対策を施します。

スピナを仮に取り付けて見ました。軸部分との干渉もなく、ペラも軽く回転してバンザイ🙌と思ったのですが…。😓

正面から見て、このペラ位置では機首部分との繋がりはまずまず許容範囲なんですが…。(ペラ位置が分かるようにマステでマーキングしています。)120度右に回すと…。

ご覧のような状態になってしまいます。軸のセンター位置がずれていると言う事も一因でしょうが、元々のキットの胴体左右が対称になっていないと言う事がセンター位置を狂わしているようです。

更に右に120度回した状態ですが、こちらもかなりのズレが生じます。軸の角度をちょっとずつ調整しましたが、一方が合ったら一方がずれると言う状態で、結局、何とかスムーズに繋がる位置(3段上の画像)で駐機させる事にしました。プロペラはスムーズに回転するので、初期の目的は何とか達成出来たと思います。この方法、大きなスピナがあるからこその方法ですね。スピナがないとこの方法はちょっと難しいと言うか、出来ないと思います。

まだ仮組み状態ですが、何とか見られる状態となりました。完成時にはこの状態で駐機ですね。

胴体後部の冷却装置に各パーツを接着しました。少々段差が生じるので、ヤスリ掛けで修正となります。キャノピーのマスキングは画像では1個ですが、2キットとも完了しています。

残された65歳の内に完成させるのはちょっと難しそうですが、66歳誕生日記念キットになりそうな感じで、完成目指したいと思います。

塗装開始の#3へ続く。


AZモデル1/72 川崎Ki-78 研三 製作記 #1

2021年06月06日 20時21分30秒 | AZモデル1/72研三製作記
6月に入りあまりスッキリしない天気が続いていますが、関東方面はまだ梅雨入りしていないんですよね? こちらは観測史上最速の梅雨入りでしたが、今年の梅雨は何だか変則的な梅雨のようです。

抜歯の方も無事終わり、気分一新で新たなキットの製作に入りました。(歯医者通いはまだ当分続きます。)

今年は”作った事のないメーカーのキットを優先して製作する”と言う年頭の目標に則り、ペガサスホビー、アミュージングホビー、ブレンガンと来て、前作だけマイローテーションでタミヤとなってしまいましたが、今作から再び初体験となるメーカーのキットに復帰です。AFVキットの次は飛行機キットと決めているので、そこから選択したのが「AZモデル1/72 川崎 Ki-78 研三」です。(飛行機キットの製作ローテは、1/72の次は1/48クラス、日本機⇒ドイツ機⇒それ以外の順番となっています。)

いつ購入したのか覚えていない古いAZモデルのキットです。何度か再販されているし、if仕様のキットもありましたが、現在は入手困難になっているようです。 パッケージに2in1と表記されているように、2キット分のパーツが入っています。

「研三」について、私があれこれ言う必要はないと思いますが、簡単に紹介すると、東京帝国大学航空研究所(航研)が基本設計し、川崎航空機が製造した日本陸軍の高速研究機で、最高速度700km/hに挑んだ飛行機です。テスト飛行で699.9km/hを達成しています。(⇩にテスト飛行時の映像が残っています。)



同じパーツとデカールが2キット分入っています。キャノピーはインジェクションパーツで、透明度も良好です。

マーキングは2種類。動画にあるのが左側のものですね。右のオレンジ色ですが、これが本当かどうかは疑問が残ります。近年発売されたプラッツのレジン製キット(未入手)では、オレンジではなくグレーとなっています。⇩の動画に登場する白黒画像からではグレーと言われてもそうかも?と思わなくもないのですが、今作はキットの指定通り、シルバーとオレンジの2種類で仕上げます。




主翼は一枚物のムクとなっています。簡イキットですので、合わせに問題がないか確認してみましたが、主翼と胴体との接合部は少々隙間が生じるので、パテの使用は避けられそうにありません。

飛行機キットのセオリー通り、コクピットから製作開始です。コクピットは床とシートだけしか用意されていなくて、操縦桿は自作しろと書かれているので、真鍮パイプでそれらしく自作してセットしました。クリップで挟んでいるのがコクピットパーツです。コクピット内は青竹色指定ですが、正しいのかどうかの判断は分かりません。シートベルトの形状も不明ですが、シートにはシートベルトを取り付けようと思いストックから適当に見繕う事にしています。川崎系のシートベルトで良いんですかね?

こちらが説明書。簡イキット然とした内容の説明書ですが、ちゃんと塗装指示が表記されているのは嬉しいですね。それが合っているかどうかは別ですが…😅

研三のインジェクションキットとしてはこのキットが初キットで、その後、少々期間を経てプラッツから1/72のフルレジンキットが登場しましたが、レジンキットと言うこともあってかあまり一般には受け入れられなかったように思います。過去には同じようなレジン製キット(ガレージキット)もあり、私もどこかに積んでいる可能性もあるのですが、所在は不明です。1/48キットもあったようななかったような…? この辺、もなたろう氏がお詳しいかと…。 蛇足ではありますが、ネットで「研三」で検索するとRSモデルのキットが存在しているかのような画像がヒットする事がありますが、恐らくAZモデルと混同されているものと思います。RSモデルからは研三のキットは出ていません。(出てたら買ってたでしょうしね。)

それでは今日はこれで…。

十字から士の字を目指して、その2に続きます。