”接着剤転倒”で製作を断念したキットが手に入ったので、M10が完成したら作ろうと思っていたんですが、ここで1/48飛行機(ドイツ軍の双発機)を作ると年内の完成は難しいと思い、今まで通りの自分ルールに則って、1/72の飛行機(日本機)キットを作ることにしました。
年内10キット完成を目指そうと思い選択したのは「フジミ1/72 隼Ⅰ型」です。拙ブログ初のフジミのキットになります。製作を始めた途端、再販のニュースが聞こえて来て、偶然とは言え何だか不思議な縁?を感じなくもありません。狙った訳ではありません。増槽のオレンジ色が当時を物語っていますね。
中身はこれだけです。昔、ちょっと弄っていたようで、胴体内を塗装しています。いつ塗装したのか、全く記憶ありません😅 デカールが若干黄ばんでいます。(計器盤のデカールのみ使用します。)
インストの表裏です。マーキングは、加藤建夫少佐搭乗機の1種類ですが、塗装図には誤りも散見できます。どこだかお分かりですよね。
上箱サイドに描かれているカラー塗装図ですが、こちらの塗装図の方が正解に近いです。但し、スピナーやプロペラ裏面の塗色が気になりますね。スピナーの色は実際何色?って思うほど、資料によってまちまちですね。ハセガワやニチモは白、このフジミのキットではシルバー、他の資料では緑となっているのもあります。この辺、私もちょっと混乱気味です。(時期によって異なるのかな?)
1/72の隼Ⅰ型のキットは、このフジミのキットが最初だったと言うことのようですが、レベルの100円キットってⅠ型じゃなかったっけ? だとしたら、レベルの方が先ってことになりますが…。 LSは1/75ですね。
インストには
1994.12と印刷されています。ちょうど30年前のキットと言うことになりますが、30年前に再販されたキットですかね? でないと、上の「最初」云々が胡散臭くなっちゃいます。
箱の中には写真のようなもの(こう言うのなんて言うんでしたっけ?)が入っていて、終戦50周年記念として、同社の大戦機キット一覧が表記されています。この中のいくつかは製作した経験のあるキットや、現在も積んだままになっているキットが存在します。
隼Ⅰ型の製作記は拙ブログではハセガワ1/48に次いで2度目ですが、1/72では初となります。(ニチモの1/48はブログ開設以前に製作していて、現在も残っています。)
それでは、製作開始です。
コクピットの製作から開始ですが、たったこれだけです。シートベルト(エデュアルドのエッチングパーツ)だけ追加しました。背もたれ部分の支柱を折ってしまったので、0.6mmの真鍮パイプに置き換えて補強しています。計器類はデカールですが、このデカール、計器の白部分だけしか印刷されていないので、パーツの方を黒く塗装してから貼り付けました。かなりデカくてスケール感は皆無ですが、殆ど見えなくなるので、このまま使用します。
エンジンの画像を取り忘れてしまいましたが、タミヤLP-19ガンメタルで塗装して、シルバーでドライブラシしました。その後、コクピット部分と一緒にはめ込み、胴体左右を張り合わせましたが、エンジンの取り付け方向が図示されていないので、シリンダーの位置を確かめながらの接着となりました。環状ラジエターも接着しましたが、センター位置が少々ずれてしまいました。 主翼は増槽を取り付けないので、そのまま上下を張り合わせています。
胴体と主翼を合体して接着乾燥中の図です。フィット感は悪くありませんが、フィレット後部にごく僅か隙間が生じたので、あとでパテ埋めしました。水平尾翼は仮付けです。
接着剤が乾燥したので、固定用のマステを除去しました。Ⅰ型には着陸灯はありませんので、ここはカバーを取り付けてから埋めてしまいます。
透明パーツです。照準器を取り付けるには第1風防の前面パネルを開口する必要があります。ここはちょっと気を使う部分ですね。
着陸灯カバーを接着後、イージーサンディングを塗布しました。各部の接着面処理と一緒にサンディングします。
上でも書きましたが、デカールはやや黄ばんでいて、そのまま使用するのはちょっと気が引けるので、別売デカールを用意しました。
Amazonで購入したモデルカステンの日本陸軍一式戦闘機“隼”一型 デカール Ver.1.5です。(私が買った後、現在は品切れ中です。) このデカールに入っている塗装図では、加藤建夫搭乗機のスピナーは濃緑色(機体と同色)になっています。ん~、益々わからん! 実機画像を探しましたが、良い画像がなくて判別できず! ただ、濃緑色でないのは間違いなさそうです。デカールと一緒に、キャノピーマスキングも購入しました。
と言うことで、スピナーの色に悩みながら、第1回はここまでとなります。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。🙇
次回は、サンディングが中心になりそうです。
次回に続く。