星野富弘さんの詩集に 『 あさがお 』 というのがある。
一本の茎が 一本の棒を登って行く 棒の先には夏の空 私もあんなふうに登って行きたい
こんな表現が 出来たら・・ と思う。 簡潔で かつ私の言いたい世界を 現してくれる。
詩の世界は 素晴らしい ! 前から 金子みすゞさんの詩を 幾つか 紹介しました。
やさしい言葉で 驚くようなものの見方を 私の前に見せてくれる・・。 言葉の力 すごい!
と思います。
もうひとつ 星野さんの詩に 『 何のために 』 というのを 見つけました。
『 何のために 生きているのだろう 何を喜びとしたら よいのだろう
これから どうなるのだろう その時 私の横に あなたが一枝の花を置いてくれた
力をぬいて 重みのままに咲いている 美しい花だった 』
人は一体 何処から来て どこへ行くのだろうか? 人生の意味って何だろうか?
生きる意味を問う 人間実存の中心命題 ?? こう書くと難しくなり (哲学的になり)
堂々巡りが始まり 解決がつかない世界に 落ちていきます。 ご存じのように富弘さんは
重い怪我を負い ベッドで口を使い 絵や文字を書いて 自分を表現されています。
高齢者となった私は 又別の意味で 歩んで来た人生をふりかえり 残された人生の仕上げを
思い 何のために・・ という思いを持ちます。 そんな時 こんな風に 花の美しさ 優しさ
自然に生かされている姿が 見えたら 心が 青空のように すみきっていくのに・・
と思ったりします。
今日は 昨日の続きで 赤い花を中心に お届けします。 何でもない風景も少し
合わせて載せることに しました。
連日の雨で 山際には モヤが立ちます。
朝 まだ明けてこない前 鳩も 眠りから覚めてきました。
秋の到来を思わせる すすき。
羽黒とんぼ は一定間隔で 羽根を広げたり 閉じたりします。
丸ばる紅草 1センチほどの小さい花
何故か 猩猩草(しょうじょうそう) と言います。
野鶏頭(のげいとう)も 今元気。
季節外れですが 久しぶりに見た薔薇
赤い ハイビスカス
秋海棠(しゅうかいどう) 今が盛り とTVでも 美しい群落を見せていました。
小海老草 花は小さな白ですが 葉っぱが エビのように 見えます。
毎年咲いてくれる ブーゲンビリア 記念の花です。