いつも遠くから 見ている高知城、 深い緑に誘われて 散策しました。
夏休み 観光で賑わっていたお城も 静けさを取り戻した感じで 裏山から
登っていく散策コースには 人の影もなく 木陰に座って ハーモニカ独奏にも
もってこいの雰囲気。 ツクツクボウシが 伴奏をしてくれる優しさ・・孤独な
中に 自己陶酔の世界があって 本人は至極満足の体ですが 突然 人の足音が
して ドキッとすることもあり 吹き続けるか否か 判断に迷うこともありました。
高知城は 1601年 山内一豊が土佐に入国 新城着工が始まりました。
翌々年には 本丸が竣工 一豊が入城を果たし 1611年には 三の丸が完成
ほぼ全容が整った と言います。
1700年代に 一度ほとんどが焼失 1749年に 現在見る天守閣なども完成、復興
しましたが 明治に入って 『 廃城令 』に遭い 天守閣、追手門を除き 壊された
とのこと 400年の間に 色々な運命があったようです。 戦前は 『国宝』でしたが
戦後 重要文化財 に格下げ !? になっています。( 姫路城は未だ 国宝です?)
石垣 よく見ると 大小ばらばらの石が そのまま使われています。
追手門(玄関)から登る石段は さすが切石で かつ巾広く 見栄えがします。
裏山から 登ると こんな大きな木が 行く手を 妨げます。
こういうのも 宿り木というのでしょうか? 巨木に苔がしがみついています。
雨が多いせいでしょう 石垣にも雑草が生えています。
城の裏側は 梅林です。 1月の梅の開花も 以前お伝えしたことが あります。
城内へ 入っていく石段 この上に 櫓(やぐら)が あります。
せんだんや 楠などの巨木があり 暑い日射しを さえぎってくれます。
これが 山内一豊公の 騎馬像。 追手門の横 今は図書館の敷地に あります。