未だ お彼岸、秋分 の内です。 昼と夜の長さが同じ 夏の猛暑が 秋の爽やかさに変わる節目
に当たるのが 秋分です。 太陽が真西に沈むことから 西方浄土を想い ご先祖を供養する習慣で
お墓参りをする人が多いです。 霊園が多い高尾 この日は駅頭が混んでいたのを 思い出します。
季節の変わり目になったのは 有り難いことです。 私も急に昼も 夜も衣替え。 朝の鏡川の土手に
吹く風は 冷たいです。 これを喜んでいるのが 秋桜(コスモス) あちこちで咲き出しています。
銀杏の木も黄葉し ギンナンの実が落ちていました。 薄(ススキ)の開花もお知らせしましたが
実はススキには 花びらが無く 雄しべと雌しべだけが開きます。細い糸が太く垂れる感じになれば
開花と呼ぶそうです。
それも2割だけ膨らんだら 開花宣言を 気象庁がするそうで 『 暇ダナー 』と思うのは
失礼でしょうか?
彼岸とは 仏教用語で 悟りの世界 煩悩や迷いに満ちたこの世(此岸)から 苦しみのない
極楽浄土へ迎えられると 教えています。 それでも人間は あまりあの世へ行きたがらず 少し
でも この世で長生きしたい・・ と思うのは 何故か ? その覚悟が仲々出来ないのは 何故か ?
と思います。 素晴らしい彼岸から戻って あの世を語ってくれる人がいないせいかなー とも
思います。 死が終わりという意識を 強く持っているからでしょうね。
秋桜が 静かに揺れている風景は 心安らぐものが あります。 大空の雲の形も 変わってきました。
青い空に吸いこまれる感じがします。 銀杏の木々も 天に向かって伸びています。 この自然の
先に 天国があるように 思います。
赤とんぼがスイー スイーと飛んで行きます。 虫の音の合唱も心地いい 紅葉も始まるいい季節
になりましたが 関東地方は 雨のようで お気の毒に 感じます。
今が盛りの彼岸花(曼珠沙華)から 今週もスタ-トです。
たまたま 紅白が重なった のだと 思います。
そろそろカンナや おしろい花に 変わって 鏡川の土手を 覆う時が 来るでしょう。
イタドリ あまり目立ちませんが・・。
赤い萩は もうそろそろ花期を終わりそうです。
ランタナ この花期は長い。 私が来た時から カンナと共に 咲き続けています。
昼咲月見草 久しぶりですが 仲秋の名月に向け 再び咲き出したのかも・・。