( ヒマラヤ雪の下。 今年初めての感じです。 色々な花の競演が始まりました。)
3月11日 またツライ記念日が来ました。今も避難されている方々の為に良い日々がきますように !
東電の原発事故処理・賠償費用は 21・5兆円に膨らむと発表され その内8兆円を託送料金に
乗せて 電力消費者に負担させる。税金を含め最後の責任は国民に取らせる・・。これで安い原発と
言えるだろうか 日本経済にとってもマイナスになっている。何故ここまでして原発を推進したのか?
プルトニュ-ム利用を期待したという意見もある・・。既に広島型原爆の7000個分のプルとニュームが
保存されているという。
原発から出る高レベル放射性廃棄物は 10万年にわたり 人体に有害な放射能を出し続ける訳で
核燃料のゴミの最終処分場まで決めた上で原発を導入すべきだった。或いは福島原発で起きた
「事故」なども想定した上で 決めるべきだったのに 「安全神話」で国民をだまして 受け入れの
地方自治体には たっぷり補償金を出し 次々と原発を建設、 「トイレなきマンション」と揶揄
されながら稼働を続けてきた。1960年に原発を稼働して 40年たって核のゴミの処分方針を決める
というずさんさである。政府が好ましい核ゴミ処理場とした17市町も 住民の理解が得られないと
して受け容れに難色を示している。
小泉前首相等らがつくる原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟が 「 原発ゼロ・自然エネルギー
基本法案」を発表した。全原発の即時停止 2050年迄に再生可能エネルギーの発電割合を100%に
拡大という思い切ったものだ。同時に 原発輸出中止 使用済み核燃料の中間貯蔵と最終処分の
計画を策定するとある。ひとたび事故が起これば 多くの人々の命を また生活を台無しにする
原発をゼロにしていくを真剣に考えるべきだ。今国民の64%は 将来「原発ゼロ」を望んでいる。
原発事故へ不安を持つ人は83%に上っている・・。一方で旧原発の再稼働が進んでいる。電力会社の
経営上の理由だと言われる。新しい「安全基準」は安全とは 以前も言われたこと 同じ過ちを繰り返す
のか? 世界の趨勢に反する動きで かつての公害対策推進国だった日本が今や アメリカと共に核燃料
化石燃料にしがみつく環境後進国になりつつある。このことは経済的にも遅れをとることになる。世界の
金融資本が 脱原発 持続的自然エネルギーに向かっているからだ。
3・11東人間大震災による避難者は今なお7万3千人。内、原発事故による避難者は5万人を超える。
避難の長期化で故郷を離れる人々が多くなった。今日現在 双葉・大熊町は無論100%帰還できず、
浪江町では帰還した人々はわずか3%の490人。TVでやっていた富岡町も3%しか戻っていない。
これでは街が成り立たないのは当然だ。復興の目玉として再生拠点区域が設けられているが その完成は
4~5年先である。帰還困難区域はまだまだ残る。
飯館村も10%しか戻れていない。それでなくても高齢化 過疎化の地方で大きな追い打ちとなった。
インフラの相当部分は復興した。災害復興住宅もほぼ必要量は建設された。でも宮城では災害公営住宅
での「孤独死」が異常に増えている。自分の家を離れ 故郷だった土地を離れ 家族・友人とも分かれ
孤独な生活の中で独り死んでいく・・。たまらないものがあります。地震・津波は自然の力ですが
原発事故は人災です。いくら賠償・補償があっても 心まで補えるものではない。 その東電の賠償も
今年3月末には打ち切られるという。
冬の浪江町は 街が閑散として「 人が戻らない・・」 と新聞記事にあった。本当に気の毒なことだ。
浪江町は昨年3月一部避難指示が解除された。浪江駅も4月再開した。しかし浪江ー富岡間は不通。
2020年3月全線開通予定だという。よくTVに出ておられた浪江町の町長さんの顔が浮かぶ・・。駅前
商店街は閑散とし 帰還の動きはにぶい。医療機関も食料品店も満足にはない・・。この街はどうなる
のか・・、 誰しも不安に思っている。帰りたい気持ちはあっても未だ復興途上 一方で震災の風化が
進んでいく。 3・11を前にして 日本の選択が求められている。
コブシも咲き出した。
自然に咲く クリスマスローズ。
今年初めてのスズラン水仙
この花も 早くも咲き出した 芝桜。
ユキヤナギも あっという間に 満開に !
スミレに似た花 今年も咲き出しました。 垣通(かきどおし)と分かりました。
菜の花は 鏡川の土手に広がって咲きます。
沖縄でも見た 寒緋桜(かんひさくら)
ここの木瓜(ぼけ)は元気!
紅い椿は魅力的です。
土佐水木。 黄緑もまとまると 青い空に映えます。
拡大すると 房が重なっています。
これは 染井吉野 ? イエ? 染井吉野の開花は3月20日と報道されています。